本日モ晴天ナリ

松田内科クリニックのサイト管理者oku-muがいろいろ書いてます

チャイコフスキー三昧

2008-10-31 | 音楽・舞台鑑賞
昨日サンクトペテルブルグフィルハーモニー交響楽団の演奏を聴きに愛知県芸術文化センターコンサートホールに行ってきました。指揮はテミルカーノフ、ソリストとしてバイオリンの庄司紗矢香です。チャイコフスキーのみのプログラムです。まずオネーギンからポロネーズ、バイオリン協奏曲ニ短調、交響曲第5番ホ短調でした。

この長ったらしい名前のオケですが、正式には頭に「ドミトリー・ショスタコーヴィッチ記念」というのがつくらしいのです。全部言うのが大変なのでペテルブルグフィルと呼ばせていただきます。

さて本題。庄司さんはまだ若く華奢でかわいらしい外見とは違って、ずいぶん情熱的な演奏をする人でした。第一楽章Allegro moderato-Moderato assaiでは最初ちょっと堅いかなと思った演奏でしたが次第に調子もあがり第二楽章Canzonetta;Andanteに入るととても良く歌えていました。ところが第三楽章Allegro vivacissimoに入りしばらくしてテンポがどんどん上がったところでとつぜん「バチ!」という大きな音とともに庄司さんのバイオリンの弦が(どの弦かは確認できず)切れてしまいました。ソリストの弦が切れるのを見たのは初めてでした。当然演奏はストップです。ホール中の人々が固唾を呑んで見守る中、最初テミルカーノフの指示でコンサートマスターの楽器を受け取った庄司さんでしたが、さすがに他人の楽器で弾くことはできなかったらしく困惑した顔で立ちすくんでいました。その後指揮者と少し会話をしたあと待つこと数分、コンサートマスターが彼女の楽器に、届けられた弦を急いで張って何とか演奏再開にこぎつけました。(そりゃあ見事な早業でして、しかも調弦もばっちり。コンマスってこんなこともしなくちゃいけないのですね)庄司さんはアクシデントにも動じることなくその後もしっかり演奏を続けて、最後には大きな拍手をもらっていました。テミルカーノフはまるで孫をみる好々爺のようでしたよ。(笑)

身近な両生類・はちゅう類 観察ガイド

2008-10-23 | 読書
プロ野球のクライマックスシリーズ、ドラゴンズは良い感じで初戦を勝ち、記事にしようと思っていた矢先、今日はひどい負け方です。あーあ、なので今日は野球の話はやめて本の話題です。

アマゾンで注文した本がソッコーで届きました。

「身近な両生類・はちゅう類観察ガイド」関 慎太郎 写真・文

全ページカラー写真付のとてもきれいな本です。写真集といってもいいほど、生き物の魅力的な写真が多く載っています。それもそのはず、関 慎太郎という人は学者ではなく写真家のようです。この手の生物が嫌いな人が見たら卒倒しそうな写真ばかり、とても良い本ですよ。

アマゾンで本を選ぶと、すかさず他のお勧め本がずらっと並ぶのですけど、今回この本を選ぶと、野鳥の関係の本が何冊もお勧め本として出てくるのです。中にはほしいな、と思っていた本もあり、データの解析力には驚かされます。


メダカの水替え

2008-10-22 | 生物観察
気温が下がってくるにつれて、メダカたちの動きも少なくなってきます。日中水温が高い時を見計らって餌をあげていますが、以前ほどたくさん食べなくなりました。それでも子メダカにはなるべくたくさん食べてもらって、冬までに体を大きくしておかなくてはいけません。メダカは寒さに強い種類ですが、あまり体が小さいと冬越しができないらしいのです。一番小さな1.5cmの子メダカは来年の春まで頑張って生きていてくれるでしょうか。

今日の午後少し時間ができたので、久しぶりに掃除と水替えをしました。うちには今大きなメダカ鉢が4個、小さな鉢が1個あります。今日はその中で3つのお掃除をしました。

まず汚れた水を捨てていきます。注意深くしないとメダカも一緒に捨ててしまうことになるので、結構神経を使う作業です。画像は水が少なくなって中の睡蓮鉢が顔を出したところです。底の方の水には特にヘドロが溜まっているので、きれいに捨てるようにします。


中のメダカはこうしてバケツに救出しておきます。この鉢にいるメダカたちは我が家で最も年齢の高い個体です。メダカの寿命は4,5年といいます。だとするとこのメダカたちはもうそろそろあぶない年齢です。そういえば夏ごろに比べて数匹少なくなっているような気もします


掃除が済んだら汲み置いた水を静かに満たし、メダカを戻してやります。画像は別の鉢ですが、作業が済んだものです。横においてあるのは古いホテイアオイや水草です。きれいになった鉢の中でメダカがちょっと嬉しそうに見えたのは、たぶん気のせいでしょうねえ。

クライマックスシリーズ、その他野球のこと

2008-10-21 | 日常
やれやれ、また前回の記事から何日も経ってしまいました。この数日だけでもいろいろありました。

なんと言っても中日ドラゴンズがクライマックスシリーズの第1ステージで阪神タイガースに勝ったこと!!第3戦は本当に良い試合でした。最後に打ったウッズもすごいけれど、やはり一番には吉見の好投をあげたいですね。岩瀬につなぐまで0点に抑えた力投に拍手です

