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2011 Movie Best 10

2012年02月20日 00時00分01秒 | BEST MOVIE
ふう、やっと2011年の映画レポが全て終わりました・・・。

という訳で2011年総括、いよいよ最後は映画ベスト10です。
既にキネマ旬報ベスト10も発表され、
2月も終わりそうになる中今更とお思いでしょうが。

昨年私が劇場で鑑賞した55作品の中から選出しました。
※タイトルクリックで作品の記事にジャンプします。

10.ブンミおじさんの森

今までタイ映画というと問答無用ムエタイアクションものしかないと思ってましたが、
本作はアジア独特の死生観に基づくスピリチュアルムービー。
新鋭アピチャッポン・ウィーラセタクンがこの世とあの世、過去と現在を地続きで描く。



9.エンディングノート

末期癌で余命間近な父親が自ら最期まで段取りする姿を写したドキュメンタリー。
だからと言ってお涙頂戴的な映画ではなく、
父親のユニークなキャラクターが過酷さを中和してむしろ淡々かつ、粛々と進む。



8.ウィンターズ・ボーン

アメリカの貧困層が生きる集落で起こる過酷な現実に立ち向かう少女を描いた作品。
運命を受け入れながらも生きる為に必死な少女の姿が胸を打つ。
一昨年の「フローズン・リバー」を髣髴とさせる傑作。



7.ミッション:8ミニッツ

いまやSF映画界のホープ、ダンカン・ジョーンズが描いたタイムパラドックスの物語。
所謂謎解き系の映画でここまで良く出来た脚本はそうそうない。
決して大作ではないが、見逃すのは勿体無い程の魅力に満ちている。



6.冷たい熱帯魚

今や売れっ子、園子温が埼玉愛犬家殺人事件に着想を得て作った作品。
勢いとパワーで押し切った快作。
とにかく殺人鬼を演じたでんでんの凄み、それに尽きる。



5.スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団

私の年間ベストにはオタク枠の作品が必ずと言っていいほどランクインしますが2011年はコレ。
ゲームやコミックといったジャパニーズカルチャーと
音楽をマッシュアップさせて出来たエドガー・ライト流るーみっくわーるど。



4.まほろ駅前多田便利軒

私の昨年の邦画ナンバーワン作品。
勢いで押し切るにはトシを取りすぎ、含蓄のあるコトバを語ろうとするには若すぎる。
人生の苦味を味わった2人の男がそれでも前に進もうと奮闘するバディムービー。



3.127時間

ダニー・ボイルが冒険家アーロン・ラルストンの身に起きた事故を映画化。
ほぼジェームズ・フランコの一人芝居だが、全く飽きさせない。
相当に痛いシーンもあるが、最後に訪れるのは生への希望。



2.SOMEWHERE

ハマらない人には単なる雰囲気映画にしか見えないかもしれないが、
繊細な感性の持ち主にはたまらなくいとおしい作品。
これといって何かが起きる訳ではないが、日常風景が全く飽きさせない。



1.BIUTIFUL ビューティフル

ギジェルモ・アリアガと決別して初めてイニャリトゥが手掛けた作品。
その分、彼のパーソナルな部分が強く出た一作となった。
ハビエル・バルデムが傑出した演技を見せる。



とまあ、このようなベスト10となりました。
一定レベルの作品は多かったんですが、
アタマを鈍器で殴らるような衝撃を覚える作品はありませんでしたね。
今年も素晴らしい出会いに期待して映画館通いを続けようと思います。

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