結婚披露宴司会者「みずの歩」オフィシャルブログ

ブライダルを通じて感じた、かけがえのない出会いや感情を素直にお話しております。

新聞のお楽しみ

2009年07月31日 18時27分29秒 | 雑談

毎朝新聞やさんが届けてくださる朝刊。
たくさんの情報が掲載されている中に、私のひとつの楽しみがあります

それは、



「うぶごえ」




そうです
赤ちゃん誕生のニュースです

だいたい、お父さんの名前と赤ちゃんの名前が載っているんですよね。

司会をさせていただいた方は、けっこう覚えている私。
お父さんのお名前を見るとピンとくるんですよ~

赤ちゃん無事に生まれたんだな~なんて、しみじみ・・・

こんなところで幸せに浸っています(笑)


それにしても、最近は読めない名前が増えました


週末の披露宴

2009年07月13日 09時27分28秒 | 雑談

週末は3件の披露宴のお手伝いをさせていただきました。

なんというか、正直3件とも妙に思い入れが強い披露宴となってしまい・・・(笑)

何から報告しましょう。。。というかんじです。

共通していえることは、
「人との縁や感謝の気持ちを大切にした披露宴だった」
ということでしょうか。

まずは1件目の披露宴。
このお二人とは本当にご縁があって、まずはお住まいがちょっと近所(笑)
そして、新郎のご友人の司会も私がさせていただきました。
なので、当日はそのご友人にも3ヶ月ぶりくらいかな、お会いすることができて、なんだかんだと長話に花が咲き、とっても楽しいひと時を私も過ごさせていただきました。
新郎の姪御様のピアノ演奏で入場したり、新婦が所属しているよさこいチームの皆さんが駆けつけてくださったり。
お子様ゲストには、新郎がサンタクロースになり、トナカイの着ぐるみを着た友人と一緒にサマークリスマスプレゼントを配ってまわったり。
なんといっても、新郎と一緒に退場してくれた新郎のお母様の涙が印象的でした。
そして極めつけは、当日お誕生日だった新婦へ、内緒で用意したバースデーケーキ。
あとで新婦に聞いた話ですが、「あるとしたらケーキ入刀のときだろうと思っていたから、そのとき何もなかったので、あ~ないんだなって諦めてたんですよ~。」とのこと。
新郎から、「おめでとう!」って大きな声でメッセージを言っていただき、ゲスト全員でハッピーバースデーの大合唱。
大成功のサプライズとなりました。
おひらき後、新婦のお父様が、
「いや~泣きすぎましたわ。」
とひとこと。
ゲストパワーがいっぱいの披露宴となりました。