明日からの巨人戦、頑張ってほしいです。何だか久しぶりに燃えるじゃないですか。昔は巨人戦というと選手もファンもやけに張り切ったものです。テレビ放送だってあるし、全国放送だって言うんで日頃は中日一辺倒の中継しているラジオもやけに上品な放送になったりするんですよ。今巷で話題の星野仙一氏なんて、巨人戦になると燃える男になっちゃって(TV放送のない次のヤクルト戦にはコロッと負けたりする)、マウンドでよくほえていましたわ。私は当時ゆるキャラの松本行幸投手(誰も知らんだろうなあ・・)のファンだったのですが、なにかとスタンドプレイ、もとい派手なパフォーマンスの目立つ星野投手を横目で苦々しく見ておりました。

話が脱線して失礼しました。さてセ・リーグ優勝をかけて第2ステージが明日から始まりますね。ドラゴンズは気持ち的には楽でしょうね。何しろやっとAクラスに滑り込んだチームです。失うものがないですからそれだけは有利です。巨人はここで勝たなかったら、また昨年同様に奇跡のリーグ優勝したことも忘れ去られてしまうのでしょうか。



気の毒すぎる・・・・・・

怒涛の1週間

2008-10-17 | 音楽・舞台鑑賞
更新が滞るのはたいてい忙しい日が続いた時なのですが、この1週間は本当に大変でした。といっても遊びも入っておりますけど

まずは11日の土曜日、もうずいぶん前ですが昼間は歌舞伎を観に行きました。松本幸四郎・市川染五郎親子の「勧進帳」、それと染五郎が十次兵衛初役の「引窓」の2本で愛知県芸術劇場大ホールです。この日、席に関してちょっとしたトラブル、いやラッキーがありました。もうずいぶん前に先行予約で買ったチケットだったのですが、この指定席が見にくい席だったので別の席と交換します、と前日に主催者から電話がありました。へえと思って出かけてみると交換された新しい席は1階センター8列目という絶好の位置ではありませんか。
実は歌舞伎専用ホールではないため、下手には花道もどきの通路が設置されていました。以前の席はどこだったのかなと思って探してみたら・・・ない!よく見ると花道となって消えておりました ウン十年ぶりにふるさとに帰ってみたら、村はダムの底だった・・・みたいなものですね(違うか

染五郎、もう少しいい声ならなあ。亀三郎、声はいいけど、もう少し演技性が高かったらなあ。幸四郎、うーん・・・ちと動きにキレがないのが気になったけど、年齢のせいなのだろうか。
この日は夜はバレエでした。さすがに1日で舞台2つは疲れました。バレエの演目は「白鳥の湖」です。いろいろな意味でびっくりすることの多い舞台でした。この続きは後日に。眠くなってしまいました

秋の夜

2008-10-09 | 音楽・舞台鑑賞
今日は家族の一人の誕生日でした。我が家では誕生日には夜遅くにお誕生日のケーキを囲むことにしています。皆それぞれ毎日忙しく、夕食を一緒にとることがあまりないため苦肉の策というわけです。

月並みですがいつも部屋の明かりを消し、ろうそくを立てたケーキを前に皆でHappy Birthdayの歌を歌って始まるのですが、やはり今日もそうでした(笑)。そしていろいろ話しながらお菓子をいただいた後はたいてい家人の楽器演奏に移っていきます。今習っている曲を披露したりたまには合奏したり。(残念ながら私は聴く一方なのですが)

今日は何故か興が乗った一人が、ショパンを弾きまくっていたのに刺激をうけ、無性にプレトニョフのショパンが聴きたくなってきました。画像はその後聴いたCDです。

曲目は

1. ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op.35「葬送」
2. ノクターン第5番嬰ヘ長調op.15-2
3. ノクターン第18番ホ長調op.62-2
4. 舟唄 嬰ヘ長調op.60
5. ノクターン第20番嬰ハ短調遺作
6. ノクターン第13番ハ短調op.48-1
7. スケルツォ第2番変ロ短調op.31

教会で録音されたため、通常より音が高く響いています。第1曲目からプレトニョフは自分の色に染め直したショパンを披露しています。「これはショパンではない」という人もいるようですが、私は彼のピアノの中毒患者ですので、このショパンのCDは時々無性に聴きたくなります。中でも好きなのはソナタ2番ですね。
プレトニョフが弾くとショパンがまるで現代に生きている作曲家のような気がしてくるから不思議ですね。また一般に思われている従来の典型的なショパンのイメージとはちょっと違う、力強く男性的な一面を強く感じることができます。
もっとも他のどの作曲家の曲を演奏してもプレトニョフは自分のフィルターを通して表現するので、時には相当な批判を浴びることもあるみたいですね。もうあのピアノ演奏を新たに聴くことができないんだと思うと、心底残念でなりません。(いろいろあって、どうもオーケストラの運営や指揮の方に行ってしまったみたいなんです)

ミーシャ、Come back!!