写真俳句~~一生感動 一生青春  松風庵

森林公園、動物公園、松風公園より

松風公園の悲しい出来事

2006年08月08日 | Weblog
一ヵ月半ほど前の出来事にさかのぼるが、家の前の松風公園に地獄坊池と名のつく池がある。池の波打ち際の階段の先に蓮の群生が花弁を開いている。その先にカルガモが朝の空気を一杯に吸って長閑に浮いている。
そのカルガモの周りにゴミのようなものが纏わりついているのに気づく。良く見ると雀の大きさのコガモが5羽纏わりついて泳いでいる姿に思わず目をこすった。20年以上住んで始めてみるこの池の生命の誕生の景観に感動した。
fec19c05.JPG思わず近寄ってみると遠ざかってしまった。警戒心が強く人を見かけて離れていく姿に、早速翌日、光学3倍ズームのデジカメを持ち出し遠巻きに撮り鳥して、近接を狙ったがなかなか近寄って来ない。
そこで又、翌日望遠レンズをカメラにセットして池に向かった。二羽のカルガモ夫婦を認めたが、どこを探してもコガモは見えない。蓮の葉の間、岸辺の茂みの木陰、どこを探しても見当たらない。
最近このあたりで雀の餌付けと称して餌を与え野鳥を呼び寄せている犬の散歩人がいる。この散歩人に雀の他に3羽のカラスが盛んにやって来ては、ついに居座りついてしまっている。このカラスとコガモの関係から多分、カラスの餌食になったのかもしれない。
他に思い当たる事例として猫だとしたら周りに羽が散乱していると思われるが、それも無いので猫ではないらしい。
この三日で消えたコガモの例を見ても此れまで目に触れないコガモの災難が、幾度となく行われていたかもしれないと想像すると、原因を突き止めておきたい思いにもかられる。
発見した時のあの感動と、脳裏からなかなか消え得ない残念で悲しい印象は、一ヶ月半経った今でも、未だ記憶から遠ざからない。
このカルガモ家族にとっては地獄だったかもしれない地獄坊池の出来事を、ブログに閉じ込め記録に封をしようと思ったしだいです。

カルガモの親子
コガモと夫婦大


















コガモと母親


















コガモと夫婦