終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

栗もなか

2013-11-15 22:01:56 | 食物

例によって、小布施よりお取り寄せ。栗あんがぎっしり。

若い頃は、スイーツといえば、ケーキに決まっていた。

父が甘党、それも、ようかんなど、一切れじゃなく、一本単位にたいらげるほどの豪傑。

そんなウチなので、もなかは大抵いただき物で、茶箪笥の中にあった。

ある程度のおとなになったら、そこそこの質の緑茶ともなか、それが、

絵に描いたような幸せ、定番の小道具と言える。

で、当時のお気に入りは、鶴屋八幡の〝有磯〟、

主力商品〝百楽〟は粒あんの詰まった四角いもなかだったが、わたしはむしろ、

こしあんの〝有磯〟の、丸い外見どうりの、とろけるようなまろやかさが、何より好物だった。

親子二代の甘党は盤石で、生来おやつをいただかない夫をも巻き込んで、

昭和のモノクロ映画の中の老夫婦、を気取っている。

 

 


 

 

 

 

 



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