パソコンで目が疲れるので夜はyoutubeで音声を聴く習慣ができてしまった。幸いなことにyoutubeは豊富なメニューがありおよそ2時間は聴いている。そこで気がついたのは耳で聴く方が深い理解ができる、あるいは腑に落ちるということです。
ヘーゲルとかカントとか西洋哲学を学んだがおよそピンとくる、あるいはその後の生活に役立ったと実感することがなかったとある方が述べている。その原因は耳で聞いていないからではないかと。書いたものだけではなかなか腑に落ちるまでの理解は難しい、あるいは身に付くことは難しいというのは本当かもしれない。
話は飛ぶが英語の習得にも同じようなことが言えるのだろう。我が娘は3歳から6歳までの3年をバリ島のインタナショナルスクールプレスクールなどで学んだ。そのせいか6歳で日本に戻り英語では全く苦労しないで14歳で英検準一級に合格した。耳で聞く生活をしたせいかなと。
自らの来し方を振り返っても影響を受けた先生方の片言あるいは何を言っているのかはわからないイメージと言って良い音声が耳に浮かぶ?ことがある。滝口先生、斎藤先生、鈴木先生、・・・と多くの方の音声がイメージ的に聞こえてくる。仕事でも同じで孫さんをはじめとして多くの方の音声イメージがその気になれば聞こえてくる。
謦咳に接するという言葉はなかなか深い意味を持っているということを最近見にしみている。オンライン授業では謦咳に接するという体験を積むことはできないのでどこかでそれを補う必要がありそうだなどと思うが、一方では豊富な動画でそれを補えるのだろうと楽観している。
100読は一聞にしかず?