今年、80になった私の母は、ちょうど一年前、脊柱間の病に苦しみ、家族とともに大変な一年を過ごしてきたけれど、・・・・最近では、動けないなりにゆっくり動くとか、
無理をしないで歩くとか、そんなリハビリのお陰もあって、気の持ちようは良くなって快復しています。
そんな中 母は、筋肉にもよいということで、柑橘系の果物は、頻繁にとるようになり、miciaなんかよりしょっちゅう食べています。
おいしいけどめんど~くさがりなmiciaのそれを横目に、母はガブウッ、ガブッと食べていて、
昨年末、秋から冬にかけちょっと無理をしたけれど、近所の歯科医にに通って、全部治療をしてもらって、よかったあ~と安堵していました。
・・・・が、春にかかり、おいしそうな果物が店頭に並び始めたこのころ、なつみかんとか、はっさく
とか、手に入れやすい値段になってきたので、さあ味覚を楽しもうという矢先・・・・
母が、『歯が取れた・・・・』というのです。
『だってこのまえ、全部ちゃんと治療したのにもう外れちゃったのオ・・・』とmiciaがつめよると、
あ~あ、取れたのは、治療した差し歯ではなく、どうやら自前の歯でありました・・・
歯が一本取れて、笑っている母をみたとき、miciaの目には、母がおいしい果物を必死にかぶり付いている姿がうかびました。
miciaが思ったのは、
歯が弱くなっているなんてお構いなし食欲に勝るものはなし
一時は食が細くなってくるんじゃないかと、心配もしていましたが、まあ食欲があるのはいいことだ、と安堵しています。