そこ☆あに UN-GO #196
監督の水島精二さん、キャラクターデザインのpakoさん、高河ゆんさん、そしてボンズプロデューサーの大藪芳弘さんのトーク。
話しているメインは水島さん。
▼この企画が出来あがるまで(主にキャラデザ)
Twitter で水島さんと山本さんが知り合い
社会派をやりたいということで、會川さんを巻き込んだ。
山本Pが高河さん~!と言っていたので、巻き込んだ。
水島さん、高河ゆんとpakoさん、この3人もTwitter。
高河さん主催のモンハン会でハンターとして知り合う。
pakoさんの絵はOO時代にネットで見かけ、勝手に女性だと思っていたが、Twitterで知り合って、面白い人だと分かった。
UN-GOをやっていく中で、ソリッドなイメージがあって、
pakoさんの絵でやりたいと思い、周りに打診した。
山本Pは高河さん押しだったが、二人にやってもらうのは失礼だと思っていた。
高河「われわれの人間関係上問題ないw」
名前の大きさでいうと、高河さんの方がどうしても取り上げられてしまうので
pakoさんのケツモチ含め、サポートまでお願いした。
やってみたらゲストキャラが多く、フォローは必要で
高河さんに入って貰って良かった。
pako「楽でした」
先手がpakoさんで、対抗意識は燃やしていた。
1枚目のキービジュアルは二人の合作。
今までも大江戸ロケット等、多人数のデザイナーさんにお願いした経験があった。
アニメーターも二人の絵の持ち味が落ちないようにやっていった。
もともとその人の絵が欲しくてお願いしているので
デザイナーさんが喜んでくれることは重要。
アニメーションキャラクターデザイン3名とスカイプでミーティングできたのは良かった。
もとの絵をどうフィルムに落としたいのか?話し合い、意思の疎通を図った。
スタッフ間でちゃんとコミュニケーションを取れるようにするのが、セールスポイントである。
pakoさんはハッキリ言う人なので、どうしようと思うこともあるが、
こっちも応えると、いい物を描いてくれるので、がんばろうと思う。
▼デザイン担当:
少年因果、新十郎、麟六、泉、風守(少女・ぬいぐるみ)、世良田=pako
梨江、速水、女性因果=高河
発注時の作業量で割り振った。
pako:一緒のキャラデザインとかやってみたかった。
高河:pakoさんの絵に服を着せるのはあった。お互いに絵は寄せ合った。(特に因果)
梨江が服が多かった。
pakoさんは色つきにしてくれた。「え?!それ、ふつーじゃないの?」
▼新十郎は何歳?
大薮:二十代中盤くらい。pakoさんくらいw?
明言しないようにぼやかしてある。そこも含めて、謎として楽しんで欲しい。
▼原作をアレンジする中で苦労したしたのは?
そこは會川さん。
物語でどういうものを語るかは全員で話しあっているが、
原作とどうからめるかは、會川さんが頑張った。
▼キャラは原作とどう変えるかなど、どうやって決めたの?
本読み(脚本会議)で決める。文字情報だけなので、絵を発注して、
絵が出てきてがらっと変わるというのもある。
そこから演出を決める。因果や泉は性別が男。
會川さんが決めた脚本に、ビジュアル化されたキャラを受けて、
演出をディレクションするというキャッチボール。
高河:原作読んでない
pako:青空読んだ。読んだと言ったときの反応がアレだったので、読まずにやれということかと思った。
プロデューサーは読んでないんじゃないかなw?
読んで面白いとか、使えると思ったところを伝えて、
ポリティカルな要素を入れて、つなげるのは會川さん。
pako:キャラを作る上で必要な情報はあったので
エンタメとしてどう見せるかはあったけれど、悩まなかった。一回帰ってから描きたいタイプ
高河さんは、一日拘束して描いて貰った方が早い。持ち帰ると考え込んじゃう。
▼好きなキャラは?
監督:新十郎と因果。キャラ自体もデザインや物語中の立ち位置も好き。
勝地くんが声を当ててくれたことで、他のアニメの主人公とは違うイメージを獲得できた。
フィルムになった時の存在感は、新十郎と因果は特別。
豊崎さんも賭けだったが、うまくいった。
高河:世良田が出てくるまでは麟六押しだった。4話ゲストの文彦は好きです。
付き合って振られたいw
pako:速水星玄が好き。キャラデザとして上手くいったのは新十郎。勝地さんの声が当たったときに感動した。
大薮:梨江。山本さん含め、一歩一歩階段を上っている感じがすごいカワイイ。
▼キャラ登場時の名前が、フォントや色が違うのは?
