樹齢100年以上の松の木が伐採される話をこないだ書いたけれど・・・
そう、アタシが毎日毎日通るたびに挨拶していた空に向かって昇り龍のごとく
大きくうねってそびえ立つ大きな大きな松の木
青い空をバックに本当に頼もしく力強く立っていた。
長い年月何があろうともそこに立ち続けた自負に満ち溢れていた。
のに・・・ヒトのちっぽけな営みのために伐採される憂き目。
作業の経過を観察するに
一回目丸一日かけて半分切った。
その後首に縄をかけられた死刑囚のような姿で放置されてた。
その姿をは、見るに忍びないほど哀れであるけれど、見守るしかない自分
せめて見届けるしかないと毎日横を通過したある朝
また軽トラが来た。
いよいよ今日でお別れか・・・また泣いた。
輪切りにされ次々荷台に運ばれているようだった。
ガタイのいい職人が台車で運ばなきゃならない重量の輪切り
テーブルにもらえないか?ってまたお願いしようと思ったけど止めた。
夕方通ったら作業は結局終わっていなかった。まだまだ幾日も時間はかかりそうだった。
そりゃぁそうよね。100年以上生きてきて立っているんだもの。
隆々と大地に根を伸ばして生きるのよ。
ちっぽけで姑息なヒトの営みなんか太刀打ちできない力強さで根を張るのよ。
ヒトが束になって武器もってかかっても
そう簡単に立ち退きなんかするわけない。
文字通り一筋縄ではいかない。
そんなことで屈したりしないのよね。
強いもの。バカで哀れな人類とは違うモノね。
納得してはいないけど納得した。いろんなこと。
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