まさおレポート

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バリの風景 さりげなくバリ

2016-03-16 | バリ島 文化・風習・葬祭・ヒンドゥ・寺院・宮殿

インドネシア人はなぜ唐辛子をたべるのか 2013-06-19

ドライバーのRが毎食に唐辛子10本を食べると言う。私は一本もたべられない。せいぜいチリ醤油にしてたらすくらいで、それで充分においしい。しかし多くのインドネシア人は10本程度を平気で食べる。単に辛い物が伝統的に好きという事ではない。ドライバーRが唐辛子を食べると多幸感に襲われると説明してくれた。自らもカプサイシンオイルで経験し、またどこかで聞きかじったことはあったが実際にインドネシア人からその効果について聞くのは初めてであり、なるほどそうかとおおいに納得できた。

かつてタイでカプサイシン入りのマッサージオイルを体に塗ったことがある。猛烈に刺激が強く痛いので驚いたが数分後には痛みが完全に引き、そのあと確かに体が軽くなり多幸感ともいうべきものを味わった経験がある。

唐辛子は単に食物を超えた存在なのだ。βエンドルフィンを放出するメカニズムが唐辛子の辛み成分カプサイシンにはある。カプサイシンが体に入るとカプサイシン受容体が火傷とおなじシグナルととらえ体がエマージェンシー信号を出す。このカプサイシンによるエマージェンシーは一時的なものである。わさびも似たように一時的だが唐辛子はやや長い。

火傷と異なり実際には体を損傷していないので身体に実害はなくすみやかにエマージェンシー信号は消えるが、体温の上昇や快感物質βエンドルフィンのみが残り多幸感をもたらす。この価格が上がるとインドネシア人は大騒ぎするのは単なる食べ物の域をこえた重要なものだからだ。

似たようなメカニズムを足裏マッサージでも経験する。足裏や足指の間に痛点がありそこをぐりぐりやられるともうやめてくれと言いたくなるほど痛いが、すぐに快感に変わる。これも同じように理解することができる。痛点はカプサイシン受容体と同じく実際には身体に危害はないのだが痛みを感じる点が足裏周辺にはあり、そこを刺激することでβエンドルフィンを出すのだろう。

われわれの体は騙しの痛点や受容体をもっている。じつに不思議で神秘なメカニズムだと思う。

トイレ事情

一部のホテルなどを除いてシャワレットが普及していない。これには理由がある。水のアルカリ成分がノズルを詰まらせることも普及しない理由だ。ホースの先に噴出孔のついたものが設置されておてそれで洗浄する。 

掃除風景

ヤシの繊維を束ねた竹ぼうきで掃除する。小学校の生徒も掃除のボランティアが義務らしく、特定の日には生徒の集団がこの竹ぼうきを手にもって道を清掃する姿を見ることができる。

駆け落ち婚

これは儀式としての駆け落ち婚で、実際はお互いの家が認識している。しかしはじめて知ったような顔をして相手の家族と会う。バリならではの習慣だ。駆け落ち婚とは直接関係ないが相手が自分を好きになるまじないというのがあると何人ものバリ人から聞いた。アルジュナの姿絵のお守りを持ちあるくおまじないだという。

 

バリ人の言い訳 2009-06-29

バリ人の女性ニョーマンにある仕事をお願いした。スキルはなかなかのもので信頼が置ける。サンプルができたので見ると前回に比べて全体によくない。どうも忙しすぎて自ら作成していない模様だ。仕上がりが荒いし色調やデザインが変だ。「今回はよくない」と言って何点も手直しを指示した。数日でできあがるとのことでその約束の時間に待っていたのだがこない。電話をすると数時間おくれるとのこと。色の調子をみて再度手直しをお願いした。またまた約束の時間にこないので電話すると数時間遅れるという。

