
ペルーを旅するとバスで山岳地帯を通る機会が多い。トイレを我慢したり、ガタガタの山道を夜通し走るので肉体的には相当過酷な旅になる。50代で行っておいてよかったと今では心からそう思っている。もう今ならとてもこのハードな旅は無理だ。しかしその過酷さの代償は十二分にある。リマ山中の夕闇から闇夜、明け方の刻々と移り行く光と闇のパノラマ風景を楽しむことができる。
暮れていく山並み。
雲より高いところをバスは走る。バスの窓越しに写真を撮るためどうしてもぼけるが、バス旅行であることを強調してくれる。
明け方の景色だ、薄紫の雲がたなびきいい感じ。
バスの方向が変わると色調がすこし変わる。これもまたよし。
どんどん開けていく。
バスがスピードをあげ、揺れまくるのでボケがひどくなる。
頂上付近ではゆっくり走る。道がへばりつくように削られて走っているのが対面の山腹でわかる。
こんな山中にも村がある。