気まぐれ更新。
図面で画くのはたやすいですが、難緯度の高い技が故かなり手こずりました。
今年取り掛かる神社社殿新改築工事仕事で本殿厨子を納める凸の形の70cm高のステージを制作する中で2か所の出留めが必須となり、かなり目立つ所の出留めで、しかも束立ちとなると何れの笄車知栓留めは技的に大変難緯度高い技の(コウガイシャチセントメ)では束穴を掘るとシャチが要をなさないのでこの方法を取り入れました。
正面から釘やコーチスクリュウで絞めて長押の釘隠しや隅芳金具で隠す様な仕事では余りにも忍びないので謎の継ぎ手を考えぬいてシミュレーションました。
さて?目違いを無くする為、留め先にビスケットを加え束にホゾを付けて框に差し込んで仕上がりました。
仕口にはどの様な仕掛けが?この様な仕事はこれが始めで最後かな?後日、現場に本殿が収まる時、ステージが仕上がりました折にに投稿します。
知恵を絞って出来上がっても需要の少ない仕事に寂しさを感じます。
数年後、壊してしまう時まで仕口の中身は分からないでしょう。
しかし、需要が少ないがために厄介で難易度の高い仕口を模倣する方は少ないでしょう。