すぐ病院から連絡があった、紹介先が見つかったので、その説明をしたいと。
仕事の関係で、夕方16時ぐらい診察室に伺う。医者と看護師が待っていて、説明してくれた。
病院は板橋中央総合病院。腎臓内科と腎臓外科の2つの紹介である。腎臓外科は腎臓移植センターを持っているので、そこの紹介である。そこに中島医師という方がいて、日本の腎臓移植では一番の実績だという。すでに僕の担当医は連絡を入れて、話は通してあるとのこと。
板橋中央病院のパンフレット、そして移植センターのパンフレットを用意していてくれて、それに基づいて説明してくれた。
どうも担当医は最高の紹介先を見つけたという思いがあったのではないかと感じた。なんせ最初頭にあった東京女子医大がダメになったという経緯があったからだ。とはいえ、女子医大の内部事情に伴うことで、彼になんの責任があるというのか。
女子医大にいた医者およびスタッフがどこにいるのかを探してくれて、そこで見つけ出したのだから、感謝しかない。この時点で紹介状を各科合わせて2通用意されていた。で、移植センターに直接電話して予約してから診察だという。了解である。
腎不全末期の患者の根治は腎移植一択とのこと。さすがの僕も希望になるという感じである。とにかく人工透析はやりたくないと考える僕にとっては。すぐ予約が取れるわけでもないので、投薬してもらわなければならないので、一応次の診察日は決めておいた。
とりあえず、一区切りという心境であった。移植センターに予約の電話をして、予約日が決まった。その際、ドナーが決まっているのかを聞かれ、「決まっています」と答える。
予約係「どなたになりますか?」
僕「弟の嫁になります」
予約係「法的には問題ないですが、戸籍謄本を用意してください」「その日一緒に来てください」
僕「わかりました」
戸籍謄本の件を彼女に連絡した。彼女自身仕事がひと段落し、神奈川の大学に住んでいる息子のところを拠点とするつもりだと了解してくれた。
数日後、二人の弟からLINE電話が入った。