終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

カシミヤウールの染め糸

2013-10-27 21:45:10 | 草木染

このところ熱中している織物は、カシミヤのマフラー。

白のカシミヤマフラーを、一体何本織り上げたか。

でも、カシミヤの高級たる所以は、軽さ、温かさに加えて、艶やかな質感。

だからなのか、草木染の発色がすばらしい。

さまざまな糸を染め比べてみて、発色のクリアな点では、絹がいちばん、が、

カシミヤの発色の、独特な深さと輝きに、すっかり魅惑された。

100g未満の小さなカセを多数用意して、この20年間、

染料植物を入手する毎に、染めた。

手元に残る、それらしいカシミヤウールは、12色も揃った。

ただ、染めることに熱中の余り、織って作品化することを忘れていた。

そうだ、織り慣れた白いカシミヤマフラーと同じ組織で、

マルチストライプの経糸を機に据えてみよう。

たとえば、歌舞伎の定式幕(じょうしきまく)のイメージ。

もっとも、代表的なのは三色縞で、黒、柿、萌葱と並ぶらしい。

たった3色なのに、あの完成度はどうだ。

わたしの縞は、せっかくだから、もっと多彩に遊びたい。

柔らかい糸をスプールに巻き取ると、テンションがかかってかわいそう。

なので、糸玉にして優しく巻く。

さあ、カシミヤウールの縞順は如何に・・・。

とてもあしたがたのしみで。

 

 

 



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