おとなりカフェ

「結びつき」をつくる組織


「ダボス会議」として知られる世界経済フォーラムの会長であるクラウス・シュワブ氏が、昨夜のクローズアップ現代で語られた言葉。

概要は、
グローバルな発展にはグローバルな協力が不可欠ということ。
国境を越えた、重層で多様なネットワークがそれを解決するカギである。
私たちはどの人も、次の世代に責任がある。長期的な視点で築き上げたものをどう引き継いでいくかのために、新しい理念が必要。
その一つにGlobal Cooperate Citizenship(グローバル社会のよき企業市民)という新たな哲学、概念が、「企業の社会的責任」を一歩前に進める。株主重視・目先の利益追求から、良い社会を作るためにどう貢献するか。
長期的な視点で見ないと、目の前の課題を解決したと思っても、その後にもっと大きな問題を発生させる可能性をもつ。
例えば、気候変動がもたらす危機は、今回の金融危機よりはるかに大きなものになるかもしれない。

市民には権利もあるが、一定の義務も生じる。グローバルな問題に関心をもち責任をもつということ。
グローバリゼーションはイデオロギーではない。事実である。私たちは相互に依存している関係であることを認め、世界で起きていることに責任を持つ。自分たちはつながっている。ゆえに世界の改善に取り組むグローバルなコミュニティの一員であることを自覚しなければならない。


さまざまに批判される側面(参加・開催には莫大なお金が必要、出席者が欧・米・中東に偏っている、etc.)もあるようですが、現在では毎年数千人、経済界のリーダーを中心に政府首脳や市民団体、さまざまな人たちが一堂に会し、一つの大枠のテーマについて考え語る場を提供していることには、2008年以降、ますます大きな意味があります。
その主体が開催開始の1971年当時から一貫して自主的に運営され、今日に至っていること自体も、今後の新たな価値観の形成に貢献するものと思います。

世界を一つにしたインターネット。人類が一つにつながることはおそらく夢の一つだったはず。

新たな様相には必ず想像していない新たな問題もついてきます。でも、「結びつき」で解決できることが意外に多いことに、望みをつなぎたいと思います。
身の回りの「結びつき」をつくりましょう。


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