貝紫を染める

急に暑くなった。

炎天に干すので、お日様がいっぱい、は、うれしい。

公民館の２階で、トンカン？カナヅチを鳴らし、階下の事務室からのクレームを心配しながら、貝を割った。

貝を【殺して】色素をいただく、なんて残酷！と、南米の方から言われたことがある、けれど。

パープル腺をネイル用の鋏で切り取って、クリーム色の粘液を集めて、塩水で少し薄めて染液とする。

このあたりで、器用不器用が歴然として、わたしなんかは、ゴメンゴメン、つくづく向いてない、と自己弁護しつつも。

絞った上に塗ったり、Ｔシャツにワンポイント描いたり、と、

”臭いから・・・”と敬遠していたのが嘘のように、はしゃぎながら。

日光の下で、クリーム色、黄緑、緑、ブルー、そして紫色、と変幻する様は、

藍に似て、もっと複雑。

動画をUPできたなら、感動をお届けできたのですが。