知ったような口

友だちが癌の手術をした

幸い軽い状態だったので、手術も簡単に済み
転移予防の放射線を１ヶ月続けて終了となる手はずであるが・・・

刻々と彼女の精神状態が変わってくる

誰だっていつなんどき死ぬかわからない。
あと１秒後にアタシが死なないって保障はどこにもない。

今朝の新聞に母親が急死した台所に
大きな冬瓜が残されてたって投稿が載ってた

木原さんだってこれっぽっちも自分の命の長さについて
危機感を覚えていなかっただろう

だから誰かに正確に自分の体調をジャッジしてもらえるってことは
非常に幸運なのではないか・・・

とかなんとか、彼女にメールを書きかけて止めた・・・

どんなに心配して彼女を想って
励まそうとしたところで、
傷ついている彼女を更に傷つけてしまうんじゃないかと考えてしまう

どうすればあたたかな毛布のように包み込んでやることができるんだろう

せつない日曜の朝・・・

公演終了