毎回ゲストが出てくるので、分かりやすいように名前を出そうと話していた。
UN-GOのメインタイトルも色々なフォントの寄せ集めをアナログでデザインした。
読みやすく複数の要素を用いようと、デザインを團夢見さんに発注した。縦書きにしたのは彼女のセンス。
文字の色は、見えやすい方。UN-GOの世界観にしようと統一して、フォント混在を使っている。
pako:俺は?
ちゃんと違うよ!paがゴシック(苗字)で、koが明朝(名前)w
EDは会社の名前とかもそうなってる。
▼女性スタッフがメインなのは?
大薮さんの思惑がある。
大薮:會川さん水島さんだと硬派なイメージに対し男性はついてくるけど、
高河さん、pakoさんだったら、女性に受けないとダメだと思った。
スタドラやっているときに伊藤さんと話しているうちに、思いがけず女性ファンが多い。
女性ファンを得るためには、つぼを知ってる女の子が描いている方がいいとアドバイスもらった。
女性向けの作品と言うわけでなく、自分と會川さんだと痛い方向にいってしまうのをソフトに表現してもらう、
pakoさんのソリッドでスタイリッシュなキャラ+やわらかさ、表現の幅がでるのではないかと。
きれいでカッコイイ部分が出るのではないかと。
▼因果は何者? #6で別天王はなぜ小説家の後ろにいたの?
因果論と#7を見てください。
▼TV本編ではなく、映画にした理由は?
企画をしているのがTOHOという映画会社だったため。
11本トータルだけど、13本にしたいと思っていて、OAVみたいな形や
DVDの得点にするなどというものもあったんだけれど
60分未満のものはイベント上映扱いに出来るということもあり、映画になった。
TV放送後かなと思っていたら、TVのエピソードの中で
この辺りがいいということになった。
ヒットしたから劇場化ではなく、もともとひとつのプロジェクトとして、
並行して映画が入っていた。
なんでTVでやらないの?と、まさにそう言って欲しかった。
これから、こういう形が増えるかも?
大薮:初めてこういう形をやるということに意味がある。
同じスタッフでということも。
1話の前にやろうという話もあった。
5~6話あたりでやる方が視聴者の心に刺さるのではと思い
ずらしてもらった。
タイミングとして、OPに手を入れたり、エピソード的にはまるというのは
上手くいった。計算以上の結果。
アニメでは主人公が何をしてきたかを気にするが、
ミステリにおける名探偵って、本人を掘り起こさなくてもいい。
事件へのかかわりで描写されるのは、ゲストキャラの業。
キャラの立脚点は、アニメを見慣れている人に向けて
別のエピソードとして劇場にかけるというプランだった。
そういう人たちが面白いと口コミで言ってくれたのがうれしかった。
映画の煽りがいやらしいよね。最大の謎が~って良くないと思いつつ、つけた。
見た人が、TV版の見方が変わったというのは、僕らもうれしい。
▼コミカライズについて
高河:マンガも読んでいただけるとさらに楽しいのでは?
因果論ベースで會川さんが書き直し結果が変わっているし、
高河さんがネームをパスし、pakoさんが描いている。
僕もいちお客さん。
高河:マンガ用脚本も面白い
pakoさん、初めてマンガを描いたにしては描きすぎだよ!
