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一日の事を延々と君は話したがった
ウワノソラの僕が一言
「日記でもつけたら」

大地。

2015-11-11 12:20:29 | 君がいない窓に響く空しい「ひとりごと」
 ドラマ『コウノドリ』の第4話見ました。

 今回のテーマは「切迫流産」

 「切迫流産とは『流産になりかけている』という意味です。
  実際は流産が起こりうる妊娠22週未満の時期に子宮出血があれば切迫流産と呼ぶので、
流産になる可能性が高くない場合も含まれます。」(家庭の医学より引用)


 妊娠21週と1日の妊婦さんが、お腹の痛みを訴え、病院に来る途中に、破水。
 まだお腹の中で十分に育っていないため、危険な状態であるので、
 このまま妊娠を継続するならば、ベットで絶対安静。
 (目標は24週を超えること) 

 しかも、21週目では、まだ胎児の肺機能などが出来上がっていないため、早産になった場合、
 産まれてから障害などが出てくる可能性もあり、
 「元気に産まれて来てくれる」という約束も出来ない…

 
 それでも、妊娠を継続しますか?

 
 という選択を迫ります。(人工中絶が法律で認められるのは、21週と6日まで)

 
 やっと授かった子なので、ご夫妻は継続を選びます。


 そして、24週を目前にした23週と3日に、陣痛が来て、
 超未熟児として男の子が産まれます。
 

 小さな小さな我が子を前に、ご夫妻は「大地」と名付けるのです。


 1時間の流れをサラっと書いてしまいましたが…。

 
 このご夫妻のことを中心に、新米産科医下屋先生の葛藤
 
 破水して駆け込んできた前日の検診で
 「お腹が張ってるんです」
 という申し出に対して
 「問題ないですよ!」
 と言ってしまったこと

 産まれてきた赤ちゃんを見て、あまりの小ささに、
 「おめでとうございます」
 と言えなかったこと…etc.が絡んでくるのですが…。


 この奥様が入院すると決まった後のカンファレンスで、
 「産まれた子に障害が残るかもしれないことに、両親は覚悟があるのか?」
 と四宮先生に聞かれて、下屋さんは
 「絆があるから大丈夫だと思います!」
 と答えるのですが、他の先生に反論されてしまいます。


 実際、産まれてNICUに入った子に会いに来なくなってしまう親もいるし……と。
 


 ここで四宮先生の説明を少しすると、

 これは2話の四宮先生のセリフなのですが、
 (喫煙妊婦さんに「タバコを止めなきゃ母親失格だよ!」と言い、
  「担当を替えて下さい!」と患者さんから言われたことに対して、
  院長に「患者さんにやさしくしてくれないかなぁ~」と言われ)


 「優しくしたら患者を救えるんですか?」
 「優しいけど患者を死なせる医者と、嫌なやつだけど助けてくれる医者
 院長ならどっちに診てもらいたいですか?」
 
 という言葉があって…

 実は、四宮先生は5年前に担当していた患者さんが、タバコを止められない方で、
 「1人目のときも吸ってたけど問題なかったし」
 と言われたりして、強く言えなかったことがあり

 結果、その妊婦さんは早剥(常位胎盤早期剥離)で、手術中に大量出血で亡くなり、
 「嫌われてでも強く言えばよかった」
 という悔いを残します。

 そのときの赤ちゃん(女の子)は、脳に障害が残り、今も寝たきり。
 奥様の死を受け入れられず、ご家族もお見舞いに来ない状態で、
 四宮先生は毎日彼女に会いに小児科に通っている。


 そんな四宮先生なので、人一倍「障害が残るかもしれない」ということに敏感だったのかなぁ~と見ながら思いました。

 (なんだか滅茶苦茶四宮先生に肩入れしてる感じになってますが、好きな訳ではないですよ!)


 
 この大地くんのエピソードは、実を言うと私が『コウノドリ』を初めて知ったときに、見たお話で、
 と言っても、「読んだ」ではなく「見た」のですが…

 去年の春頃、『深イイ話』の「妊娠・出産」特集があって、その中で再現ドラマをやっていて、見たのです。
 なので、原作で読んだときも、今回のドラマでも、結末を知っているのに、泣いてしまいました。

 やっぱり出産は、奇跡の連続ですね。


 次回のお話は、予告見て明らかに(ツッコミたくなるくらい)原作と設定が違うのですが…大丈夫かしら???

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