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編プロ メディアクルーの日々

東京都目黒区で雑誌や書籍などの編集をやっています。
旅、犬、人、生活、教育、アウトドアなどのジャンルが得意です。

水谷章人さん

2012-05-22 09:51:48 | カメラ

スポーツカメラマンの水谷章人さん、古希を過ぎてもバリバリ撮っていらっしゃるらしい。ロンドンオリンピックでは、今まであまり撮れなかったマイナー競技を中心にしたい、と。

リンク: サンディスク・エクストリーム・チームに聞く「スポーツ写真の世界」:水谷章人編 - デジカメWatch.

 

ぼくがバイク雑誌の編集部にいたころ、ちょっとだけお話をさせていただいたことがある。気さくな方だった。

水谷さんはキヤノンユーザーで、後年、イオスのカタログにも登場されたことがある。お会いした当時、イオスのシステムはまだ黎明期で、オートフォーカスを信用しないプロカメラマンはマニュアルフォーカスで撮っていた。サーキットを疾走するバイクにピントを合わせ続けられるかは、カメラマンの力量にかかっていた。

サーキットを走るライダーのフォームを連続写真で解説するために、コーナーに入って遠ざかっていくという、ピントが難しい撮影を編集部がお願いしたことがある。大きく使うわけでもない、データ的な写真。編集スタッフは、「水谷さんでないと撮れませんのでぜひ」とか何とか言って説得していた。

キヤノンとニコンではピントリングの回転方向が逆。でも水谷さんは「ちょっと貸してみろ」と、社カメのニコンを手に取り、サクッと撮ってみせてくれた。ピント? もちろん社カメも驚く見事さだった。

コーナーを立ち上がってくるライダーたちの、2番目にだけピントがきている。で、そのライダーが優勝したりすると、編集者は「水谷さん、この写真でいきます!」となるわけ。レース、というかスポーツの持つドラマを理解されている人でした。ポジをルーペでチェックするのが楽しかった。

 

高橋伸和/旅行、車、アウトドア、情報、ビジネスなど、主に男性向けコンテンツを担当。

バイク誌、旅行ガイドブックの編プロ勤務を経て、フリーの編集・カメラマンとして活動中。
とくに横浜、鎌倉の知識と写真のストックには自信があります。

別館「メディアクルーの仕事」
http://mcrew.mo-blog.jp/works/

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http://www.facebook.com/takahashi.nagai


ニコンD800E - デジカメWatchより

2012-05-16 17:15:08 | カメラ

ローパスフィルターを無効化したD800EとD800の比較。
切り出した等倍画像があり見やすい。

解像感の差、あるといえばあるが、被写体によってはあまり感じられない。
D800Eで懸念されるモアレ、これはやはり発生しているが、F16まで絞ると回折限界を超えるので目立たなくなると。なるほど。

個人的に買うなら、描写に安心感があり値段も安いD800かな。
リンク: ニコンD800E - デジカメWatch.


OLYMPUS OM-D E-M5

2012-04-19 11:06:12 | カメラ

下記のレビューを見ての感想。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/newproduct/20120419_527056.html

ISO6400、ノイズリダクション強でも十分な解像感(ノイズリダクションを強くかけるとノイズは減るが、通常画像のシャープさは失われる)。

桜の遠景の作例はもう少しカリッと写ってほしい。使用ズームレンズ(12-50mm F3.5-6.3 EZ)の望遠側が少しソフトな描写なのかもしれない。花のアップの画像もふんわりとしている。

 


吾妻橋から東京スカイツリー、アサヒビール吾妻橋ビル

2012-02-29 18:38:22 | カメラ

3月発売の情報誌のため、26日・27日に一気に撮影。

27日は晴れたので、大きく使う縦カットを狙う。
P50_120227e500_086
これはボツカット。人を切りつつ吾妻橋の欄干を何とか入れたが、
船が行ってしまった。

スカイツリーがきれいに見えるので、人が多い。撮影の順番待ち状態。

雲がない青空では単調になるかと思い、PLフィルターを付けたペンタックスを持参。
押さえとしてフィルターなしのオリンパスでも撮影。
メイン機種はペンタのつもりだったのだが、
PLフィルターの効果が暗い感じで出てしまうケースが多く、
採用カットはオリンパスの方が多かった。
ま、オリンパスブルーだし。白飛びしやすいので要注意だが。

オリンパスE-500
撮影モード:絞り優先 カラーモード:ナチュラル
絞り:F8 シャッタースピード:1/160(ISO100)
ホワイトバランス:晴天
露出補正:-0.3
レンズ:14-42mm F3.5-5.6


高橋伸和/旅行、車、アウトドア、情報、ビジネスなど、主に男性向けコンテンツを担当。

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カメラの新製品ラッシュ

2012-02-08 17:12:51 | カメラ

「デジカメWatch」から引用しつつ。
 

■シグマは、Foveon X3ダイレクトイメージセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ「SIGMA DP1 Merrill」と「SIGMA DP2 Merrill」を開発発表した。
Sigma










