終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

キルギスの蜂蜜

2014-12-07 22:31:14 | 食物

おっちゃん謹製のヨーグルトに蜂蜜を加える。

何時の頃からだろう、こんなふうに毎朝、

無意識に蜂蜜をいただくようになったのは。

食養生に気を配る方では、素より無いのだが、

相性でいえば、わたしの場合、とても好いらしい。

近年、おみやげに蜂蜜をいただくことが重なって、

なおさらに、蜂蜜に慣れ親しむようになった。

外国なら、スイスの、ジャリジャリ感。

セルビアの蜂蜜も、ザラザラとした、ヨーロッパ組。

写真のキルギスタンの蜂蜜は、見た目からして特異だ。

“これ、バターやん”と鼻を近づけてみたら、無味無臭。

ボッテリとした重量感に、後ずさりしてみたり、

でも、少しだけ、と試してみたり。

なんと現地では、秤にかけて目方で売る、そうな。

敗戦後、食用油を入手するのに、

一升瓶を持って油屋にお使いに行ったら、

1斗缶から汲み出して瓶に入れてくれた、なんて、

もう誰も憶えていないだろう、そんな感じで、

キルギスでは、ポリ容器に蜂蜜を計り入れてくれて、

ベタベタする外側を、新聞紙でくるんでくれた、という。

なんとワイルドな土産話。

ところ変われば品変わる、日本の蜂蜜は、あたかも京料理の繊細さ。

老いのつれづれに、蜂蜜語り、って、暢気過ぎるか。

 

 

 

 

 

 

 

 



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