手習いのお稽古に出掛けました。
最近、去年よりも研修が少なくなり
負担が減ったせいか、仕事の後に(アフター6)
何でもやっておこうと思うようになりました。
昔から好きな源氏物語を再度、読んでいるうちに
書も書きたいという気持ちになったせいもあります
源氏物語の若紫の章、
『 「いで、君も書いたまへ」とあれば、
「まだ、ようは書かず」
とて、見上げたまへるが、何心なくうつくしげなれば、うちほほ笑みて、
「よからねど、むげに書かぬこそ悪ろけれ。教えきこえむかし」
とのたまへば、うちそばみて書いたまふ手つき、
筆とりたまへるさまの幼げなるも、らうたうのみおぼゆれば、
心ながらあやしと思す。
「書きそこなひつ」と恥ぢて隠したまふを、せめて見たまへば、
「かこつべきゆゑを知らねばおぼつかな
いかなる草のゆかりなるらむ」
と、いと若けれど、生ひ先見えて、ふくよかに書いたまへり。
故尼君のにぞ似たりける。
「今めかしき手本習はば、いとよう書いたまひてむ」と見たまふ。』
と書かれり。
我は心惹かれて手習いなどを始めん。
今宵は、かな文字を習ひて楽しきこと限りなし
最近、去年よりも研修が少なくなり
負担が減ったせいか、仕事の後に(アフター6)
何でもやっておこうと思うようになりました。
昔から好きな源氏物語を再度、読んでいるうちに
書も書きたいという気持ちになったせいもあります
源氏物語の若紫の章、
『 「いで、君も書いたまへ」とあれば、
「まだ、ようは書かず」
とて、見上げたまへるが、何心なくうつくしげなれば、うちほほ笑みて、
「よからねど、むげに書かぬこそ悪ろけれ。教えきこえむかし」
とのたまへば、うちそばみて書いたまふ手つき、
筆とりたまへるさまの幼げなるも、らうたうのみおぼゆれば、
心ながらあやしと思す。
「書きそこなひつ」と恥ぢて隠したまふを、せめて見たまへば、
「かこつべきゆゑを知らねばおぼつかな
いかなる草のゆかりなるらむ」
と、いと若けれど、生ひ先見えて、ふくよかに書いたまへり。
故尼君のにぞ似たりける。
「今めかしき手本習はば、いとよう書いたまひてむ」と見たまふ。』
と書かれり。
我は心惹かれて手習いなどを始めん。
今宵は、かな文字を習ひて楽しきこと限りなし