 

 


予想の3倍ぐらいの価格で出た一眼レフ「SD1」の廉価版、「SD1 Merrill」を20万円程度で発売し、それと同じセンサーを搭載する。
今持ってる400万画素程度の機種(DP2、DP1x)で満足しているが、
画素数アップで死角が減ったのは確か。

考えてみたら「SD1 Merrill」発売って大きなニュースだ。
動きものを撮らないんだったら、もうこれでいいかも。
やはりフォビオンセンサーの解像感は別格なのだ。

 

■オリンパスは、同社マイクロフォーサーズ機のフラッグシップモデル「OLYMPUS OM-D E-M5」を3月下旬に発売する。    
価格はオープンプライス。店頭予想価格はボディのみが10万5,000円前後、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ」が付属する「OLYMPUS OM-D E-M5レンズキット」が13万円前後の見込み。
Omd






 

 

 

 

 

同社から初めてEVF内臓モデルが出た。
ペンタ部の形に必然性はないと思う。上部に回路でも入っているのか?
そうじゃないだろう。
でもOMリーズのイメージで売りたいんだからこうするしかないわな……。
もうちょっと低い方がバランスがいいように思えるが。

マグネシウムの高品位ボディは防塵防滴。
手ぶれ補正やオートフォーカスなどトピック満載だ。
小さいので、旅カメラ、あるいは取材カメラとしてかなり魅力的。
これで、動画撮影中にスチルが撮れれば買いか。
(HPをざっと見た限りでは、この機能にふれていない。見落とし?)

 

■ペンタックスは、Kマウントを採用するレンズ交換式デジタルカメラ「PENTAX K-01」を3月中旬に発売する。価格はオープン。レンズキットの店頭予想価格は7万円から。    
Photo










 

 

 

 

デザインはこれもありかなと。
ただ、EVFが用意されていない。もうそれだけで買いません。
既存のレンズがそのまま使えるのは魅力だが。

 

■ニコンは、35mm判サイズのCMOSセンサーを採用したデジタル一眼レフカメラ「D800」および「D800E」を発売する。価格はともにオープン。発売日および店頭予想価格は、D800が3月22日、30万円前後。D800Eが4月12日、35万円前後。
D800とD800Eの違いは光学ローパスフィルター。モアレ除去を考慮し、一般的な効力の光学ローパスフィルターを装備するD800に対し、D800Eは光学ローパスフィルターの効きをなくしている。それにより、解像感の向上を図っているという。
D800













 

 

 

 

 

ローパスフィルターの効果を弱める流れはオリンパスが先行しており、
これがトレンドになるのは間違いない。
とはいえ、ローパスフィルターの効果を弱めた方の機種では、被写体によってはモアレが出る可能性があるとニコンも認めているよう。
「D800」と「D800E」の2台持ちで、被写体によってカメラを替える?

画素数は3630万画素。中判カメラか! 必要な人には必要としか言いようがない。200~600万画素で普段撮っている私には不要。この画素数では、高感度は苦しそうだし。

ファインダー視野率100%もめでたいが、私的には画素数も手ごろで高感度に強いD700で十分か。ツァイスレンズをつけた「デジカメWatch」の作例もすばらしかったし。
と思って価格比較サイトを見たら、じんわり値段が上がってるし。

 

■1.5型CMOSセンサーを搭載したレンズ一体型デジタルカメラ「PowerShot G1 X」を3月上旬に発売する。価格はオープン。直販サイトの販売価格は7万4,980円になる予定。
Canon







 

 

 

フォーサーズと同程度の大きさのセンサーを搭載。
これってオリンパスあたりがやらなくちゃいけなかったんじゃないの?
フォーサーズコンパクトとか銘打ってさ。

これも旅カメラ、取材カメラによさそう。
EVFを搭載してくれれば……。CANON機も所有してみたいが。
光学ファインダーは動きものを撮るときぐらいしかメリットを感じない。

 

■富士フイルムは、レンズ交換式デジタルカメラ「FUJIFILM X-Pro1」および交換レンズ3本を2月18日に発売する。価格はいずれもオープンプライス。X-Pro1ボディの店頭予想価格は15万円前後の見込み。
Photo_2










 

 

 

 

デザインは、ライカコンプレックスからやや脱却したか。
これも独自のセンサー配列によりローパスフィルターを非搭載。
解像感に期待しつつ同社のサイトを見たが、うーん。
フォビオンセンサーってやっぱりすごいな。他のセンサーには満足できなくなる。
ペンタックスのファインシャープネスの効果にも満足してるし、現状維持ということで(って、そうそう買える値段じゃない)

 

高橋伸和/旅行、車、アウトドア、情報、ビジネスなど、主に男性向けコンテンツを担当。
バイク誌、旅行ガイドブックの編プロ勤務を経て、フリーの編集・カメラマンとして活動中。
とくに横浜、鎌倉の知識と写真のストックには自信があります。

