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銘木小僧

銘木ってなーに?

「神代杉」

2009年10月18日 | Weblog
神代杉って、何だか知ってますか?
屋久島の屋久杉や、吉野杉とか秋田杉と違って産地ではないのです。
数百年~数千年、火山灰や土の中で埋まっていた木です。
火山灰や土の成分を吸収し腐らずに半化石化した杉の事です。
この写真は秋田県と山形県の県境の鳥海山から出てきた神代杉です。
鳥海山が噴火したのが 記録では紀元前466年、今から約2500年前の事
2500年間埋まっていた木が腐らずに再び建築材として
使用できるのだから凄いですよね!
おそらく杉の油分が、2500年間この木を腐らせずに守ってきたのかな?
このように土などに埋まっていた木は、地面から掘り出して空気に触れると
杉の茶色っぽい色から独特の黒っぽい色に変化します。
神代の場合、杉だけではなくその他の木でも同じように変化します。
私の友人の所有している田んぼの中から、15年前に欅が出てきたんです。
地表から約40センチ程度の深さに埋まっていました。
この欅を掘り出してチェエンソーで切断した時に私は初めて目の前で
色が変化していくのを目撃しました。
話には聞いてましたが、実際に目の前で色が変化していくのを目撃すると
科学の実験を見ているようで、友人と何度も削って色の変化を楽しんじゃいました。
この欅は千葉県の千葉市から出てきた木なので、
ましてや地表から40センチと非常に浅い所から出てきても「神代」になってました。
貴方の街からも地面の中から木が出てきた時は、削って見るともしかしたら
このような不思議な色の変化を見る事が出来るのかもしれませんよ。

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