「21世紀は平和の世紀にしたい」との思いで始まった2001年に始まった「南北コリアと日本のともだち展」。
子どもの城ギャラリーで今日まで展示されていました。
ここでの展示の後は、「ともだち展」を開催したいという希望があれば、どこでも開催できます(送料のみ負担)
このサイト中盤に貸し出しのきまりがあります。
第10回になる今回のテーマは、
○共同作品は
行こうよ!カジャカジャおまつりひろば(カジャカジャは行こう、行こうの意味)
○個人の作品は
10年後のわたし、未来の世界
共同作品は、
ピョンヤン、ソウル、トウキョーの3つのルートからいろんなゾーンを通って最後はおまつりひろばに到着します。
ピョンヤンの子どもたちが描いた海のゾーン↓
おまつりひろばはにぎやか↓
場所や時間が違っても、子どもたちの取り組みや目の輝き、楽しみ方は一緒だなーと写真や映像を見ながら思いました。
ファシリテーターは絵本作家の浜田桂子さん
ピョンヤンには在日の子どもや日本の子ども何人かが毎年行きます。
ただ、2006年以降は、ピョンヤンで絵の展覧会はできなくなっています。
個人の作品は、自分の10年後の姿として素敵な希望が描かれ、他にも3カ国が手をつなぎ合い、いつかここで交流した者同士が会えますようにという願いを描く子も少なくありませんでした。(ピョンヤンにはそのようなことを描く子はいませんでした・・)
マ ジュオンくん
(小学2年生とは思えないうまさ!:下)
「うちにはお父さん、お母さんがいます。ぼくはおもちがすきです。それから、遊びではなわとびがすきです。いちばんすきな動物はうまです。すきな科目は算数です。この絵は宇宙船にのって月の国にいった絵です。ぼくはおおきくなったら、宇宙船にのって空をとんでみたいです」
一部、中国延辺朝鮮族自治州の子どもたちの絵もありました。
すべて韓国語・日本語に訳されています。
毎年、この絵の交流を受け入れているルンラ小学校の校長先生は、
「この作品は、私たちの願いである統一と平和を表現するのにぴったりです。子どもたちの瞳を、二度と戦争の悲しみで曇らせてはいけない」と話されていたそうです。
(会場配布のパンフから)
ただ、会場で映されていた映像の中で、現在展覧会ができないことについて、「日本の国がいけない」とおっしゃっていましたので、真意ははかりかねますが、雪解けにはまだ時間がかかるのかなと思いました。
芸術や芸術活動は国境を超え、希望をつないでくれます。
開催開始から10年の年表もありました。
この間の朝鮮半島情勢も整理されていて、何とも言葉にしにくい複雑な思いと、こみ上げるものがありました。
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