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昭文社 萬年橋 小名木川 DP1x

2010-12-01 20:24:24 | カメラ

本日は、昭文社で打ち合わせ。
萬年橋(なぜかグーグルやYahoo!の地図に出てこない?)から社屋と小名木川の水門をDP1xで撮影。
Dp1_101201_009
ホワイトバランスはカスタム(プリセット)。
先日の赤レンガ倉庫の撮影時とは違い、
空が自然なブルー。

自然治癒? まさか。
プリセットをやり直した記憶はないのだが……確証はない。






 

Dp1_101201_007_2






Dp1_101201_005_2






Dp1_101201_006_3






 

 

 

ホワイトバランスは順に、カスタム、太陽光、オート。
この順でアンバー寄りになっている。オートは空の青にひきずられたか。

価格.comのレビューなどでは、オートの打率を云々するコメントがよく見られるが、
なぜオートの機能に完璧を求めるのか、不思議だ。

被写体の色をカメラは知らないわけだから、
正しい色にしろといわれても無理な話。

白い被写体を基準に補正するという方式はまだわかるが、
これだって、画面内に完全な白があるという前提での話。

屋外では、ホワイトバランスは晴天になるべく固定。
あるいはプリセットという、デジカメならではの機能を駆使するべきだと個人的には思っている。


鎌倉文学館のバラ K20D

2010-05-28 11:05:31 | カメラ

K20Dは、最後に撮影した画像のデータが電源を切らない限り残っており、
Fnボタンを押すことによって、CUSUTOM IMAGEのメニューに入り、
画像の仕上がりを変えて別ファイルで保存できる。

たとえば、「ナチュラル」で撮った画像を、「風景」「雅」などに変換して保存できるのだ。
その際の画像劣化もない。

K20_100526__015_2
まず「ナチュラル」で撮影














K20_100526__016
「風景」に変えて保存。バラの赤が飽和している。
黄色も強調されている












K20_100526__017
「鮮やか」。こちらも赤が飽和ぎみ














K20_100526__018

 

 

ペンタックスのオリジナルモード「雅」。
ほどよく軽くかつヴィヴィッドな感じ。
「ナチュラル」の無難な仕上がりが、バラには向くか。


鎌倉文学館のバラ DP2

2010-05-27 12:24:39 | カメラ

久しぶりにバラの季節に鎌倉文学館へ。
一部、花びらの縁が茶色になりかかっており、
庭師さんが劣化した花を取り除いたあとだった。
こちらはバラ園の端から撮影。
Sdim0706
DP2で撮影したカット。
RAWデータから抽出したJPEG画像。

Sdim0701s
別カットだが、RAWデータをオートで現像したJPEG画像。
色みはこれだけ違う。
解像感はこちらが上だが、
JPEG撮りしたものでもまったく問題はない。

 

RAWデータを追い込めばまた違った結果が得られるのだろうが、やりだすときりがない。

フィルムでも撮ったが、フィルムは現場で基本的に終了なので気楽だ。
花に関しては、フィルムの方が印刷時の結果も安定している。

 

Dp2_100526__069s
報国寺近くにある旧華頂宮邸。
庭園の端にバラが植えられている。

DP2は少し日が翳ると色のりが悪くなる。
風景モードで撮った画像のコントラストと彩度を上げたら、
ちょっと不自然になったか。


E5000 まだまだいける イセザキ・モールにて

2009-11-24 22:01:32 | カメラ

晴天時、ホワイトバランスを「太陽光」にしてで撮っても
アンバーが混じったような上がりで、使わなくなっていた
ニコンCOOLPIX5000(E5000)

 

色温度の微調整機能などという、

エントリークラスの一眼レフにもないような機能を駆使してもダメ。

 

というわけで、グレーカードでプリセットしてから撮ることにしたら、
気持ちいいほどクリアで、目も覚めるような青空に。

 

サポートに電話したところ、晴天モードのチューニングというのはできないとのことなので、
ちょっとわずらわしいけれど、今後もこの方法をとることした。
E5000_091123001

























 

横浜のイセザキ・モールです(伊勢佐木町)。

 

いっしょに持っていったフジFinePix F31fdよりも濃いブルー。

マゼンタを少し加えた感じか? 午後の黄色い光とは思えない。
F31fdのクロームモードに近いであろうと思える。
F31fdのノイズゼロのブルーもすばらしいが。

 

E5000は多くのボタンに機能を割り振ってあるので、
使い勝手は一眼を超えている部分もある。

 

バッテリーも3個あることだし、
連写した画像の中から、ぶれていない画像を選んでくれる
ベストショットセレクタ機能も便利。

 

このカメラの出番を増やすことにした。

古~い機種だが、

実は、今まで買ったカメラの中で一番高かったりする(笑)。

 

なお、DP1とはおさらばした。

プリセットの技を試してから結論を出すべきだったかもしれないが、

オークションに出してしまったし、

「現代」のカメラでそんな苦労はしたくはない。

 

未練がましく、フードは取ってあります。

DP1が新エンジン搭載でフルモデルチェンジした時に使えるかも?と。