さっきヒヨドリのことを延々と書いて記事をアップロードしようとしたら・・・消えてしまった(涙)。もう腹が立ったので、まったく別のことを書こうと思います。今日のお題は昨年話題の「カラマーゾフの兄弟」。(略して「カラ兄」と言うんだとか)
それはさておいて、画像のは今人気で述べ55万冊売れたという、亀山郁夫訳の全5巻の新訳です。
実はまだ1巻の途中で止まっています・・。本当はこの年末年始に最後まで読んでから書評を書こうと思っていたのですが、意外にも全く読み進めなくて。もういつのことかわからないから先に話題にしてしまったわけです。
それまでの主流だった原卓也訳、ましてや古典といわれる米川正夫訳に比べて、今度の亀山訳は平易な日本語で書かれており大変読みやすいと評判です。
思い起こせば数年前、原卓也訳のカラマーゾフの兄弟を悪戦苦闘しながら読破(まさにこの言葉がふさわしい)したのですが、最初が亀山訳だったらどんなに楽だったか(笑)。とにかくまず第1巻が読み進まないのです。それまでにドストエフスキーの本は何冊も読んでいたから、長ったらしいロシア人の名前とか粘っこい文章とかには慣れていたはずなのに、それでもちっとも進まない。それにあまり面白くない。もう読みたくないのを我慢して、根性で読み進んで、2巻の途中まできたら、不思議なことに急に面白くなってきたのです。それからは一気に3巻まで(原訳は全3巻)読み通してしまいました。
後から聞いたら、あの「蛇にピアス」の金原ひとみさんも第1巻に1ヶ月かかったのだそうです。苦しんで1巻を読んだら引き込まれて、あとは3日で読んでしまったと言っていました。(それを早く言ってよー)
さてこのカラマーゾフの兄弟とは、殺人あり、身分違いの恋愛あり、宗教・思想の対立あり、複雑でドロドロのカラマーゾフ家をめぐる話です。カラマーゾフ家には男3兄弟がいて、ドストエフスキーは三男のアリョーシャを理想的な人間として描いています。すなわち純情で温和、思慮深く信仰心の厚い、人間愛に満ちた人物です。それと対照的なのが長男のドミートリイで、感情的で自堕落で、父親にそっくりな非常に弱い人間です。ある意味、一番人間らしい人物です。そして二男のイワンは多分もっとも知的で理性的、冷徹な印象の社会主義者で、当然信仰心はありません。ドストエフスキーは反社会主義者だったようですから、イワンは好ましくない人物として描いたのでしょう。にもかかわらず読者の中にはイワン派と言われる人も少なくないようです。実は私もイワンに最も親近感を持ちました。もっとも多くの読者、特に女性はアリョーシャが大好きになるみたいです。私もアリョーシャ、好きですけどね。
亀山訳は句読点をはっきりとうち、現代的な文章でしかも非常にリズムがいいので、ずいぶん読みやすい印象です(←だったら早く読めよ・・)。まだ読まれていない方は一度いかがでしょう。 と言っても、本当は初ドストエフスキーは他の本をお勧めします。「罪と罰」なんかは意外に読みやすいし、読後感も悪くないです。まずはあのロシア人の名前に慣れないと・・。
それはさておいて、画像のは今人気で述べ55万冊売れたという、亀山郁夫訳の全5巻の新訳です。
実はまだ1巻の途中で止まっています・・。本当はこの年末年始に最後まで読んでから書評を書こうと思っていたのですが、意外にも全く読み進めなくて。もういつのことかわからないから先に話題にしてしまったわけです。
それまでの主流だった原卓也訳、ましてや古典といわれる米川正夫訳に比べて、今度の亀山訳は平易な日本語で書かれており大変読みやすいと評判です。
思い起こせば数年前、原卓也訳のカラマーゾフの兄弟を悪戦苦闘しながら読破(まさにこの言葉がふさわしい)したのですが、最初が亀山訳だったらどんなに楽だったか(笑)。とにかくまず第1巻が読み進まないのです。それまでにドストエフスキーの本は何冊も読んでいたから、長ったらしいロシア人の名前とか粘っこい文章とかには慣れていたはずなのに、それでもちっとも進まない。それにあまり面白くない。もう読みたくないのを我慢して、根性で読み進んで、2巻の途中まできたら、不思議なことに急に面白くなってきたのです。それからは一気に3巻まで(原訳は全3巻)読み通してしまいました。
後から聞いたら、あの「蛇にピアス」の金原ひとみさんも第1巻に1ヶ月かかったのだそうです。苦しんで1巻を読んだら引き込まれて、あとは3日で読んでしまったと言っていました。(それを早く言ってよー)
さてこのカラマーゾフの兄弟とは、殺人あり、身分違いの恋愛あり、宗教・思想の対立あり、複雑でドロドロのカラマーゾフ家をめぐる話です。カラマーゾフ家には男3兄弟がいて、ドストエフスキーは三男のアリョーシャを理想的な人間として描いています。すなわち純情で温和、思慮深く信仰心の厚い、人間愛に満ちた人物です。それと対照的なのが長男のドミートリイで、感情的で自堕落で、父親にそっくりな非常に弱い人間です。ある意味、一番人間らしい人物です。そして二男のイワンは多分もっとも知的で理性的、冷徹な印象の社会主義者で、当然信仰心はありません。ドストエフスキーは反社会主義者だったようですから、イワンは好ましくない人物として描いたのでしょう。にもかかわらず読者の中にはイワン派と言われる人も少なくないようです。実は私もイワンに最も親近感を持ちました。もっとも多くの読者、特に女性はアリョーシャが大好きになるみたいです。私もアリョーシャ、好きですけどね。
亀山訳は句読点をはっきりとうち、現代的な文章でしかも非常にリズムがいいので、ずいぶん読みやすい印象です(←だったら早く読めよ・・)。まだ読まれていない方は一度いかがでしょう。 と言っても、本当は初ドストエフスキーは他の本をお勧めします。「罪と罰」なんかは意外に読みやすいし、読後感も悪くないです。まずはあのロシア人の名前に慣れないと・・。