数年前から気になっていることがある。
まずは近所の海からタマキビガイなくなったこと。
これはある日急に起こった。
春先には護岸にたくさんくっついていたタマキビが夏のある日、急に数えるほどしかいなくなったのである。
残っていたのはマルウズラタマキビのみ。
海へ遊びに行った時や仕事で海岸沿いに出かける機会があった時などに気にして探してみると、島嶼部にはまだ結構な量のタマキビが生息しているけど、都市部周辺の沿岸部ではやはり壊滅的な状況となっている。
そして今年はマルウズラタマキビも近所の護岸からいなくなった。
次に気づいたのはフナムシがいなくなったこと。
これは昨年気づいたことで、一昨年は近所の護岸でたくさんのフナムシを見ることができたのだが、昨年春以降まったく姿を見ていない。
これもタマキビ同様に島嶼部にはまだまだたくさん生息しているみたいだが、都市沿岸部ではかなり減っているようだ。
そして今年気づいたのがイボニシが激減したこと。
スガイやイシダタミも減っているように見える。
少なくともケフサイソガニやユビナガホンヤドカリはこれまでどおり繁殖が行えているようだ。
実は我が家の庭池でも同様の事態が起こっている。
メダカは何ともないのだがモノアラガイとサカマキガイが消えてしまった。
ベランダや縁側に置いてある水槽やメダカコンテナの中では相変わらず繁殖していることから、原因は殺虫剤や雨水ではなく井戸水に有りそうな気がしているのだが、確信にはいたっていない。
何が原因でそうなったのかは分からないが何かが起こっているのは確かである。
このしっぺ返しが何時どういった形で人間に降りかかってくるのだろうか?
不安でしかたがない。