終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

織り始める

2010-09-24 20:45:08 | 衣・布
密度の低い、つまり粗い目の織物。

織り上がってから、十分過ぎる縮絨を施し、目を詰ませ、布に仕上げる。

縮絨のための条件に、密度の粗いこと、が挙げられる。

つまり、糸と糸の間に、ゆるゆるの遊びの空間がある方が、

窮屈に並べるよりも、縮絨しやすい、という。

とはいえ、細いカシミヤ糸を、打ち込まずに通す、のは、まるで神経戦。

息を止めるように、一越、一越、シャトルを滑らせる。

織り丈は、270cm、それが縮絨後、170cmくらいに短くなる予定。

もっとも、ウール対カシミヤの比率の異なる、2種類の糸を用いているので、

面倒な問題(否、予想外の結果)もあり得る。

一種は、縮絨されたがっている糸。

他は、防縮加工された、イタリアファッション系素材。

止せばいいのに、悪戯心を起こして、

“好きで苦労する”、いつもの悪い癖(チャレンジ?)です。

苦労したからって、結果が良いとも限らず、

冒険に落胆、は、付きものでもあって、少しドキドキの今日この頃。


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