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おっちゃん謹製のヨーグルトに蜂蜜を加える。
何時の頃からだろう、こんなふうに毎朝、
無意識に蜂蜜をいただくようになったのは。
食養生に気を配る方では、素より無いのだが、
相性でいえば、わたしの場合、とても好いらしい。
近年、おみやげに蜂蜜をいただくことが重なって、
なおさらに、蜂蜜に慣れ親しむようになった。
外国なら、スイスの、ジャリジャリ感。
セルビアの蜂蜜も、ザラザラとした、ヨーロッパ組。
写真のキルギスタンの蜂蜜は、見た目からして特異だ。
“これ、バターやん”と鼻を近づけてみたら、無味無臭。
ボッテリとした重量感に、後ずさりしてみたり、
でも、少しだけ、と試してみたり。
なんと現地では、秤にかけて目方で売る、そうな。
敗戦後、食用油を入手するのに、
一升瓶を持って油屋にお使いに行ったら、
1斗缶から汲み出して瓶に入れてくれた、なんて、
もう誰も憶えていないだろう、そんな感じで、
キルギスでは、ポリ容器に蜂蜜を計り入れてくれて、
ベタベタする外側を、新聞紙でくるんでくれた、という。
なんとワイルドな土産話。
ところ変われば品変わる、日本の蜂蜜は、あたかも京料理の繊細さ。
老いのつれづれに、蜂蜜語り、って、暢気過ぎるか。