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後期高齢者の患者負担、医師5割強「上げるべき」 | m3.com

2025-05-10 13:04:33 | 未分類

後期高齢者の患者負担、医師5割強「上げるべき」 | m3.com

 

レポート 2022年5月13日 (金)  千葉雄登(m3.com編集部)

 東京都医師会は4月15日に開催した「TMA近未来医療会議」シンポジウムにて、会員向けに実施した「社会保障と医療にかかわる東京都医師会員の意識調査」の結果を公表(『医療費適正化努力、5割「積極的に取り組むべき」都医調査』を参照)。この意識調査では、医療費について7割が「患者負担分もある程度上げるべき」「患者負担分を上げることも検討すべき」と答えた。

 今後、さらなる高齢化が進むに伴い医療費増大も叫ばれる中、こうした医療費の患者負担について、どのように考えるか。m3.com会員に尋ねたところ、後期高齢者の患者負担については開業医・勤務医ともに「上げるべき」との答えが最も多く、開業医の42.3%、勤務医の62.6%、医師全体では58.8%が「上げるべき」と回答した。

一方で、小児や後期高齢者以外の患者負担については、「上げるべきでない」と答えた開業医・勤務医の数が、「上げるべき」と答えた開業医・勤務医の数を上回った。

Q1.後期高齢者の場合、所得による例外も存在するものの、医療費の患者負担は原則1割です。こうした後期高齢者の患者負担について、どのように考えますか。

 後期高齢者の患者負担については開業医の42.3%、勤務医の62.6%が「上げるべき」と回答。「上げるべきでない」と答えたのは開業医の41.2%、勤務医の22.6%となった。

Q2.現在、小児や後期高齢者以外の医療費の患者負担分は原則3割となっています。医療費増大が課題となることを踏まえ、この負担を上げるべきだと思いますか。

 開業医の32.0%、勤務医の40.8%が小児や後期高齢者以外の医療費負担を「上げるべき」と回答。一方、開業医の50.0%、勤務医の42.0%は「上げるべきではない」と答えた。

Q3.Q1・Q2のように回答した理由を教えてください。

【Q1:上げるべき / Q2:上げるべき】
・財源の安定供給を考慮した場合、全年齢的に負担をする方が医療資源を個人個人がよりよく考える機会になるため。(開業医)
・自制心のない患者が多く、生活習慣病が圧倒的に医療費を浪費している。(開業医)
・コンビニ受診をなくそう。(開業医)
・医療を受ける人は、ちゃんとお金を払うべき。今の医療は安すぎて、不必要な受診が多い。(勤務医)
・高齢者に対する無駄な処方が非常に多いと感じるため。(勤務医)
・1割負担がコンビニ受診や不要な受診につながっているところもあると思う。(勤務医)
・医療を必要とする人が医療費を多く支払うのは当然と考えるから。(勤務医)
・バンドエイドを貼る代わりに救急受診するのはいかがかなものか。(勤務医)

【Q1:上げるべき / Q2:上げるべきではない】
・現役世代より、その他の世代の負担が、財政を圧迫しているのではないかと思います。(開業医)
・受診控えを避けつつも、安易な受診を避けるための意見です。(開業医)
・小児の医療費と高齢者の医療費を比較すれば分かること。高齢者にどれだけ医療費をかけているのか。しかも、治っても働かないから税金が取れない。(開業医)
・自己負担が少ないことは問題、それにより無駄な医療費が請求されている。(勤務医)
・高齢者の医療費がばかにならないほど高い。高齢者から必要な医療費をきちんと受け取ることが必要。そうすれば無駄な延命などはされなくなるはず。(勤務医)
・負担割合は上げるべきではないが、機材のサーチャージ制度を導入してほしい。(勤務医)

【Q1:上げるべきではない / Q2:上げるべき】
・上げるべきでない患者がいるのは事実だが、特に小児領域で無料をうまく利用して外用薬などを処方させる親が多い。保湿剤、花粉症などの時期によく現れる。(開業医)

【Q1:上げるべきではない / Q2:上げるべきではない】
・高齢者の負担を上げると病気が悪くなると分かっていても、高齢者が病院に来なくなる。(開業医)
・国民皆保険をやめて、負担の大きい高額所得者はドイツなどのように国の保険のほかに外国資本の保険も認めるべき。(開業医)
・国が負担すべき、そのために増税したんじゃないですか…。(開業医)
・小児の負担0円はやめた方が良いとも考える。1回500円でもいただくと、すごく軽い気持ちで来院する方は減るのでは。(開業医)
・受診控えにつながり、未病化が困難に。医療費抑制の点からも望ましくない。(勤務医)
・患者は弱者、医療費でさらに追い討ちをかけるべきじゃない。(勤務医)
・新型コロナウイルス感染症のために、税金も上がるのは必須で、何でもかんでも値上げすれば生活が成り立たなくなり、生活保護世帯が増え、悪循環となるだけだと思う。(勤務医)
・医療費は国の国民に対する福利厚生であると思います。どうしても赤字を減らしたいのなら、診療の頻度を吟味してよりよいサービスを望むのであれば、自由診療の導入も検討すべきかと思います。(勤務医)
・患者側の立場に立つと、今の自己負担で過不足ないと思う。(勤務医)
・年金の金額が減額になっている中での医療費負担増は、生活環境を維持することが厳しくなるため。財源不足とするのであれば小児医療の負担を月額上限を設けるなどして改正すべきと思う。(薬剤師)
・所得だけではなく、資産で負担割合を設定すべき。(その他医療従事者)

【Q1:その他 / Q2:上げるべき】
・夜間救急は全額自費にすべき。(勤務医)

【Q1:その他 / Q2:上げるべきではない】
・負担は3割以上だと高すぎ、皆保険が崩れる可能性が心配です。小児は必要な人が使うのはいいと思いますが、不必要な人の受診があるように思います。(開業医)

【Q1:その他 / Q2:その他】

・日本の国民皆保険制度そのものに対し、限界を感じています。混合診療、私的保険制度の併用、所得に応じた傾斜負担など、時代に応じた医療費徴収の方法を考慮すべきときが来ていると思います。(勤務医)

【調査概要】
調査期間:2022年4月18日~4月24日
対象:m3.com会員
回答者数:1975人(開業医:194人 / 勤務医:835人 / 薬剤師:703人 / その他:243人)
『医療費の患者負担、上げるべき?』

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