そして再び約束の時間帯にこないので、今度はこちらから電話を掛けずにほおっておいた。翌日に電話がかかってきてセレモニーで忙しくて忘れていたという。こちらもバグースを通じて厳しく電話で注意してもらった。翌日やってきた彼女に私からも厳しく注意した。彼女は「ソーリー」と謝っていたが、今後どう改めるのか見守るしかない。

ただし、今回手直し後にもってきた作品はなかなかよい。仕事ぶりも誠実だ。このアンバランスは一体どうなっているのかとバグースに聞いてみたら、「携帯電話のチャージをしていないのでかけるにかけられないのではないか」という。なるほどそういえば、着信専用に持っている人が多い。手持ちの金が有るときはチャージするが、なければそのままにしておくので発信ができない。日本の月額制が当然だと思いこんでいる私には思いがけない事情だ。携帯電話料金が所得の割に高いのでそうなるのだろう。1分でいくらかと聞くと10円程度だという。しかし、10円はこちらの感覚では100円から200円の感覚なのかも知れない。このために気軽に発信することに躊躇するのだろう。電話代は請求してくれていいからと言っておいた。

Miyabiのインドネシア入国反対デモ 2009-10-14

我が家のベビーシッター”シシ”がキッチンの洗い物をしながら話し出した。今朝ジャカルタで日本のAV女優Miyabiの入国に反対するモスリムのデモが有ったという。

”Miyabi””雅”誰それと聞き返すとインドネシアでは有名な日本人AV女優らしい。聞いたことが無い名前だがとネット検索するとMiyabiこと小沢マリアが検索にあらわれた。そうか、インドネシアではMiyabiのほうが受けがいいのかと納得する。Miyabiのほうが小沢よりも耳にeasyなのだそうだ。

どういう事情で彼女はインドネシアで有名になったのだろう。シシに聞くと「she is very beautiful. she is japanese with canadian] との答えがか返ってきた。答えになっていないが、まあそういうことなのか。とにかくインドネシア市場に目をつけたプロヂューサーが慧眼だったのだろう。なぜそう思うのか。シシの解説でそれがわかった。

シシはジャカルタ生まれだがモスリムではない。クリスチャンだ。そういうわけでこの一件にもなかなか面白い見方をする。インドネシアは世界最大のイスラム国家でポルノ禁止法まで作ってしまうお国柄だ。ところが国民は本音ではポルノ大好きなのだそうだ。建前との差で余計ジャパニーズポルノ女優は物議を醸して有名になり、そして一層DVDの売れ行きが加速するという。なるほど、なかなかひねったマーケティング手法だと感心した。

ちなみにインドネシアのポルノ禁止法とは2008年10月30日に成立した、わいせつ画像の所持などポルノに関するあらゆる行為を禁止する法律だ。公衆の面前での裸・児童ポルノ・写真・絵画・アニメ・漫画・映画・動画・詩歌・文章・会話・体の動きまであらゆる媒体が取り締まりの対象となる。最高刑は禁固15年あるいは75億ルピア(約7500万円)の罰金。わいせつ画像をダウンロードしただけで最高4年の禁固刑が科せられるという。この法律が成立したとき、バリ島やキリスト教徒が多い一部の州で抗議行動が頻発した。そういえば、3年前に来たときには街角のあちこちのビデオレンタルショップではポルノはどうかと声を掛けられたものだが、今回の滞在では一切無い。これもポルノ禁止法のせいかもしれない。

バリはインドネシアの中でも有数の汚職地域 2010-02-18

バリはインドネシアの中でも有数の汚職地域だとのニュースがでている。この20年で50%になったらしいが、それでもまだまだらしい。確かに私の経験でも空港職員までが紙切れに電話番号を書いて渡し、イリーガルな事、例えば出国しなくても出国スタンプを押すなどの不法サービスをすすめてくる。バリ人は特に悪いこととは考えていないという。いにしえの日本や中国と同じと言うことか。