そして2件目。
新郎は学生時代、ちょっとやんちゃに過ごしたこともあり、お世話になった恩師や友人達には、ただならぬ感謝の気持ちを持っている方でした。
だから披露宴はゲストをたくさん前にだしたい、自分達の縁を大切にした披露宴したい、今の自分があるのは、これまでお世話になった皆さんあってのことだからと。
はじめの打ち合わせからはっきりとお話してくださっていたので、これは絶対に叶えたいと私の中でも決めていたことでした。
そんな中で、何度もお二人と話し合い、進行を考えていきました。
当日はしっとりとスタートした披露宴。
乾杯のご発声は、新郎の恩師でした。
学生時代の新郎をずっと近くで見守りながら励ましてくださっていた先生。
たくさんの思いがこみあげてきたようで、
「感無量とはこのことだと思います。」
と、涙ながらにお祝いの言葉を述べてくださいました。
もうこの時点でゲスト、涙。
お色直し退場はそれぞれのお母様にエスコートをお願いしました。
女手ひとつで新郎と弟様を育ててきたお母様。
ずっとハンカチを顔に当てながらも笑顔で歩いてくださいました。
そしてお色直し後のドレス入場。
新婦は新婦のお父様のエスコートで入場し、新郎へしっかりと託していただきます。
このシーンもとってもよかった!
入場シーンの前、お父様に、「よろしくお願いします!」と声をかけたところお父様は、照れたように笑いながら、「ちょっといってくるわ!」という言葉を残して向かってくださいました。
受け渡す時のお父様と新郎のやりとりは、会場に響き渡る大きな声でした。
「頼むぞ!」とお父様が言えば、新郎が「はい!」と返事をされ、そのやりとりが何度か続き、しっかりと握手を交わされてから、新婦が新郎へ託されました。
そして、友人からの元気な余興で会場も大盛り上がり。
サービス精神旺盛な新郎新婦も参加して、楽しい時間となりました。
途中、これから結婚される二人へのプレゼント贈呈があったり、ブーケトスがあったり、全員での集合写真撮影も皆さんの素敵な笑顔が輝いていました。
そして、出会いのきっかけをつくってくださった大切なご夫妻へもサプライズプレゼントが。
涙ながらに熱い抱擁を交わされ、本当にあたたかいお言葉もいただきました。
ご両親様への花束贈呈前のお手紙朗読は、新婦が読んだ後に新郎からも。
お母様と弟様への言葉はもちろんのこと、内緒で新婦へも素直な気持ちを述べてくださいました。これがすごくよかった。普段のお二人のことを知っているゲストの皆さんには、なおのこと伝わったのではないでしょうか。
そして、最後の最後、新郎の謝辞で、なんとまあ私とプランナーに花束が用意されていました。やられた、これはやられた。
新郎からは謝辞の時に、花束を渡したい人がいるとは聞いてはいましたが、私も含まれているとは・・・
泣きましたよ、泣きましたとも。コンタクトレンズがずれるまで涙がでました(笑)
本当に嬉しかったです。
新郎新婦退場後は、ひとりひとりにメッセージがつけられたエンドロール。
みんなが涙していました。
この間、お二人は何をしていたと思いますか?
もちろんお見送りの準備なのですが、なんとタキシードとドレスから田植えスタイルにお色直しをされていたんです(笑)
エンドロールの最後の写真が田植えをしている時の写真だからということで!
「やっぱり俺らの結婚式は、最後は笑わないないと!」
と言っていた新郎のおっしゃるとおり、会場を出たゲストはびっくり&大爆笑でした。
お二人らしさいっぱいの披露宴になったかな?

そして3件目。
お二人の披露宴は最初からご友人の盛り上げが上手で、新郎新婦も終始リラックスムードでした。
ゲストとの写真を沢山撮りたいとおっしゃっていたお二人なので、特別演出が多い披露宴ではなかったのですが、ゆっくりとお料理を召し上がりながらの楽しい時間を過ごされたのではないでしょうか。
披露宴もエンディングとなり、新婦のお手紙です。
新婦が、「お父さん、お母さんへ」と読んだあと、涙で言葉に詰まってしまい、その後に読んだ言葉が「よかったね。」だったんです。
これは、自分が結婚できてよかったね、という意味だということがこのあとの文面でわかるのですが、このときの新婦のお父様。
少し離れて隣にいた私のほうをみて、涙を拭きながら「なんだろうね~、よかったねってね~」と、笑顔でおっしゃるんですよね。
なんだか私も胸がいっぱいになってしまって、「お手紙、ゆっくり聞いてあげてください」と言うのが精一杯でした。
そこには新婦の素直な気持ちが綴られており、涙をこらえながら、一生懸命読んでくださいました。
「お父さんとお母さんの子供に生まれてきて、本当に良かった」
この言葉って、親にとって最高に嬉しい言葉だと思うんです。
実際私が娘を送り出す立場で、これを言われたら、絶対に泣きます!(笑)
親って、たくさん迷いながら子供を育ててくるから、これでよかったのかなとか、考えることってたくさんあるんですよね。新婦のお手紙って、親が子供の本当の気持ちを知ることの出来る大切な時間だと、私はいつも思っています。
ここで、親が子供から○をもらえるような・・・
そして、最後の新郎の謝辞が最高でした。
ゲストの皆さんひとりひとりにきちんとお礼を述べていくんです。
ひとりひとりといっても、「職場」「趣味の仲間」「学生時代の友人」といったくくりではありますが、それはもう皆さん感動です。
ただありがとうというのではなく、エピソードも交えながら述べてくださるので、職場の皆様も号泣状態でした。
そしてお見送りのプチギフトはお二人手作りのクッキー。
私もいただきましたが、とってもやさしい味がして美味しかったです。
お二人の気持ち、しっかりと伝わったことでしょう。

かなり長くなってしまいましたが、読んでくださった方、ありがとうございました
こんなに素敵な新郎新婦たちの新しい門出のお手伝いができたこと、心から感謝しています。
本当に、おめでとうございました!