結婚披露宴司会者「みずの歩」オフィシャルブログ

ブライダルを通じて感じた、かけがえのない出会いや感情を素直にお話しております。

レストランウエディング

2012年07月30日 10時22分16秒 | 雑談
先日は、新発田市にある素敵なフレンチレストラン「モントルー」様で司会をさせていただきました。

司会のご依頼をいただいたのは今年5月。

私のブログやウエブサイトのお客様の声を見て依頼してくださったと聞いて、すごくすごく嬉しかったのを覚えています。

ウエブサイトには私のボイスも載せられればいいのですが、載せていません。

どんな声なのか、どんな雰囲気の人間なのか・・・実際にお会いするまで不安だったと思います。

司会者選びは難しいことだと思うのですが、そこを信じて依頼してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいでした。


新発田市はなかなか足を運ぶ機会がないところだったので、ちょっとワクワク。

オーナーのご夫婦が素敵な笑顔で迎えてくださり、ほっとしました。

ご主人がシェフをされていて、奥様はソムリエをされています。

自己紹介しながら、どんなパーティーにしたいのかなどご要望をうかがっていました。

パーティーが、大切な姪御様のウエディングパーティーということで、

叔父様、叔母様としてもお祝いのお気持ちでいっぱいなことが伝わってきて嬉しくなりました。

少しして、新郎新婦であるお二人も来て下さいました。

すごく笑顔が素敵で、あたたかい雰囲気のお二人。

高校時代からお付き合いされていて、パーティーの1ヶ月前にグアムで挙式をされるとのことでした。

色白の方なので、どんなにウエディングドレスとグアムの青空が似合うだろうと、勝手に想像。

ご親族とご友人のみで、少人数のパーティーということで、堅苦しくなく楽しいものにしたいとおっしゃっていました。

なんといっても、叔父様が腕を振るうフレンチを楽しんでいただきたいと思いますので、ご歓談中心。

ご要望をうかがいながら、あれこれ進行を頭の中で組み立てて、1回目の打ち合わせは終了。

その後はメールでやりとりをしながら進めていき、当日の2週間前に最終打ち合わせとなりました。

このときはもう挙式も終えられていたので、とても落ち着いていて余裕のあるお二人でした。

お二人の学生時代の思い出話を聞いて、そんなことがあったの?!とびっくりしたり。

ご家族とのお話に胸がいっぱいになったりと、楽しくも身の引き締まる思いの打ち合わせでした。


当日は、早めに入ってリハーサル。

2階席もあるので、入場の仕方など簡単に動いて確認。あとはお客様が入ったら臨機応変です!

暑い中、ご友人の皆様にもたくさんご列席いただきました。

パーティーは、叔母様がつくられたオープニングムービーでスタート。

中には、普段伝えられない新郎からお母様への思いも綴られており、皆さん見入っていました。

そして新郎が皆様からお花を受け取りながら入場。

そのお花をブーケにしてプロポーズブーケセレモニーを行います。

新婦はお父様と入場して、新郎へしっかりと託していただきました。

その後、ブーケとともにプロポーズの言葉を送って、新婦からもプロポーズをお受けするお返事。

グアムで挙式をされたお二人ですが、ご友人の皆様にも証人になっていただこうという思いがありました。

その後、おいしいワインで乾杯をして祝宴スタートです。

とてもきれいで、時には涼しげで、おいしそうなお料理の数々。

かわいいゲストも大勢いらっしゃって、ご友人と仲良くなったりと終始にぎやかなパーティーでした。

お色直し後は、新婦はピンクのドレスに花冠をつけて登場。

これがまたよく似合う!!!絶対似合うと確信していましたが、想像以上でした!

ご友人からも「かわいい!」という言葉が連発されていて、大好評でしたね!

