相変わらずフリーダムである。バーガーキングが「二日酔いのレベルに応じたワッパーの割引クーポンが貰える」キャンペーンをブラジルで始めるそうである。公式アプリで顔写真を撮影し、それを解析して判定するらしいが、そんな健康状態の時にワッパーを食べたいと思う人がどの程度居るのかは不明である(ブラジルなら案外多いのかも知れない)。過去にはARアプリ内で他社の広告に放火するとクーポンが貰えるキャンペーンを実施する等、何かとギリギリを攻めがちな同社であるが、それをジョークの範疇に収める手腕は大したものである。ウケ狙いで軽口を叩いて炎上するセンセイ方も、その危機管理能力を見習ってはどうかと思う。コンプラとかガバナンスとかの慣れぬ横文字を並べ立てるよりも、よっぽど実戦的であろう。バーキンの域を目指すのは難しいし危ないので止めた方が良いが、話術を生業とする以上は、最低限の訓練は受けておくに越した事は無いのである。