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Drマサ非公認ブログ

慢性腎臓病腎不全末期4

 2022年12月初孫が生まれる。カナダなので、会いに行き、年末年始を過ごす。人生で初めてといっていいけれど、「人間をかわいい」と感じる。

 とはいえ、その時、娘の夫と喧嘩。口利かず。1年半後ぐらいかな。和解。これは蛇足。一応あちらから謝ってきた。

 日本に帰国後、かかりつけに通院。主治医から「もう人工透析したほうがいい」とまたまた言われる。それが徐々に厭になってくる。医者として、当然の指摘にすぎないのだが、行く度繰り返されることが、わかっていることを指摘されることが、なんだか厭な気分になってしまう。

 こんな考えがあった。医者の仕事は、患者を元気付けること、応援することではないか。ところが、現代医療では、リスクを前面に押し出し、リスク回避を規範としてしまう。

 統計的な傾向はあるのだろう。膨大なデータに基づいている。それをこそ重視するのが科学的ってことなんだろう。しかしながら、心理的効果は医療にとって重要なはずだ。患者が厭な気分になってしまうなら、それはノシボ効果があるのではないか。

 ベイトソンが病院自体がブラシボになると語っていたのだが、そうだとすれば、その反対もあるだろうなどと考えてしまう。とはいえ、医者に患者の心まで理解するような河合隼雄みたいなことを期待しても無理があるとも思うのだが。

 嘘でもいいから、良いことを言ってくれよなどと思うが、まあ無理なことだ。そのことは重々承知。

 この厭な気分は、病院から足を遠ざけてしまう。ひと月に1回程度経過観察として通院だが、理由をつけて、予約日を変更してしまう。あるいは2月に1回に通院を減らしてしまう。

 電話で予約変更をするだけだから、事務的に扱われて、ことらの都合通りになる。担当医も無理をいうこともない。水曜日しか主治医の外来がないから、こちらの仕事とタイミングが合わないって。まだこれといった自覚症状もほぼない。それを良いことにして・・・

 ごまかしていたのだろう。

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