もはや理由は問うまい。独特な形状が話題のTesla CyberTruckを、50口径の対物ライフルで打ち抜いた人が居るらしい。軍用車並みの装甲を誇り、マシンガン程度ではへこませるぐらいしか出来ないそうだが、だからと言って対物ライフルを持ち出すのは大人気ない様な気もする。しかし新商品が発売される度に銃に対する脆弱性を試すのは、米国の伝統芸の様なものである。Youtubeの収益で900万円の元は取れたのかは分からないが、兎に角伝統に口を挟むのは野暮であろう。何しろ「市民が武装する権利」を憲法に明記している筋金入りの民主主義国家なのである。建国以来世界の何処かでドンパチを繰り返している物騒な国と友好関係を結んでいる事は、覚えておいて損は有るまい。国内の分断が深まると内戦が勃発し兼ねないと云う意味でもヤバい国なのだが、最近ちょっと危なっかしい。銃口がiPhoneとかCyberTruckとかだけに向けられている状況がより長く続く事を、太平洋の反対側で祈るしかないのである。
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