お二人には、シャンパンタワーも完成させていただいて、感謝の乾杯を行いました。

感謝を伝えたお相手は、新婦のおばあ様です。

おばあ様には母親代わりとして、ずっとずっと、お世話になってきました。

新婦からは素直なお気持ちが綴られたお手紙を読んでいただき、

ゲスト全員で「ありがとう!」の乾杯を行わせていただきました。

ご友人も一緒に涙されていましたね。

おばあ様にマイクを向けたところ、

「幸せになるんだよ。」

と、涙をこらえながらかけてくださった、新婦へのひとことがとても印象的でした。

その後、お二人からのプレゼントタイム。

お父様とお母様への感謝の花束贈呈。

最後、お父様の謝辞、よかった!

「ちゃんと二人で幸せになるか!ちゃんと誓え!」(笑)

お二人とも「はい!」と笑顔でしっかりと誓ってくださいました。

お見送りで、新婦のご友人が「絶対、泣かせんなよ!」と新郎へ(笑)

とてもご友人を大切にされているお二人で、愛されていることが伝わってきました。

その後、私もご挨拶させていただき、嬉しいお言葉をいただいて、感激

肝心なところはきっちりおさえてくれる新郎と、それをやさしく見守る新婦の笑顔。

きっと幸せになれるお二人だと思っています!

本当に心から、ご結婚おめでとうございました



私にとって、初めて司会をさせていただく会場だったので、不慣れなことも多く、

スタッフの皆様にたくさん助けていただきました。

オーナーご夫妻は、「これからもウエディングパーティーに力をいれていきたい」とおっしゃっていましたので、

少人数でアットホームにできるパーティー会場をお探しの方がいらっしゃいましたら、

一度うかがってみてはいかがでしょうか?

おいしいフレンチをいただきながら、堅苦しくない和やかなパーティーをすることができます。

モントルーのスタッフの皆様、ありがとうございました






めぐり逢えたパートナー

2012年07月10日 19時24分57秒 | 雑談
先日の披露宴の直前に、新婦よりお手紙をいただきました。

前日に「祝辞を述べる方について紹介してほしいことがあるので書いてくるかもしれません。」

とおっしゃっていたので、あ、そうか!と受け取りました。

迎賓前に、お手紙を開いてみると、

ご紹介文も入っていたのですが、今の新婦のお気持ちも綴られていました。

「今の」というよりも「今日を迎えるまでのお気持ち」といったほうがいいかもしれません。


・両親の仲があまりよくなかったこともあって、結婚に対して前向きになれなかったこと。

・全てを受け入れてくれた新郎のおかげで、今日という日を迎えられたこと。

・結婚式をするつもりはなかったけど、「お互いの家のためにも式を挙げたほうがいい」と新郎が後押ししてくれたこと。


私よりも少し年上の新郎新婦で、毎回打ち合わせはとてもあたたかい雰囲気を感じていました。

新婦は新郎の第一印象が「怒ったことないのかな?」だったそうです。

それくらい温厚で大きな心を持っている方だというのは、打ち合わせをしていても感じました。

実際、上司やご友人の祝辞にも、どれだけまわりのために動ける人なのかを感じさせる言葉がたくさんありました。


お手紙の最後には、

「歳も歳ですし、目立つことの苦手な二人なので、なぜこんなハデ婚になったのか今も不思議ですが、

自分たちのためというより、まわりの人達に喜んでもらえるよう、開き直って見せ物(?!)になろうと思います!」

と書いてありました。


このお手紙を読んで、本当にいいパートナーにめぐり逢えたんだなあと、心から思いました。

なかなか出会えないですよね。本当に。

「この人がいてくれたから」と思える人に出会えた人は本当に幸せだと思います。

だから、きっとお二人はお互いを思いやることができるご夫婦になるのだろうと感じています。


おひらき後、お話をさせていただきました。

「まだ結婚していない友人がいるので、この歳でも式を挙げてほしいという思いをこめました

とおっしゃっていた新婦。

こんな披露宴だったら、私もやってみたいなと思ってほしいですよね!


ひとりの人間として、尊敬できるお二人でした。

出会えたことに、心から感謝しています。ありがとうございました


新潟と栃木のコラボ!

