「京都の風景写真」

古都、京都の町に暮らし…身近な町の風景をデジカメとiPhoneで撮った写真を紹介しています。

今日はクリスマスイブです。カトリック高野教会での御降誕祭

2014-12-24 23:07:53 | 教会
今日24日はクリスマスイブです。
カトリック教会では御降誕祭の夜間ミサが行われます。最近の私はミサにもほとんど出ることもないのですが、今日は朗読当番が当たっていたので、数ヶ月ぶりのミサです。

今日は風邪気味で夕方から熱っぽかったのですが、無事に朗読を終えることが出来ました。
ミサ前のお御堂は撮ることが出来ませんでしたが、ミサが終わってから、祭壇の下にイエス様が生まれられた時の様子を飾った人形が飾られているので、それを撮りました。

ミサが終わってから、パティーが開かれますが、私は風邪気味なにので帰りました。
今日のミサは、未受洗の方もたくさん来られていて、お御堂もいっぱいの人でした。


祭壇下に飾られた人形。


ミサが終わって皆さんが御御堂から出てきました。これからクリスマスパティーが開かれます。


高野教会の庭にある聖マリア像。

カトリック河原町教会。。。地下に埋もれし「都の聖母」小聖堂

2011-01-12 15:53:00 | 教会

京都市中京区河原町三条上る
カトリック河原町教会…都の聖母小聖堂

京都河原町教会には主聖堂のヴァリオンホールの地下にもう一つの聖堂があります。
その小聖堂には「都の聖母」と名付けられたブロンズ像が安置されていて、これは1873年パリミッション会のヴィグルー神父によって将軍塚に埋められました。
その6年後に京都に赴任したヴァリオン神父により掘り出され、1890年京都で初めて献堂された河原治教会に安置されました。
それにちなんでこの地下の小聖堂は「都の聖母」小聖堂と名付けられ、ヴァリオン神父により掘り出された都の聖母像は現在ここに安置されています。

この聖堂は2004年に作られたもので壁面が珪藻土の土壁で塗られ、聖母が土の中に埋もれていた時をイメージして作られています。また、ダウンライトの柔らかい光が空間を包み込み静かな聖堂の中が別空間のように感じることが出来ます。

50人弱がミサを行える広さのこの小聖堂では、火・水・金曜日の夜間のミサが行われています。

20人あまりで行われるミサはいつも神聖な雰囲気で、日常では感じることの出来ない静かな時間の中に祈りも深まってゆきます。

一人でこの聖堂の中にいるとそんなに大きくない空間なのになぜか圧迫感も感じず、むしろ日常の空間から離れた開放感を感じます。
この開放感を逃避と呼ぶのか…それは人それぞれの心の感じ方でしょうが、いまの現代社会の慌ただしさや殺伐とした空気感を思うとき、誰もいない空間に身を置いて少し黙想などでもして自分の心を見つめ直すことも必要かと思います。

この市街地の地下にこうした聖域とも呼べるような場所があることを、ほとんどの人が知らないでしょう。
そうれはちょうど、聖母マリア像が将軍塚に人知れず埋められていたことと重ね合わすことが出来るのではないでしょうか。

Camera_iPhone4

聖堂内
聖堂の中。祭壇の後ろにエッチングを施したガラスが填められていて、その中に
聖母マリア像が安置されています。

聖堂内
椅子が扇状に配置され、ミサが行われます。

祭壇を見る
祭壇横。背面のエッチングガラスには26聖人の殉教者をあらわした26の星と
大海の波がエッチグされています。ガラスの後ろは和紙の光り壁でそこにも26本の
光線が26聖人のシンボルとして彫られています。

朗読台と祭壇
朗読台と祭壇。この日は夜間ミサのためすでに準備されていました。

祭壇
祭壇から席を見る。祭壇は大理石で出来ていてます。

壁に掛けられているイエス様
壁に掛けられている十字架のイエス様。

聖母への祈りの言葉がエッチングされたガラス
エッチングガラス。
『ああ、土に埋もれたまま日本のために祈り給いし聖母よ、我らのために祈り給え』 
の都の聖母の祈りが彫られています。

都の聖母像
都の聖母像。
この像のレプリカが一階の大聖堂に飾られています。

聖堂内
聖堂後ろ。木製の引き戸から入ります。

 

 

 


いつまでもこのままでいてほしい。。。家庭的な雰囲気の「カトリック小山教会」

2010-11-07 16:47:57 | 教会
京都市北区小山上初音町  
「カトリック小山教会」

京都市北区小山にあるカトリック小山教会です。 この教会は衣笠、西陣、西院、宇津、山国の各教会と共に京都教区の北ブロックに所属しています。
信徒数も少ないですが、その分家族的で一人一人が教会を支えていると言う雰囲気のする教会です。毎日曜日午前9時から行われる主日もミサも少人数ですがとても落ち着い中で行われ、ミサの進行も教会でのミサと言うよりも手作りの家庭ミサといった感じに見えます。