バリ時間に悩まされる 2010-05-15

ビジネスパートナーとミーティングの約束をする。例えば1時と約束する。一時に来たためしがない。20分くらいは平気で遅れる。その程度では、遅れる旨の電話も無い。1時間ぐらい遅れても電話をしてこない。こちらはイライラカリカリするが、一向に悪びれることもなく遅れてやってくる。あまりにも多くこうしたケースに遭遇すると、時間、時間とカリカリしているこっちがおかしいのかと思うこともある。

時間厳守というマナーは日本やその他の先進国のみのものなのだろう。特に日本が異常に几帳面なのだろうと思う。JRやJALの到着時間の正確性は世界一だというし。これってどこから来た几帳面さなのだろう。農耕民族だからというわけでもないし、いわゆるテンション民族のせいなのかとも思う。しかしこれも説明になっていないか、何故テンション民族になったのかの説明がないと。

しかし、ビジネスがグローバルになればなるほど時間厳守が必須要件となってくる。バリでもホテルのスタッフなどは結構時間厳守で働いている。嫌がられても、文化が違っていようとも守って貰うまで口やかましく注意するしか方法はなさそうだ。

バリの魚自給率は0.3%2010-01-28

ちょっと意外なニュース バリの魚自給率はなんと0.3%だという。魚と塩はほとんどがスラウェシ、カリマンタン、ジャワから来るという。バリ当局はバリ漁業にもっと金と技術支援を行うべきだと、バリの漁業組合が要求している。

バリに滞在していて、魚は結構安く手に入る。大抵ジンバランの魚市場で買ってきてもらうのだが、バリの地元でとれたのとばかりに思いこんでいた。実は他の島から来ていたとは。バリの漁船は小型で両側に竹を結びつけ、ヤマハなどのエンジンを積んでいるが風のあるときは帆を張って走る。船の両側に竹を浮かせるのは沖縄でも見かけるもので、バリ伝統の昔ながらのものだ。10年前のチャンディダサでの経験だが魚探など装備していないのが多かった。日本の港で見かけるような船より遙かに規模が小さく、夫婦か、旦那一人が乗り込んで魚を釣っていた。これでは漁獲量は上がらないだろう。金がないので装備が出来ない、従って漁獲量が上がらないという悪循環に陥っているのだろう。又、保冷装置を備えているものが少ないので、魚の品質劣化をおそれてごく近海でしか漁ができないことも理由にあるのだろうか。

バリの停電 2010-01-28

昨日は近所のスーパーで蝋燭セットを購入してきた。先月に終了したと思った定期的停電が相変わらず続くとの事で、バリの人たちも怒るやらあきれるやら。おりしも下記のような記事を見つけた。

地域ごとの巡回的に停電が今後も続くことに記者は怒っている。独占電力会社の無能社員が、際限もない停電を引き起こしている。度重なるバリの定期的停電でどれほどの電力代をロスしていることか。電力供給責任者は民間会社ならとうに首切りされるか、無知ゆえの損失責任で訴えれるぞと怒っている。たしかに、一体いつまでだらだらと停電はつづくのだろう。

我が家のドライバー君は全身タトー 2014-09-03

我が家のドライバー、ゲデ君は手首から足首までタトーが入っている。和彫り風の本格的なもので青と赤の2色彫りだ。気になるのがタトーを彫ってもらう料金で、今日は話の流れから料金を聞くことができた。なんと6万円もするというのでちょっと驚く。

話の流れを作ったのはカデで、日本では刺青を入れているのはマフィアだろうといい、マフィアはバリではプレマンと呼ぶと教えてくれる。カデのタトーについての話では日本の刺青について言っているだけでバリ人の刺青をさしてマフィアがするものだとは言っていない。しかしなんとなく非難めいたニュアンスも少しだけ感じられる。とするとバリ人もタトーについて多少の違和感をもつ人もいるのだろうか。今度バグース君に聞いてみよう。