2012年07月02日 17時16分47秒 | 雑談
先日の披露宴もまた、私の中には感慨深いものがありました。

栃木県に住んでいるお二人だったので、打ち合わせの移動は大変だったことでしょう。

新郎もお仕事がお忙しい方なので、時には新婦のみということもありました。

新婦もお仕事をされている上、二人の新しい生活がスタートしたばかり。

慣れない環境の中で、本当にがんばってくださったと思います。


いよいよ今週末だな~なんて思いながら、勝手にわくわく

というのも、お二人の披露宴のテーマは「新潟と栃木のコラボレーション」。

披露宴の中には、新郎のご実家のコシヒカリを使ってつくられた「おむすび」の振る舞いや、

新潟と栃木のお酒が当たる、プレゼントタイム。

さらに、笹団子を使ったプレゼントイベントがあり、見事当たった方には、村上牛と栃木和牛のプレゼント!

そして、「宇都宮はカクテルの街」ということで、お二人からのカクテルプレゼントも。

カクテルには新潟のいちご「越後姫」を添えてプレゼントします。

宇都宮がカクテルの街なら、「新潟はジャズの街」ということで、ジャズバンドの生演奏

「ゲストに楽しんでもらいたい」「二人の出身地を知るきっかけになったらいいな」という思いがありました。

「新潟と栃木のおすすめみどころマップ」も作られたお二人。

楽しいイベントをたくさん盛り込んだ披露宴です。

新婦は透明感があって、とってもきれいな方なので、花嫁姿もとてもとても楽しみにしておりました


と、こんなかんじでひとりで盛り上がっている私に飛び込んできた情報。

「新婦さん、今、入院されているらしいんです。」

え?・・・

もう今週末なのに!なにがあったんだ~(涙)

各担当スタッフと、とにかく無事に退院することを祈ることしかできませんでした。

そんな中、新婦から私へメールが届きました。

しかし、内容は入院のことには一切触れておらず、進行に関する変更箇所の連絡のみ。

触れてもいいのか迷いましたが、でもやっぱり聞かずにはいられなくて、返信しました。

すると「明日退院します」とメールが。

よかった~よかった~(涙)

スタッフと一緒に、ほっと胸をなでおろしました。


そして当日。

元気な笑顔を見せてほしいな~と会場入りすると、スタッフから。

「昨日新潟に向かう新幹線に乗ろうと思ったら倒れてしまったそうなんです。」

それから病院で点滴を打ち、新潟に向かってくださったとのこと。

お二人もご家族も今、どんなお気持ちでいるのだろうとずっと考えていました。

幸い、挙式も無事にととのったということで、まずはひとつクリアーです。

全スタッフに、新婦の体調第一であることを徹底するよう話し、披露宴がスタートしました。


ジャズの生演奏でゲストをお迎え。

会場に入ってこられる方々が、「わあ!」「すげ~!」と歓声をあげてくださるのが嬉しかったです。

新婦からのリクエスト「Stand by me」「All you need is love」をジャズアレンジで織り込みながら

新郎新婦の準備がととのうまで、ゲストの皆様にはお待ちいただきました。

そして、入場前にお二人の思いを少しでも伝えたいと、ジャズと新潟のお話をさせていただいたり、

お二人がつくられた「みどころマップ」のご紹介もさせていただきました。

皆さん、楽しそうにごらんになっていました


そしてお二人の入場。

華やかな色打掛が本当によくお似合いでした

はじめにお二人からのウエルカムスピーチ。

実直な新郎らしい言葉と、この日を迎えることができた思いがあふれてくる新婦からの言葉。

私はこれだけで泣きそうになっちゃいましたよ!

