大きなお友達のプリキュア日記

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プリキュア♪ハートフルビートロック!

2012-03-17 16:11:23 | スイートプリキュア♪
ギュイーン!キュアビートの歩みを、スイートプリキュア♪のテーマから読み直してみるニャ!





セイレーン時代。
ハミィの才能を目の当たりにして挫折し、マイナーランドの歌姫となる。
初登場時のセイレーンが歌ったのは不幸のメロディ。
ハミィを歌わせないため、自分の歌姫の地位のためだけの歌。

この時期の彼女は自他共に認めるチョろ…じゃなくて、策士でした。
作戦でハミィを含む周囲を騙す。
陥れるために、自分の姿も言動も変える。

この状態をスイート♪っぽく捉えると。
「自分の正直な気持ちに嘘を付いている状態」
「自分の本心を伝えていない状態」
と読めます。
ミューズの仮面とはまた別の姿での、コミュニケーション遮断の状態。

結果、どうなったか。
響と奏は、当然の事ながらセイレーンを信じなくなる。「またセイレーンが騙そうとしてるんだよ。」
味方のトリオ達も欺き続けた事で、彼らもセイレーンを信じなくなる。「セイレーンは本当に裏切ったのでは?」
忠誠を誓うメフィストでさえ、不幸のメロディを歌えなかった彼女に「お前を信じなくて良かったよ」と言い放ちます。
一人になってしまった瞬間、周囲との繋がりを立ち続けた彼女の極点。

同時に、彼女はここで一時音楽を失っています。
雨のステージで歌えなかった姿、音楽を愛する資格などないという独白。

ハミィから、マイナーランドから、音楽からの断絶。
一連の流れで、彼女はどこまでもひとりになっていく。

こういった連続からの転換点として、心のビート回の展開があります。
自分のために生き続ける限り、人はひとり。
それならば、誰かの笑顔のために生きることで、自分も一人ではなくなる。

「自分の気持ちに正直でない」から「自らの心のビートを信じる」へ。
「本当の気持ちを伝えない」から「私もみんなと繋がりたい」へ。
それらを経て「ひとり」から「みんな」へ。

キュアビート、エレンとしての生き方の末、大団円ではハミィを目覚めさせるためにギターを抱えて歌います。
ひとりではなく、プリキュアの仲間たちと共に。
ハミィを大好きだという本当の気持ちを込めて、音楽で伝える。
自分のためではなくハミィのため、幸福のメロディのステージで彼女を歌わせるため、ひいては世界の笑顔のために。

その姿は第一話、不幸のメロディを歌っていた彼女の姿とはきれいな対称を描きます。
ステージに立っていたのは彼女ひとり。
ハミィを愛しく思う心に蓋をして。
幸福のメロデイを歌わせないため、ただ自分の歌姫としての地位のための不幸のメロディ。


嘘をついてひとりになっていく過程、心のビートを信じてみんなと繋がっていく過程。
自分のためだけの音楽を続けていくうちに歌えなくなった頃から、人を笑顔にするための音楽へ。
ハミィを歌わせないために歌ったマイナーランドの頃、ハミィを歌わせるために歌った最終回。


間違い、失い、改め、再び構築していく。


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ビート状態でブーツを脱いでもらいたい。
襟が立ってるようなデザインも好きなんです。
くびすじ くびすじ。

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全プリキュアでも稀に見るツリ目系の美人顔なんですけど、かなり抜けた所があるのが彼女の魅力ですよね。
憂い顔が似合ったり、金色の瞳が開かれる初変身の美しさだったりっていうのと同居する「ヒーリングチェストだけにフィーリングで!」が素敵。

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「Heart Beatは止まらない!」
「Beat Love」
キャラソン二曲はガチ鉄板。
贅沢を言うなら、ハミィとのデュエットとかもあったら良かったなw


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