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【MHOTOO】たまには考える
何のことはないんです。普段考えていて、嬉しかったり、悲しかったとき、怒ったりしたり、喜んだ事を、とりとめも無く残せれば・
 



「rice shower」って言えば、大そうめでたい結婚式です。
でも、今日は違います。
あえて言えば、感謝のシャワーってところでしょうか。

都市部じゃ余り見かけませんが、我家の近所に
【コイン精米所】なるものが在るんです。
この施設を使う人は、凄く恵まれた特権階層の人です。
何を隠そう、脱穀工程で止まった「お米」【】を持っている                  
人しかこの施設を、使う資格が無いのです。

粘土質の芸術的な土壌に、生息する
イネ科イネ属の一年草は、登呂遺跡が示す様に
古くからあった、我国の技術・文化です。
きっと高床式倉庫は、権力者の象徴だったのだろう。

真空パックだろうと、無洗米だろうと、
一番美味しいのは、収穫の一連の工程を終えた、
晩秋の一升ガス釜で炊いた「新米」だと思う。

次に美味いのは、精米直後の「初ヌード色白美人」
だって、米は生き物です。百姓プライドの塊です。
そいつが、服を脱がされて放置されたら、
プライドがズタズタにされて味が落ちるでしょう。

だから、昨年の天候を知っている「米」だけど
本日「初ヌード」となりました。

この施設の良いところは、白米の状態の選択可能な点にある。
江戸患い」はちょっと怖いし、私はナチュラル派です。
美とは、オールヌードより、少し衣を残した「8分」でしょう。

祖母さんの供給路は絶たれたが、田舎在自由の私には、
もう1つのルートがあります。この精米所と供給路どちらが
先に絶たれるか?
旅館の朝飯はご馳走です。 でも我家の米は
顔の見える人の作った、とびっきりのご馳走です。

籾摺りの温かい「ライスシャワー」を手に受けて考えた。


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