 

バリは工房の島 2010-03-23

バリといえば観光地というイメージだが、実は靴や服飾からバッグ、装飾類、家具など各種の職人達が沢山働いている巨大なガルマン集団の顔も持っている。ガルマンとは工房という程度の意味だが、2,3名の小さな工房から数百人規模のかなり大きいものまで無数に存在する。表通りにはテーラーが、裏通りには靴やバッグ工房が多い。イマンボンジョールなど場所によってはガルマンがひしめいている。

ジャワ島に比べると物価や人件費が多少高いのだが、観光で訪れた世界中の業者さんがこの地で製造を依頼するケースが多いのだろう。クタやスミニャックに店を持つ外国人も多い。職人はジャワ島を中心に他島から来た人が多い。

ガルマンが多いので材料を扱う店も多い。生地屋も東京で見かけるオカダヤやユザワヤよりもはるかに品揃えの多い「アルタモーダ」がある。この店は3階までぎっしりと生地が並んでいて壮観だ。「アルタモーダ」はジャカルタやシンガポールにも店を持つがバリ店が最も規模が大きい。デンパサールのマーケットに隣接するジャラン・スラウェシは生地屋街で恐らく百店近い数の店が並んでいる。

ボタンやビーズ、スパンコールからバッグの留め金、ファスナーなど、ガルマンに必要なありとあらゆるパーツを扱う「トコ・センター」は圧巻だ。この種の巨大材料店は日本では例をみない類のものだ。スワロやスパンコール、日本製のマツノビーズのみを扱う「イスタナモンテ」も品揃えは凄い。バッグやベルトなどのパーツ専門店はイマンボンジョールに数店ある。

ホテル実習生達の終了 2010-04-03

昨日は4名のホテル実習生達が期間終了の挨拶に来た。この国の高校生は卒業を控えてこうした業務実習を2ヵ月ほど体験するものらしい。このホテルに来たときには既にいたから2ヵ月以上の実習になる。男子が一人で女子が3人で、フロントからハウスキーピングまでスタッフの横について担当する。4名ともいい子たちで、彼らがもう来ないとなると少し残念だ。彼らに良い人生が開けますように。

猛牛印の赤い旗が翻っていたのは 2010-04-04

先週は通りで猛牛の赤い旗=メガワティ支持者の旗が翻っているのを見かけた。大統領選挙も終わったし一体なんだろうと思っていたのだが、上記のニュースで合点がいった。PDI-P(インドネシア民主党)の党首選挙だったのだ。メガワティ選出が決まったらしい。メガワティの母がバリ人だからだろう、バリ人はメガワティの支持となると色めき立つ。

 

ネズミが死んでいた 2010-04-21 

もう2週間ほど前の事だが、滞在先ホテルのビラの前でネズミが死んでいた。ホテルのスタッフに連絡すると手でつまみ上げて持って行った。顔色一つ変わっていない。このスタッフに限らずバリの人たちは同じような態度だろうと日頃の行いから想像する。子供の頃の周りの日本人も特に農村部では同じようなものだった。

子供の頃は山や野原で蛇やネズミの死骸などは平気でつまんでいたものだ。ところが今は死骸も庭に時折出没する野ネズミもみるだけで気持ち悪いとの思いが先に立つ。理屈からいえば野ネズミは魚でいえば鰯、鳥で言えばすずめのようなもので、地球上のベーシックな生き物だ。特に気持ち悪がる筋合いのものではない。しかし、「気持ち悪い」と身体が反応してしまう。

これは私も含めて日本人の多くが都市化することで精神構造が軟弱化しているとみてよい。もっともサザエさんなどでは女性はネズミをみて卒倒するから、変わっていないのだが。

