色とりどりの薔薇でしばし賑わっていた庭でしたが
遅咲きの薔薇をのぞいて二番花に備えて切り戻しと施肥
道路沿いで通り行く人に見て頂いたピエールとアンジェラは
周辺に散る大量の花びらを思うと
もう少し眺めていたい気持ちを抑えて早々に切り詰めました。
今年も一番花の蕾が見え始めてから「今年はどうかな…?」と
摘蕾せず見守ってきた「ルシファー」
春の芽だし肥料を控えましたが
他の薔薇に比べると膨らむのにものすごく時間がかかっています。
やはり沢山の花びらを作ってしまったようです。
やっとガクが反り返って…
でもここからまた時間が止まってしまったかのように、開いていかないのです。
開花が難しいと言われるルシファーの一番花、蕾を優しく揉んで
2~3枚の花びらをそーっと開いておきました。
どうにか開き始めましたが…幾重にも抱え込んだ花びら
本来のルシファーの優しいふんわり感がまったく感じられません。
有島薫さんがルシファーの作出家の河本純子さんに一番花について訊ねられたとき
「春の花が開かないと言われると、一番花は無理といいます。
そのかわり夏から秋までは良く咲きますと言います。 」 と…答えられたそうです。
4年目を迎えてみてもやっぱり「今年こそは?」と思いながら一番花に期待をしてしまいました。
さぁ~これからがルシファーの本領発揮!
2番花で本来のふんわりと包み込むようなルシファーの姿にお目にかかれますように。。。
見た目は同じような細い枝で繊細なイメージの「ガブリエル」
ルシファーと違ってこちらは素直に一番花を楽しませてくれます。
中心に向かって淡いパープルが入り期待を裏切らない優雅な香り
咲きすすんだ姿も乱れることなくそして花保ちもいいようです。
パープルの色が退色して白花になったガブリエル
残りの蕾もあとひとつ
ガブリエルの二番花はどんな花を見せてくれるのか?
それぞれの薔薇が二番花に向けて
力を蓄えだしています。