終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

スコーンでお茶

2013-02-05 22:23:09 | 食物

カフェでティータイム。

前回は空いていたクリニックへ、

異なる曜日、異なる時間に出かけたら、

長蛇の列。

話が違う、出直そう、

と、列には加わらず、近くのカフェへ。

土地柄以上の高級感に、敷居が高かった、

のも忘れて、

でも、思い切りシンプルなメニューを選んだ。

紅茶はポットサービスであるべき、だし、

アイソの無いスコーンも、出鼻をくじかれた際などには、ピッタリ。

30代のころ、教会での英会話教室のティータイムに、

焼きたてのそれが供され、素朴さこそ美味の必須要件、と知った。

そして、

その頃さかんに催されていた、デパートの英国展で、スコーンを求めた。

赤いタータンチェックの箱に入ったヤツ。

海を越えてやってきたそれは、しかし、シンプルというより、

許し難い商品、というべき代物だった。

スコーンは、ホームメイドに限る、と知った。

が、この店のスコーンは、店内で焼いていたのだろうか。

30年前の、英語教室でいただいた品、に似ている。

スコーンは変わらずおいしいのに、

食するこちらは、時の流れが額に刻印されてしまっている。

スコーンとポットサービスのミルクティ-のセットを前にして、

あの頃の若い自分を呼び戻したくて、

そっと、場違いなコンデジを向けてみる。

 

 



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