ご親戚の和やかな乾杯のご発声で祝宴がスタートです。

ご親族代表のご挨拶も、幼い頃からお二人を見てきたご親戚ならではの素敵なお話を聞かせていただきました。

はじめは緊張気味だったお二人ですが、ご友人と笑顔でお写真を撮っている姿を見て、一安心。

おみくじを使ったプレゼントイベントも皆さん、楽しくご参加いただきました。

お酒好きな方に当たってよかったですよね

そしてあっという間にお色直しです。

新婦はお母様と妹様と。新郎は、お仕事柄、同僚の方の号令で退場。

号令の退場はどうなるか想像がつかなかったのですが、びしっと決まり、うけました(笑)

また同僚の皆様がうまく盛り上げてくださったんですよね。


お色直し中はジャズバンドのショータイム。

ボーカルも入って、楽しいひとときをお届けいたしました。


和装からドレスへお色直しをされたお二人は、新郎はお子様ゲストと入場。

新婦はお父様のエスコートで入場されました。

教育熱心で、時には厳しい面もあったというお父様。

しっかりと新郎へ新婦を託してくださいました。

ウエディングケーキ入刀後のファーストバイトでは、新婦がかなり大きなスペシャルスプーンをお持込。

ご友人からも、お二人との思い出のエピソードを聞かせていただきました。

新郎のご友人からは、お二人の出会いのお話があり、すごく面白かったですね(笑)

そのあとはお二人からのカクテルプレゼント。

抽選で6名の方に召し上がっていただきました。

笹団子を使ったプレゼントタイムでは、

プレゼントが「村上牛」と「栃木和牛」であることをご紹介すると歓声が

まさか、おいしいお肉がもらえるなんて!いいですよね。もちろん後日発送です。

ちなみにこのイベントでは「笹ざくら」を使っています。

「笹ざくら」はピンク色のおもちの中に桜の葉の塩漬けを練りこんだ白あんが入っているんですよ。

ゲストの中に2名だけ「笹ざくら」の方がいて、その方が大当たり~という仕掛けでした。

よもぎ団子が一般的な笹団子ですが、ほかにもきんぴらが入っているものもあります。

けっこうイベントアイテムで使えると思いますので、参考にしてみてくださいね。


そんなこんなで披露宴もエンディングに近づきます。

新婦の体調を介添えともこまめに情報交換をしていましたが、どんどん笑顔がいきいきしてきたので、

あ、もう大丈夫かもと喜んでいました。

キャンドルサービスのあとは、お二人が製作されたプロフィールDVDを上映。

懐かしいお写真に、皆さんから歓声が上がっていましたね。

そしてそのあと、新郎から新婦へのサプライズプレゼントが!

これまでの思い出のお写真を盛り込んだDVDを上映したあと

「これからもよろしく」とプリザーブドフラワーが贈られました。

あのDVDは、とても新郎らしかった(笑)と思うのは私だけだったかな~

あまり口数が多くない方ですが、最後はストレートにお気持ちを伝えてくださいました。


そしてエンディングへ。

新婦の素直なお気持ちが綴られたお手紙は、皆さんの心に響いたと思います。

きっと、お父様とお母様にも、しっかり伝わってことでしょう。

今までのご家族の様子が目に浮かぶようで、泣けました・・・

新郎の謝辞も、よかった・・・よかったよ!!

最後は、お二人が製作されたエンドロールで披露宴はおひらきとなりました。


お見送りが終わり、お二人とお話させていただきました。

なんだかもう、私も胸がいっぱいになってしまいました。

新婦と握手しながら、二人で涙目。

「自分の仕事が忙しくて、たくさん負担をかけてしまったんですよね。」

そんなことをおっしゃっていた新郎でしたが、

私から見たら、新郎もお仕事をされながら本当に一生懸命だったと思うんです。

披露宴の準備にあたり、ご両家のご家族の橋渡し役は新郎新婦です。

ゴールデンウィークに新郎が実家の田植えを手伝っていると聞いたとき、

きちんと家族を大切にできる人なんだと思いました。

自分たちだけで進められることでないのですから、

お二人とも、お互いの持ち場で、踏ん張りながら乗り越えられたのだと思っています。

きっとこれからも、一緒に乗り越えていけることでしょう。


そんなお二人を、私はずっとずっと、応援していきたいなと思っています