初めて小山でのミサに授かると、家族的な雰囲気に少し溶け込みにくいところがありますが、なれてくると少人数ならではのミサの雰囲気や、祈りの時の心の合わせ方がとてもなめらかに感じられ、みんなの心が一つになっているという雰囲気の中で祈りに集中できます。

今、小山教会では信徒数が少なく教会の維持が難しくなってきているそうですが、小規模ならではの特徴を持った教会がいつまでも存続してほしいし、カトリック教会が出来始めたときの原点は、こういった小規模の教会が始めではなかったのかと思います。
そういう意味でもこれからも大切にして行きたい教会の一つではないでしょうか。


Camera_iPhone4
カトリック小山教会 聖堂
主日のミサが終わった後の聖堂。この日も20人弱でミサが行われました。


カトリック小山教会 外観
教会は新町通りに面してあります。

カトリック河原町教会「降誕祭…クリスマス」。。いよいよ待降節四週目です。

2009-12-21 13:55:06 | 教会
「カトリック河原町教会」
 中京区河原町三条上ル下丸屋町

教会では、待降節4週目に入りました。

待降節はクリスマスの4回前の日曜日(クリスマスの4週間前からではなく)から始まり、クリスマスの前日までで、初日を「待降節第一日曜日(今年は11月29日)」クリスマス直前の日曜日が「待降節第四日曜日(12月20日)」になります。
その間カトリック教会では、祭壇の下にイエスキリストが生まれた厩の飾り付けが行われ、聖マリアと聖ヨセフをかたどった人形などが飾られ、空の飼い葉桶が置かれています。
降誕祭の時にイエス様が生まれたと言うことで、この飼い葉桶に幼子のイエス様の像が飾られます。
教会では、教会歴というのがあって「待降節第一日曜日」から新しい一年が始まります。

この河原町教会では、24日にクリスマス市民の集いが行われ誰でも参加することが出来ます。
また、カトリック教会では、24日に主の降誕夜半ミサが行われ、信者だけでなく一般の人もミサに出ることが出来ます。
主日(日曜日)のミサでは信者の人だけですが、クリスマスのミサは一般の人も多く出席していて聖堂内はいっぱいの人です。

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河原町教会の入り口の上に降誕祭(クリスマス)のボードが上げられています。

Nikon Coolpix P5100

聖堂内。祭壇の下にクリスマスの飾り付けが…



カトリックの教会では、それぞれ工夫をこらし厩の飾り付けが祭壇の下に設けられていて、
空の飼い葉桶を中心に聖ヨセフと聖マリア。左右に聖霊と羊飼いの人形が置かれています。



待降節に入ると、毎日曜日の主日のミサではろうそくが灯され、日曜日ごとに一本ずつ増やされていきます。
待降節第一日曜日は1本、第二日曜日2本、第三日曜日3本、そして、第四日曜日に4本の
ろうそくが灯されていきます。写真では最初から点いているろうそくは短くなっています。






街中にたたずむ由緒あるたたずまい「カトリック西陣聖ヨセフ教会」

2009-12-06 13:29:29 | 教会
カトリック西陣聖ヨセフ教会 
   上京区新町通一条上ル一条殿町

西陣カトリック教会が新町二条の場所に創立されたのは1907年でした。
以後、大宮下立売、黒門中立売、新町一条、大宮笹屋町、大宮中立売と教会の移転が繰り返され、
1939年に現在の場所に移転しました。1946年に現在の御聖堂献堂され、
2007年に創立100周年を迎えた由緒ある教会です。敷地も広く納骨堂もあります。
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教会は新町通りに面してあり、敷地に入ると正面に聖堂があります。

Nikon Coolpix P5100

聖堂入り口。柱にはリースが飾られています。



聖堂の屋根には十字架



幼子のキリストを抱く聖ヨセフ像


カトリック西陣聖ヨセフ教会への地図



聖なる夜は教会でクリスマスミサを……

2008-12-24 12:40:28 | 教会
「カトリック高野教会」
 左京区 下鴨東森ケ前町7

今日24日はクリスマス・イブです。
教会では今夜クリスマスミサが行われます。
少し寒い一日ですが空も晴れており、なぜか聖なる一日を感じます。

今夜は静かに家族と過ごすのもいいし、一人静かに今年一年を振り返り来年のことに思いをはせるのも良いでしょう。

それでは…良いクリスマスをお迎えください。

写真は左京区にある高野教会です。

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教会は北大路通に面したており、1938年にメリノール宣教会によって創立されたそうです。

