なのはA.s 五話感想 (ネタバレあり)

2005-11-04 16:10:57 | 魔法少女リリカルなのは NANOHA
○もう冒頭、はやての語りだけで、グッと来てしまいました。
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それは小さな願いでした。

何事も無い静かな日々
ただ、おだやかに続いてゆく日々

わたしは、なにも望んだりせえへん
わたしは、どんな力も欲しないから

ただ、側に居てくれたらよかった
そしたら、私が皆を守るから

気持ちが少しすれ違う時も
だけど、それでも
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ううっ、もうこれだけで涙腺が...

今回初めて「相対する側」のはやての心情が語られました。

今までの描写からも解ってはいましたが、魔本の所有者の彼女はソレを悪用して何かをしようとは思っていない、ということですね。

体を進行性の病に冒されている彼女の望み、それは「ヴォルケンリッター達が、側に居る事」だけなんでしょう。

しかし当のヴォルケンリッター達は「はやてのため」
と、毎晩魔力を魔本に食わせ、「真の所有者」にするために行動しています。
はやてには知らせず。

それがはやてを寂しがらせることを知らず...
いや、知っていて「その先の幸せ」のために今は我慢してもらっている、のでしょう。
はやてとシャマルがスーパーで買い物をするシーンでも、そういう雰囲気でしたもんね。

その後、寒さに手に息をあて、今ここにいないシグナム、ヴィータ、ザフィーラを案じ、なにも知らないはやてはつぶやきます。
「みんなも外で寒ないかな...」

その頃、なのはVSヴィータ フェイトVSシグナム アルフVSザフイーラ
でバトルの真っ最中。

なのは、強い強い(笑)
ベルカ式カートリッジシステムを詰んだ魔仗のおかげで、シールド強化。
まったくヴィータの「ラケーテンハンマー」」を受け付けないばかりか、さらに強化した誘導弾(×10)の「アクセルシューター」を完全制御。
遠近無敵の魔法砲台としてさらに進化。

一方フェイトはフォトンランサーの強化版「プラズマランサー」でシグナムに対抗。
直線的ですが、ある程度誘導製を持ち、貫通能力も高めたようです。
だがそれだけに頼らす、フェイトはハーケンフォームに魔仗を変形(刃を三本?)シグナムに積極的に切り込みます。
さすがのシグナムも魔剣をジャラジャラ剣(ガリアンソード?)に変形させて抵抗します。

この辺り、二人の会話が熱い!
互いに相手の得物を讃え、互いの得物も「サンキュー」「ダンケ」と礼をかえす。
シグナムが「仲間のため、主のため(お前を)殺さずにいる自信は無い。この身の未熟を許してくれるか?」
と問うと、ファエイとは。
「構いません 勝つのは私たちですから」と返す。

なんなんだこの武人達はー(笑)
仮にも「魔法少女」と付いたアニメでこんな会話が聞けるとはおもわなかったぞ。
ここでCM、息の付く暇も無いですねー。  

そしてザフィーラとアルフ、肉体派同士、守護獣か遣い魔かで意地の張り合いの殴り合い(笑)
この二人、結局似た者同士ですが、冷静な分ザフィーラに分が有りそう。

舞台は変わって結界の外。
撤退案を考えるシャマルをクロノが捕獲、と思えたが、クロノに襲いかかりキック一発で吹き飛ばす仮面の男登場。

強い!けど無茶苦茶妖しい~よこの人。
ヴォルケンリッターでもない、時空管理局でもない第三の勢力ですか。
この男が真の敵なのかそれとも...
(仮面ということは顔を知っている、知られては困るということ?)

結果魔本の力を使った攻撃で、結界は破壊。
ヴォルケンリッター達は逃げ、勝負はひとまずお預けとなりました。
彼らにすれば今日ははやてとの夕食に間に合わず、寂しい思い
をさせてしまい、魔本の魔力集め直し。最悪な日でしょう。

その後、クロノによってヴォルケンリッター達の正体の一部が語られれましたね。
「彼らは人間でも使い魔でもない 魔法によって作られた疑似人格だ」
遣い魔との具体的な違いがイマイチ解らないですが、目的の為の一回限りのプログラム、みたいなもんでしょうか?
セーブのできないダウンロードしたゲームみたいな物??

うーん、これでさらにはやての願いが遠退いた気がします。
これが原因で、彼女が「何もないのならこの世界なんて消えればいい」とかならない事を祈りますよ~。

次回はそのはやてとヴォルケンリッターの出会いなようですね。
楽しみです。