政治がどうもおかしくなっている。
しかし、どういうところがおかしいのか、そもそも私たち、国のルールをちゃんとわかっていないんじゃないか、子どもたちにも早いうちに学ぶ機会を持たせなくてはいけないのではないか、そんな危機感が、親たちのを中心に広がっています。
国のルール、それは憲法です。
そんなの知ってるよ、という方は多いと思います。
9条が日本国憲法の特長の一つであることも知っていると思います。
でも、この憲法というもの、これは何のためにあるのか。
憲法は法律の中の法律、特別な法律。
国民が守るためにあるのではなく、権力を持つ人に守らせるもの。
私たちは代議員を選んで、その人たちに政治を任せていますね。
彼らは憲法のルールに則って、議論を尽くし、憲法前文に書かれているように、私たち国民が「福利を享受」できるようにしなければなりません。
また、前文に書かれている恒久平和への決意は、何度読んでも感動します。
先日、子どもたちも一緒に学ぶ、親子で「憲法カフェ」という勉強会に参加しました。
小学校3年から中学生も。
憲法について関心の高いお子さんたちが多いに決まっているとはいえ、子どもから出てきた意見に、なるほど・・というのもたくさん。
明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)の 猿田佐世さんが、いろんな事例を挙げながら、憲法をとてもわかりやすく説明してくださいました。
日頃、困っていることを中心に、こんな権利や自由があったらという事を挙げてみようという話し合いでは、
・先生を選べるとか評価できる権利がほしい
・国の借金を減らすようにさせたい
・学校のエアコンのオンオフを自分たちでしたい
というのもありましたし、
・憲法を勝手に変えてはいけない
・自分たちは憲法を勉強する権利がある
(学校でちゃんと教えられていない気がする)
そして、
・戦争をしたら、大勢の人や友達が死ぬ。戦争はしたくない
と。
立憲主義と、
国民主権、平和主義、基本的人権の尊重、この3つの原則。
民主主義の土台、根幹です。
そういえば、私は昔、大検生の通う予備校で「現代社会」というのを教えていたことを思い出しました。
憲法のところも当然あったけれど、あまり熱意をこめて教えてはいませんでした。
反省と共に、これから憲法学習を一つの軸に、子どもも大人も同じテーブルで語り合えるような、民主主義を体感する場づくりのお手伝いができるといいなーと思いました。
私自身がもっと勉強しなくては、というのが最も強い動機ですけれども。
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