おまけ小説「忠犬ハボ公」

冬コミにコピーで出そうと思っている話。本体もコピー本の可能性ありですけどね・・・。まぁ、おまけ小説みたいな感じで、とりあえず出だしはこんなんです。
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　ハボックは犬でした。金色の毛をした、大きな犬でした。性格はちょっとのんびりしています。
　今日もご主人を守るために、ずっと側で番犬を勤めています。ハボックのご主人は大佐と呼ばれていて、それはどうやら偉い人らしいです。ハボックは犬なので、よく分かりません。でも同じ服を着た人たちは、ご主人のことをていねいに扱っているように思えました。でもご主人に対して悪意をまるだしにした偉そうな年寄りもいました。ご主人に害をなすような人が現れたときは、ハボックは一生懸命吠えて、噛み付くふりをしました。ご主人が命令を出さない限り、噛み付いてはいけないと教わっていたから、ふりでがまんしたのです。