日本画って描きはじめるまでものすごく時間がかかる
でもその時間がとってもスキ・・・
木を丹念に漉いた話題の和紙を板に水張して、
牡蠣の殻を砕いた胡粉って粉を乳鉢でごりごり更に細かくして
鹿や牛のアキレス腱干したのを、湯煎で溶かして膠の液体作って
併せてお団子にして、叩いて練ってやっと白が出来る。貝殻の白
それを和紙に何遍も何遍も乾いたら塗りしてコーティングしてさらに強くて美しいキャンバスを造る
小屋で木を焼いた煤を集めた墨を、石を切り出した硯でじっくりすって
動物の毛を集めた筆を竹や木にくっつけた筆に
キレイな石や土を溶かしたり砕いたりしたのを膠で混ぜて絵具にして
ってずっとむかしの人が一生懸命悩んで探して創作した色んな画材用具
沢山の沢山の職人さんが昔ながらの手法で地味に丹念にこしらえてくれた用具を大事に使って描く
全部自然由来の品々・・・ものすごくロマンチックでステキだ
真剣に真摯に対峙しないと失礼だよね
油絵と違って失敗したって後戻りできない・・・
準備が大事・・・ジックリ丁寧に・・・自分に最も足りないとこ・・・
だから日本画科選んだの・・・
大切にしないとね・・・自然に寄り添った生活
日本人本来の生き方
これからは、準備だけじゃなくて絵を描くことももっと好きにならないとね
出来ない自分をこわがってばっかりいても始まらない・・・
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