今回はコミカライズも恵まれている。
高河:山田J太さんも我々のお友達。
同じ脚本をプラットフォームに、作家さんの色が出たほうが面白いと思っていて、うるさく監修していない。
放送終わっても楽しめるものがいっぱいある。
いっぱい売れたら、パート2ができる!みんな買っておくれw
スタッフ和気藹々と、面白いものを提供しようと頑張ってます。
TV、マンガ、色々なものと見比べて、骨の髄までしゃぶっていただければと思います。
高河:自分のポジションでできることは精一杯やりました。
最後まで楽しんでください。
pako:どの要素を見るにしても、二回、三回見たほうが面白い。
何度も見てもらいたいです。
大薮:放送と並行するかのように、ラストを制作していますが
最後まで楽しんでください。
監督の水島精二さん、キャラクターデザインのpakoさん、高河ゆんさん、そしてボンズプロデューサーの大藪芳弘さんのトーク。
話しているメインは水島さん。
▼この企画が出来あがるまで(主にキャラデザ)
Twitter で水島さんと山本さんが知り合い
社会派をやりたいということで、會川さんを巻き込んだ。
山本Pが高河さん~!と言っていたので、巻き込んだ。
水島さん、高河ゆんとpakoさん、この3人もTwitter。
高河さん主催のモンハン会でハンターとして知り合う。
pakoさんの絵はOO時代にネットで見かけ、勝手に女性だと思っていたが、Twitterで知り合って、面白い人だと分かった。
UN-GOをやっていく中で、ソリッドなイメージがあって、
pakoさんの絵でやりたいと思い、周りに打診した。
山本Pは高河さん押しだったが、二人にやってもらうのは失礼だと思っていた。
高河「われわれの人間関係上問題ないw」
名前の大きさでいうと、高河さんの方がどうしても取り上げられてしまうので
pakoさんのケツモチ含め、サポートまでお願いした。
やってみたらゲストキャラが多く、フォローは必要で
高河さんに入って貰って良かった。
pako「楽でした」
先手がpakoさんで、対抗意識は燃やしていた。
1枚目のキービジュアルは二人の合作。
今までも大江戸ロケット等、多人数のデザイナーさんにお願いした経験があった。
アニメーターも二人の絵の持ち味が落ちないようにやっていった。
もともとその人の絵が欲しくてお願いしているので
デザイナーさんが喜んでくれることは重要。
アニメーションキャラクターデザイン3名とスカイプでミーティングできたのは良かった。
もとの絵をどうフィルムに落としたいのか?話し合い、意思の疎通を図った。
スタッフ間でちゃんとコミュニケーションを取れるようにするのが、セールスポイントである。
pakoさんはハッキリ言う人なので、どうしようと思うこともあるが、
こっちも応えると、いい物を描いてくれるので、がんばろうと思う。
▼デザイン担当:
少年因果、新十郎、麟六、泉、風守(少女・ぬいぐるみ)、世良田=pako
梨江、速水、女性因果=高河
発注時の作業量で割り振った。
pako:一緒のキャラデザインとかやってみたかった。
高河:pakoさんの絵に服を着せるのはあった。お互いに絵は寄せ合った。(特に因果)
梨江が服が多かった。
pakoさんは色つきにしてくれた。「え?!それ、ふつーじゃないの?」
▼新十郎は何歳?
大薮:二十代中盤くらい。pakoさんくらいw?
明言しないようにぼやかしてある。そこも含めて、謎として楽しんで欲しい。
▼原作をアレンジする中で苦労したしたのは?
そこは會川さん。
物語でどういうものを語るかは全員で話しあっているが、
原作とどうからめるかは、會川さんが頑張った。
▼キャラは原作とどう変えるかなど、どうやって決めたの?
本読み(脚本会議)で決める。文字情報だけなので、絵を発注して、
絵が出てきてがらっと変わるというのもある。
そこから演出を決める。因果や泉は性別が男。
會川さんが決めた脚本に、ビジュアル化されたキャラを受けて、
演出をディレクションするというキャッチボール。
高河:原作読んでない
pako:青空読んだ。読んだと言ったときの反応がアレだったので、読まずにやれということかと思った。
プロデューサーは読んでないんじゃないかなw?
読んで面白いとか、使えると思ったところを伝えて、
ポリティカルな要素を入れて、つなげるのは會川さん。
pako:キャラを作る上で必要な情報はあったので
エンタメとしてどう見せるかはあったけれど、悩まなかった。一回帰ってから描きたいタイプ
高河さんは、一日拘束して描いて貰った方が早い。持ち帰ると考え込んじゃう。
▼好きなキャラは?
監督:新十郎と因果。キャラ自体もデザインや物語中の立ち位置も好き。
勝地くんが声を当ててくれたことで、他のアニメの主人公とは違うイメージを獲得できた。
フィルムになった時の存在感は、新十郎と因果は特別。
豊崎さんも賭けだったが、うまくいった。
高河:世良田が出てくるまでは麟六押しだった。4話ゲストの文彦は好きです。
付き合って振られたいw
pako:速水星玄が好き。キャラデザとして上手くいったのは新十郎。勝地さんの声が当たったときに感動した。
大薮:梨江。山本さん含め、一歩一歩階段を上っている感じがすごいカワイイ。
▼キャラ登場時の名前が、フォントや色が違うのは?
