選挙直近か。
選挙は誰にあるいはどの政党に投票するのかという側面と、誰を落とすのかという側面がある。
特に今まで議員であった人物の実績や人物から評価して、「こいつは議員としてダメ」「我々の代表にはならない」という有権者の判断があることで、議員を辞めなければならいというプレッシャーをかける。それが議員活動の健全性を担保する。
ところが、日本では慣習的にとでもいったらいいと思うが、漫然と投票してきた。だから、プレッシャーをかけてこれなかったと思う。
今回は当然与党、自民党を投票しないということで職からあぶれてもらおう。
そして、もう1つ落とすべき政党がある。参政党である。嘘、デタラメ、陰謀論、スピリチュアル、言い訳、差別、排外主義、これでは政党として成立していない。これが人気があるとは、日本もひどい状況になったものだ。あの兵庫県の斎藤知事が再選されたときの熱狂の全国版だから、言わずもがなだが。
1つだけ上げておこう。参政党が出した憲法草案。あまりに酷すぎる。現憲法の一部を変えるのではなく、破棄してしまおうというものである。これじゃ、参政党による日本転覆。クーデターである。
憲法第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
あの党首は当然この99条の中の「国会議員」である。憲法を尊重し擁護する義務がある。彼のどこにこの義務があるのだろうか。全くないと断言しておく。
それは憲法を改正してもいいのだが、それはあくまで一部に止めるのが、憲法を尊重し擁護する態度であるから。
近代憲法とは何かを学ばず、戦前の体制を聞きかじった言葉で切りはりして、それを憲法草案って、フザケルなという思いだ。
戦後最悪の政党である。とにかく、いらない。