バリでワールドカップ観戦 2010-06-14 

11日から始まったワールドカップがわが滞在中の部屋のテレビに映らない。この部屋のテレビはケーブルテレビのサービスなので当然映ると期待していたのだが。夕食後ホテルのレストランに行ってみるとプロジェクタには韓国とギリシャ戦が放映されている。オーナーも観戦していたので部屋では何チャンネルでワールドカップが映るのか聞いてみたところ、「部屋では映らない」とあっさり答える。「UHFアンテナを設置しないと駄目です」という。そんな・・・。14日の日本戦までに何とかして欲しいとお願いすると「OK」との返事でほっと一安心。

夕方にはアンテナを立ててくれたのでワールドカップは見れることに。ただし今度はケーブルテレビが見れなくなってしまう。あーあ。

ウドゥンとハチマキ 2010-06-22 

プール番のおじさんの頭にはいつもウドゥンと呼ぶ布が巻かれている。これはバリの正装なのだが、このウドゥンは黄昏時の遠目にはハチマキそっくりに見える。子供の頃銭湯から帰るおじさんがよくハチマキ姿で歩いていたものだが、そのハチマキとウドゥンの印象がそっくりなのだ。日本のはちまきはひょっとしてこのウドゥンがその昔日本に伝搬したと想像してみるのも楽しい。

ハチマキの起源はアマテラスが巻いた白い布が起源らしいが、それはなんだかこじつけくさい。それよりももっと古(いにしえ)、インドネシアの民が海流に乗って日本列島にたどり着き、ウドゥンが日本でハチマキになったと想像したくなった。想像というより空想に近いが。

バリのパンク修理 2010-06-25 

毎日自転車で海岸沿いの遊歩道を走ることを楽しんでいるのでバリ生活では自転車は生活必需品になっている。インドネシアブランドのUNITEDを二台購入してすでに半年ちかくになる。一台9〇〇〇円程度だから日本のバーゲン品と変わらない。これが今日で既に三回目のパンク修理をしたことになる。そんなにひどくはないが良くもないといったところか。

こちらのパンク修理も日本のそれと変わらない。ゴムのりでゴムを張って完了する。しめて50円というのがこちらの相場で、それにチップを同額払う。ところが今日はその修理した箇所が再び空気が漏れ出してすぐに空気が抜けるという症状になったことが判明した。

修理スタッフはなにやら一見アルミ箔様の切れ端を持ってきて、それに金床の下からランプで暖める器具を持ち出してきた。これは見たことがないと興味津々で、カメラを撮ろうとしたら駄目だという。企業秘密らしい。熱で圧着するらしい。数分経って取り出し薄紙を剥がすと修理は完了となる。

このパンク修理を隣のバイクにも施していた。日本で見かけるのよりも確実な修理が出来るのかもしれない。

バリの女性はタバコを喫わない 2010-10-08

バリに滞在して1年半がたつ。この間にバリの女性が喫煙している姿を見かけた事がない。他の島の女性の喫煙は数多く見かけているが。さらに酒をのむことも全くなさそうだ。少なくとも目の前では見かけた事がない。それに比べてバリの男たちはヘビースモーカーが多いし、酒も好む。この極端にみえる男女の習慣の違いは何からきているのだろう。

カフェのスタッフにこの事を尋ねてみた。
「あなたはバリ人ですか」そうだと女性は答える。「バリの女性はタバコを喫わないの?」全てのバリ女性がタバコを喫わないと彼女は言う。何故なのかと問うと「it's no good」と肺のあたりをさして答える。体に悪いといっているようだが宗教的な理由にもみえる。「男はタバコを喫って問題ないの?」「男は問題ないよ。ジャワの女性はタバコをよく喫う」なるほど、それではバリ特有のヒンドゥー教の教えによるのかと尋ねるとそれも違うと言う。よくわからないが、バリの女性はタバコも酒もたしなまない。