毎回ゲストが出てくるので、分かりやすいように名前を出そうと話していた。
UN-GOのメインタイトルも色々なフォントの寄せ集めをアナログでデザインした。
読みやすく複数の要素を用いようと、デザインを團夢見さんに発注した。縦書きにしたのは彼女のセンス。
文字の色は、見えやすい方。UN-GOの世界観にしようと統一して、フォント混在を使っている。
pako:俺は?
ちゃんと違うよ!paがゴシック(苗字)で、koが明朝(名前)w
EDは会社の名前とかもそうなってる。
▼女性スタッフがメインなのは?
大薮さんの思惑がある。
大薮:會川さん水島さんだと硬派なイメージに対し男性はついてくるけど、
高河さん、pakoさんだったら、女性に受けないとダメだと思った。
スタドラやっているときに伊藤さんと話しているうちに、思いがけず女性ファンが多い。
女性ファンを得るためには、つぼを知ってる女の子が描いている方がいいとアドバイスもらった。
女性向けの作品と言うわけでなく、自分と會川さんだと痛い方向にいってしまうのをソフトに表現してもらう、
pakoさんのソリッドでスタイリッシュなキャラ+やわらかさ、表現の幅がでるのではないかと。
きれいでカッコイイ部分が出るのではないかと。
▼因果は何者? #6で別天王はなぜ小説家の後ろにいたの?
因果論と#7を見てください。
▼TV本編ではなく、映画にした理由は?
企画をしているのがTOHOという映画会社だったため。
11本トータルだけど、13本にしたいと思っていて、OAVみたいな形や
DVDの得点にするなどというものもあったんだけれど
60分未満のものはイベント上映扱いに出来るということもあり、映画になった。
TV放送後かなと思っていたら、TVのエピソードの中で
この辺りがいいということになった。
ヒットしたから劇場化ではなく、もともとひとつのプロジェクトとして、
並行して映画が入っていた。
なんでTVでやらないの?と、まさにそう言って欲しかった。
これから、こういう形が増えるかも?
大薮:初めてこういう形をやるということに意味がある。
同じスタッフでということも。
1話の前にやろうという話もあった。
5~6話あたりでやる方が視聴者の心に刺さるのではと思い
ずらしてもらった。
タイミングとして、OPに手を入れたり、エピソード的にはまるというのは
上手くいった。計算以上の結果。
アニメでは主人公が何をしてきたかを気にするが、
ミステリにおける名探偵って、本人を掘り起こさなくてもいい。
事件へのかかわりで描写されるのは、ゲストキャラの業。
キャラの立脚点は、アニメを見慣れている人に向けて
別のエピソードとして劇場にかけるというプランだった。
そういう人たちが面白いと口コミで言ってくれたのがうれしかった。
映画の煽りがいやらしいよね。最大の謎が~って良くないと思いつつ、つけた。
見た人が、TV版の見方が変わったというのは、僕らもうれしい。
▼コミカライズについて
高河:マンガも読んでいただけるとさらに楽しいのでは?
因果論ベースで會川さんが書き直し結果が変わっているし、
高河さんがネームをパスし、pakoさんが描いている。
僕もいちお客さん。
高河:マンガ用脚本も面白い
pakoさん、初めてマンガを描いたにしては描きすぎだよ!
今回はコミカライズも恵まれている。
高河:山田J太さんも我々のお友達。
同じ脚本をプラットフォームに、作家さんの色が出たほうが面白いと思っていて、うるさく監修していない。
放送終わっても楽しめるものがいっぱいある。
いっぱい売れたら、パート2ができる!みんな買っておくれw
スタッフ和気藹々と、面白いものを提供しようと頑張ってます。
TV、マンガ、色々なものと見比べて、骨の髄までしゃぶっていただければと思います。
高河:自分のポジションでできることは精一杯やりました。
最後まで楽しんでください。
pako:どの要素を見るにしても、二回、三回見たほうが面白い。
何度も見てもらいたいです。
大薮:放送と並行するかのように、ラストを制作していますが
最後まで楽しんでください。
これを読む限り、私はpakoさんデザインの
人物の方がかなーり好きめであることが
如実に判明しました。
興味深いわー。