Nikon Coolpix P5100

聖堂の正面、歴史を感じる建物です。



教会の敷地は広く庭もかなり広く取ってあり、入り口正面に聖母マリアの像があります。



聖堂内部、壁面は白く全体に木を多く使っているので暖かな雰囲気があります。
祭壇正面にクリスマスの飾り付けがしてあります。


カトリック高野教会への地図



記念すべき「列福式」の日に、カトリック衣笠教会の写真です。

2008-11-24 12:23:06 | 教会
「カトリック衣笠教会」
 京都市北区衣笠御所ノ内町

北区にあるカトリック教会です。
近くには金閣寺、教会の北には五山送り火の「左大文字」があり、西大路通りを北に上がり東へ向かうと北大路通りとなる西側にあり、春には桜の花が咲き、敷地内には授産施設の作業所もあります。

今日24日はカトリックでは「ペトロ岐部と187殉教者」の列福式が長崎で行われています。
(ペトロ岐部のペトロとは聖名のようです)
これは江戸時代に宗教弾圧に合い、殉教したキリシタンや司祭を「福者」としての称号を授ける式典で、日本では始めて行われるそうです。
京都では52人の殉教者があったそうで、これは米沢(現 山形県)の53人につぐ多さで、全殉教者の人数から見るといかに多かったかがわかります。

この福者としての認定を受けるためには長い期間の調査と承認が必要なようで、この列福も1981年から列福の手続きが開始され、2007年に認定されました。
ちなみにマザー・テレサは没後6年で「福者」となりましたが、これは異例の早さだそうです。

今日、この列福式はストリーミング配信されており、私も見ています。

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教会の外観。建物の裏側(北)に左大文字があります。
写真左側が建物の入り口(南)

Nikon Coolpix P5100

聖堂内。壁面は白く、祭壇中央にはイエスキリストと天使の絵が描かれています。


聖堂内の入り口を入った右側のステンドグラスで、
イエスキリストが洗者ヨハネに洗礼を受けているところ。
(右がイエス。左がヨハネ)


上の写真の左側(祭壇に向かって右側)にあるステンドグラスで、
聖マリヤが天使ガブリエルに受胎の告知を受けているところ。
(右がガブリエル。左が聖マリヤ)


カトリック衣笠教会への地図



繁華街にある教会「カトリック河原町教会」

2008-10-05 22:26:44 | 教会
「カトリック河原町教会」
   中京区河原町三条上る下丸屋町

河原町御池から南へ歩くと東側にあるカトリック教会です。
教会の敷地の前に「ご自由にお入りください」という立て札が立っており、信徒の方以外でも聖堂内に入ることができます(カトリック教会ではこういう方法をとっているところが多いようです)
ただし、あくまでも聖堂内はミサや祈りの場であるので、心を整えて入ってほしい思います。
一応誰でも自由に入ることができますが、入り口左側に受付があるので受付の人に声をかけてから入らせてもらうのがマナーかと…

現在の聖堂は1972年に建てられ、それ以前の旧聖堂は1890年に献堂されそうで今は明治村に保存されているそうです。
私個人としては現在の聖堂よりも旧聖堂のほうが好きで、いかにも教会と言った感じでした。

平日の午後、聖堂内は静かで(当日は地下の小聖堂でミサが行われていました)神聖な気持ちになり心が洗われるようで、カトリック信者でなくてもこういった場で祈りのひと時や、自分の心を静かに見つめなおすのも良いかもしれません。


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聖堂のある建物「聖フランシスコザビエル聖堂」階段を上ると大聖堂狩り、地下に小聖堂があります。


Nikon Coolpix P5100

大聖堂内部、正面は仔羊のステンドグラス。左側に「聖マリア像」右に「聖ヨセフ像」



聖マリア像


イエス様を抱いた聖ヨセフ像


カトリック河原町教会への地図



明治時代から変わらぬ佇まい「聖アグネス教会」

2008-08-20 23:46:01 | 教会
「日本聖公会 聖アグネス教会」
  上京区烏丸下立売角

京都御所西側にあり、1898年(明治31年)に竣工し、1923年(大正12年)教会の西隣にある「平安女学院」の礼拝堂として認可されました。
レンガつくりの建物で、昭和60年6月1日に京都市指定有形文化財に指定されています。ビルが立ち並ぶこのあたりの風景とは別に、明治時代から変わらぬ佇まいを持ち歴史の重みを感じます。

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下立売通りから教会を見る。

Nikon Coolpix P5100

烏丸通りの角に塔が立っています。


聖アグネス教会への地図