バリ人とジャワ人 体に触れることへの感じ方の違い 2010-10-11 

シーン1 ングラ・ライ空港の搭乗口でガルーダ航空の若い男女のスタッフがじゃれあっている。男のほうが女の手を握って女が彼方に行こうとするのを遮り、女は嫌がっているしぐさをするのだが、しかし笑っているので遊んでいるのだろうとはた目には見える。勤務中で搭乗を待っている乗客もちらほらいるのによくやるなあと眺めていた。

シーン2 スーパーマーケット ロッテの中で若いスタッフの男性が同じくスタッフの若い女性の肩から入ったらしいゴミをとってやっている。

シーン3 朝の自転車散歩をしていたら海岸歩道のレストランでレジの前に立っている若い女性の肩をスタッフが笑いながら揉んでいる。女性も笑いながらよけている。

上記のシーン以外にも同じような光景を見かけることが多い。日本ではほとんど見かけない光景で、ごくたまに見かけても違和感があり、少なくとも日常の光景ではない。

人前でなんの屈託もなくこうした行動をとれることから、バリの人にセクハラなどの認識が全くないことがわかる。しかしジャワ島から来た女性は異なるようだ。あるときバリ人の友人の男性がジャワからきている女性におなじような調子でタッチしたらその女性はセクハラだと憤然と怒っていた。(この男性はまわりの人たちにも男女を問わずやたらと触れたがる。)

以上の経験からバリ人とジャワ人の性向についてなんらかの判断を下すのはまだ時期尚早なのだが、気になったのでメモしておきます。

ブンガローに網戸を 2010-11-14

バリの家屋は一般的に網戸をしない。アルミサッシが無いためかもしれない。夕方から涼しい風が吹いてくるのだが網戸の無い窓を開けるわけにはいかない。蚊が入ってきて非常に不愉快になるので締め切ってエアコンをつけることになる。せっかく気持ちのよい自然の風が入ってくるというのにエアコンではなんだか損をした気になる。

そこで網戸をすべての窓に設置しようと思い立って日本から網戸を大量に買い込んで持ってきたのだが、さてどうやって設置したものかと考えた結果、窓枠にきっちりとはめ込め、かつ取り外し自由な木枠に網戸を張ればよいと思いついた。

先だってウブドの王族の火葬を見学に行った際、帰り道に建材屋を見つけて細い木枠用の木材、釘、のこぎりを買ってきたが、どうも自分で作る気がしない。出入りのアグンに頼むと二つ返事で引き受けてくれたのはいいが、できあがりがとんでもないものになった。とても実用に耐えない。それをみたお手伝いさんが「うちの旦那ならもっとうまく作れるよ」と言いだした。

その旦那が装具一式を抱えてやってきた。金属製の先の引っかかるメジャーやかんなまでもっているので頼もしい。ウブドで買った木は質が悪いので買い換えることにした。さすがに質のよい木を買ってきた。2日がかりで5セットの網戸枠を作り上げた。ペンキまで塗って、窓枠と網戸枠との隙間もなく腕は確かだ。現在はバクソを作って売り歩く商売なのだが、元は大工の経験があるのかもしれない。 

腕を確かめたので大物もお願いすることにした。わがブンガローは入り口が大きなガラス戸になっている。風も通り、明るいのだが網戸をセットするには少々難物の引き戸だ。賃貸物件なので改造するわけにもいかない。眺めている内にカーテンレールが2本引いてある内の一本を使うことにした。このレールを使って網戸枠をつり下げれば移動可能な網戸が出来上がることになる。件の旦那は早速作り始めたが完成は月曜日になりそうだ。完成すれば涼しい夜風が入ってくる。

今日は8000円程度の扇風機も購入した。1500円程度からあるが以前すぐにこわれたので扇風機に8000円は少し高いのだが奮発した。早速窓に網戸をセットして試運転してみたら外気が循環して結構涼しい。電気代もエアコンの10分の一から二十分の1程度と言うので、早晩出費の元は取れるだろう。
っている。いつもの漁師は突堤には進めず、堤防の岩に座って竿を垂らしている。のんびりとタバコをふかしながら海を眺めている。彼らは退屈というストレスに滅法強いのだろう。何かの動きがないと気が済まない私のような現代人には見えない世界が彼らには見えているのではないかと、ふと考える。ちと穿ちすぎな気もするが、あながち的外れでも無い気もしてくる。

