宇宙のめいぐると

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僕と岩の7,620分間

2011年07月17日 00時29分09秒 | CINEMA
スラムドッグ$ミリオネア」でオスカーを受賞した
ダニー・ボイルの最新作「127時間」です。
本作も受賞は逃したものの、
本年度のアカデミー賞6部門にノミネートを果たしました。
主演は「スパイダーマン」のジェームズ・フランコ。
全編ほぼ彼の一人芝居で繰り広げられる人生讃歌。


※前売特典はエディ・バウアーのコラボバンダナです!!


アーロン・ラルストンはフリーのクライマー、
週末は一人で様々な渓谷に訪れる。
ある時渓谷を移動中に彼は誤って落ちてきた
岩に右手を挟まれ身動きが取れなくなってしまう。

冒頭外出しようとするアーロンと夜の街を
カットバックでテンポ良く描いてゆきます。
オープニングから女性達と一緒に地底湖で泳ぐところまでは「動」、
そして岩に挟まれて「静」になったところで初めて出るタイトル。
この辺りのセンスは流石です。

基本身動き取れなくなったアーロンが今までの人生を回想しながら、
生きるための行動をどのように取っていくかが焦点。

水も費えて絶望の中にありながら
それでも彼を生きる衝動へと駆り立てたのは、
かつての彼女の肌の感触であり、
両親からのかけがえのない愛情だった。

そこで彼は生きるために大きな決断を下す事となります。
ここからのシーンは観客にとっても視覚的にも感覚的にも
かなりの激痛を伴うものとなっています。
特に自ら骨を折るシーン、そして神経を切断するシーンは
思わずこちらも顔を歪めてしまいました。

極限状態のサバイバルの物語は今までも「運命を分けたザイル」や
イントゥ・ザ・ワイルド」など名作が多いですが、
本作も今後これらの仲間入りをするのは間違いありません。

岩から脱出してからクライマックスに流れるSigur RosFestival
この曲が正に主人公を祝福するように鳴り響いてました。



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