■時間がない人のための結論
○ Microsoftの純正アプリ『Office Mobile』だが、サードパーティー製Officeアプリ『Polaris Office』より、機能的に劣る。
○ ただし『Office Lens』は必携のスキャンアプリ。
○『Office mobile』と『Office Lens』の連携は強力。
(※各アプリのダウンロードリンクは、一番下にあります)
■本文ここから
IT業界における巨人「Microsoft」は、モバイル分野では苦戦を強いられています。
Windows Phone自体は、そんなに悪い評判を聞かないのですけど、やはり導入できるアプリの数で大きく見劣りするという、致命的な問題が響いていますね。
Googleのサービスですら(Appleのサービスは当然のこととして)ブラウザ経由で無理やり使う以外は全滅状態というのも、アピールしない点でしょうか。
そこで、モバイル界隈にも存在感を保持したいMicrosoftが、満を持して、キラーアプリとして名高い『Word』『Excel』『Powerpoint』をモバイル版としてリリースしてきたわけですね。
で、自分としても「さすが純正品!」という仕上がりを期待して、早速導入してみたわけですが...
大きく2点の問題がありまして、自分的にはメインアプリとはなりませんでした。
まず一つ目は、パスワード保護されたファイルが開けない点。
もっとも、紛失と情報漏洩の可能性が高いモバイル端末での利用を考慮して、パスワード保護が必要なファイルは開けないほうが良い、という意見もあるでしょう。
実際、数多あるサードパーティ製Officeアプリに関しても、基本的にパスワード保護ファイルは開けないことが多いです。
しかし自分には、外出先で確認したいパスワード保護ファイルというのがいくつかあって、この仕様では使えないのです。
そこで、パスワード保護ファイルも問題なく(無論、パスワードを入力すれば)開いてくれる『Polaris Office』を、もうずっと愛用してきたわけです。
さて、では二つ目の問題は何かというと、Microsoft純正『Office Mobile』は、旧形式の「.xls」ファイルも開けないのですね。もちろん「.xlsx」ファイルであれば問題ありません。
今どき「.xls」ファイルなんて使ってる奴いるのかよ、なんて声も聞こえてきそうですけど、ビジネスの世界でレガシー形式に出くわすことなんて、珍しくないですし。
というところですが、それでもなお、Microsoft純正『Office Mobile』には、捨てるには惜しいだけの理由があるのですよ。
■『Office Lens』はスゴい
その理由とは、スキャンアプリ『Office Lens』の存在です。
他の類似「スキャンアプリ」と違って、スキャニング範囲は自動認識で、非常にラクチンです。
自動認識が上手くいかなくても、手動で選択範囲を選び直すことができます。
そしてこの、強力な連携プレイですね。ギャラリーに保存して、他のアプリに渡すことも、もちろん問題なくできますよ。
今回リリースされた『Office mobile』、本来のOffice Suiteとしての機能はさておき、この『Office Lens』の存在こそが目玉だと言えます。
本当にオススメできますから、今すぐダウンロードしておいて間違いないです。
■アプリのダウンロードは以下より
iOSの方は、こちらへ。『Word』『Excel』『PowerPoint』
Androidの方は、こちら
iOSの方は、こちら
Androidの方は、こちら
iOSの方は、こちら
Androidの方は、こちら
また、『Polaris Office』には、デスクトップ版(クラウドアプリです)もあります。
興味のある方は、そちらもチェックしてみましょう。