雲が形を変えて見飽きない 2010-11-29

朝から夕方まで曇天が続いている。雲の形が変化に富んで面白いのでプールで歩きながら雲を眺めていた。白い雲もやや灰色がかった雲も空を覆い、ダビデ像に見えたり龍が飛ぶ姿に見えたり猿の顔が浮かんできたりと見飽きない。そのうち遠方で雷が鳴りだしたので引き揚げてきた。プールに雷が落ちたらどうなるのだろうとの考えがふと頭をよぎる。

what is your name?」「are you?」2010-12-05 

一昨日は家族全員風邪を引いて具合が悪かったので夕食を作る気がしない。そこでサヌールのタンブリンガン通りにあるマッシモのピザ出前をとることにした。ここは評判のイタリアレストランで以前に行って味は確認済みの店です。

「もしもし、出前できますか」「場所はどこですか」「サヌール・xxx通りです」「大丈夫ですよ」「では、クアトロミックスの大を一枚お願いします」「それだけですか」「そうです」「わかりました」「何分で持ってこれますか」「30分から40分です」「ではお願いします。what is your name?」「are you?」「no no your name please!」「are you?」?????

やっとわかりました。彼女の名前はバリ人に比較的多い「アユ」さんだったのでした。笑いながら、わかりましたというと、この手のやり取りは彼女も何回も経験して慣れているらしく、アユさんも笑っていました。

やがて雨季特有のドシャブリが始まり宅配は大丈夫かと心配しているとフロントから電話があり、少し雨にぬれた若者が2箱のピザボックスをもって現れた。あれ、2つもオーダーしていないのだけどと心配になるが中身を確認するとひと箱に半分ずつ入っていました。箱もところどころ濡れていたが中のピザは大丈夫でした。1400円程度のお値段でした。日本並みの価格だが、こんな日はありがたい。

蚊の駆虫薬撒布 2011-02-16

数日前のある日、日本語で書かれたお知らせが部屋に配られてきた。デング熱予防のために明日の早朝に蚊の駆虫をしますと書いてある。熱帯縞蚊をホテル中に一斉散布するので、窓を締め切って、さらに肺に疾患のある人は退避の用意まですると書いてある。このホテルに滞在して初めての経験だから1年に一回の大々的駆虫薬散布となる。

あくる日の早朝、なにやらブーンという大きなエンジン音に目を覚まされた。時計はまだ6時ころだ。いったい朝から何の音だとうつうのなかでいぶかっているうちに、薬品のにおいまでが微かに漂い始めた。そうだ、今朝は蚊の駆虫材の散布をする日ではないかとまだ完全に目覚めていない頭でやっと気がついた。しかしすでに気がついたときは寝室の窓の外は煙で白く霞み始めている。飛び起きて全開の窓という窓を急いで閉めて回った。しかし気のせいか部屋の中まで薬品の臭いが残っているような気がした。

窓の外は全面に白い煙が漂い、上に上にと登っていく。まるで摩周湖の霧のように夢幻の様相を漂わせているが、薬品の煙という頭があるせいかどことなくまがまがしい。かれこれ1時間ほどで散布作戦は終了しました。

インドネシアキューピッド 2011-02-26

周りの知人たちの中にはインドネシアキューピッドで知り合い、友達を探したりなかには結婚した人もいる。インドネシアではポピュラーな出会い系のサイトだ。ひと時の友人を求める人もあれば、結婚相手を探す人もいるので、なかなかの人気らしい。

