昨日サンクトペテルブルグフィルハーモニー交響楽団の演奏を聴きに愛知県芸術文化センターコンサートホールに行ってきました。指揮はテミルカーノフ、ソリストとしてバイオリンの庄司紗矢香です。チャイコフスキーのみのプログラムです。まずオネーギンからポロネーズ、バイオリン協奏曲ニ短調、交響曲第5番ホ短調でした。
この長ったらしい名前のオケですが、正式には頭に「ドミトリー・ショスタコーヴィッチ記念」というのがつくらしいのです。全部言うのが大変なのでペテルブルグフィルと呼ばせていただきます。
さて本題。庄司さんはまだ若く華奢でかわいらしい外見とは違って、ずいぶん情熱的な演奏をする人でした。第一楽章Allegro moderato-Moderato assaiでは最初ちょっと堅いかなと思った演奏でしたが次第に調子もあがり第二楽章Canzonetta;Andanteに入るととても良く歌えていました。ところが第三楽章Allegro vivacissimoに入りしばらくしてテンポがどんどん上がったところでとつぜん「バチ!」という大きな音とともに庄司さんのバイオリンの弦が(どの弦かは確認できず)切れてしまいました。ソリストの弦が切れるのを見たのは初めてでした。当然演奏はストップです。ホール中の人々が固唾を呑んで見守る中、最初テミルカーノフの指示でコンサートマスターの楽器を受け取った庄司さんでしたが、さすがに他人の楽器で弾くことはできなかったらしく困惑した顔で立ちすくんでいました。その後指揮者と少し会話をしたあと待つこと数分、コンサートマスターが彼女の楽器に、届けられた弦を急いで張って何とか演奏再開にこぎつけました。(そりゃあ見事な早業でして、しかも調弦もばっちり。コンマスってこんなこともしなくちゃいけないのですね)庄司さんはアクシデントにも動じることなくその後もしっかり演奏を続けて、最後には大きな拍手をもらっていました。テミルカーノフはまるで孫をみる好々爺のようでしたよ。(笑)
この長ったらしい名前のオケですが、正式には頭に「ドミトリー・ショスタコーヴィッチ記念」というのがつくらしいのです。全部言うのが大変なのでペテルブルグフィルと呼ばせていただきます。
さて本題。庄司さんはまだ若く華奢でかわいらしい外見とは違って、ずいぶん情熱的な演奏をする人でした。第一楽章Allegro moderato-Moderato assaiでは最初ちょっと堅いかなと思った演奏でしたが次第に調子もあがり第二楽章Canzonetta;Andanteに入るととても良く歌えていました。ところが第三楽章Allegro vivacissimoに入りしばらくしてテンポがどんどん上がったところでとつぜん「バチ!」という大きな音とともに庄司さんのバイオリンの弦が(どの弦かは確認できず)切れてしまいました。ソリストの弦が切れるのを見たのは初めてでした。当然演奏はストップです。ホール中の人々が固唾を呑んで見守る中、最初テミルカーノフの指示でコンサートマスターの楽器を受け取った庄司さんでしたが、さすがに他人の楽器で弾くことはできなかったらしく困惑した顔で立ちすくんでいました。その後指揮者と少し会話をしたあと待つこと数分、コンサートマスターが彼女の楽器に、届けられた弦を急いで張って何とか演奏再開にこぎつけました。(そりゃあ見事な早業でして、しかも調弦もばっちり。コンマスってこんなこともしなくちゃいけないのですね)庄司さんはアクシデントにも動じることなくその後もしっかり演奏を続けて、最後には大きな拍手をもらっていました。テミルカーノフはまるで孫をみる好々爺のようでしたよ。(笑)