バリにも日本人が避難してきているのか 2011-03-21

ながらく連絡の途絶えていたインドネシア人から珍しく連絡が入り、フランス資本の大型スーパーであるカルフールに日本人の買い物客が目立つということを知らせてくれた。生活用品を沢山買っているので、おそらく日本から福島原発の影響を恐れて避難してきた人たちではないかと推測しているが。香港でも日本人が住むマンションに友人などを呼びよせているという報道があった。

バリの人々も大震災と津波被害を心配している 2011-03-27 

関東東北大震災と津波による被害がこちらバリのローカル放送局でも繰り返し報じられている。3月11日の直後から周りの人にたびたび声を掛けられた。ホテルのスタッフやタクシーの運転手、さらに娘のプレスクールの先生から、「日本は大変だね。日本の家族は大丈夫か」と尋ねてくる。「家族は大丈夫だが、とても大勢の人が亡くなり、又、大変な目に合っている人が大勢いらっしゃる」と答える。こちらの悲しみが伝わるのか、相手はしばし沈黙する。

日曜日の朝には 2011-05-08

目が覚めるとかなり強い雨が降っていてときおり稲妻も走る。朝食を食べるころには既に雨は止み、晴れ間が見えだした。日曜日でもお構いなく工事の槌音が響きはじめる。電動のこぎりの音が聞こえる。作業員たちの交わす声がする。

一人の男が目覚めて庭にたたずんで煙草を吸っている。レストランから朝食の旨そうな匂いが漂ってくる。そういえば読み終えたレイモンド・チャンドラー「ロング・グッド・バイ」にカナディアンベーコンをフィリップ・マーローが特別な朝に一枚余計に喰うという描写があった。普通のベーコンよりも旨そうだ。バリでは手に入るのだろうか。

ブーゲンビリアの花が雨ですっかり落ちてしまった。雨で落ちたのではなく、肥料が足りなくなっているのかもしれない。鳩が屋上の手すりに羽を休めて、さて今朝はどこで餌を食べようかと思案している。あるいはこの落ち着きぶりからは既におなかがいっぱいなのかもしれない。9時過ぎ、サヌールの海がシルバーに輝きだした。マングローブの葉の間からも強い光が漏れてくる。雨上がりで水平線の彼方は靄がかかっている。ボートが浜に近づいてくる。この航跡がシルバーの海に変化をつける。出船、入船の航跡は心の深いところでなにかを刺激するが、単なる感傷かあるいは遠い記憶が無意識下で呼応するのか、今のところ自分でもわからない。

アグン山がうっすらと5合目から頂までを見せている。シルバーの燿る海と淡いグレーブルーのシルエットのように見えるアグン山の眺めが今朝はことのほかよい。いつも見慣れている風景だが、静かに観察しているとその時々で異なる趣を見せる。この違いを楽しむのも長期滞在の大きな楽しみで、これは短期の通り過ぎる旅では味わえない。

白雲が魚に見える。右隣の雲は龍の頭と首のように見える。同じ位置に同じ龍の形をした雲が浮かぶ。伝説の龍はこの雲から連想したに違いない。

バリタイムズ(the bali times)を読む2011-05-10 

機内で日頃見ることのないバリタイムズ(the bali times)を読む。一面にオサマ・ビン・ラディン殺害後のテロを警戒してレベルを上げ、検問中の警官の写真がある。

小さな記事で、バリの十代の少年が狂犬病で咬まれてから半年後に亡くなったとある。その潜伏期間の長いのに驚く。バリの政府機関は懸命な狂犬病対策を実施しているように、ニュースなどでは感じるが、その実、目にする実態はどうも生ぬるい。サヌールの海岸舗道には無神経な飼い主が首輪をつけた大型犬を放し飼いをしており、彼らが気まぐれにときどき自転車を追いかけたりしている。首輪の無い野良らしき犬もいる。そうした犬達にワクチンを打つために捕縛しているところなどは、この一年余りいまだお目にかかったことがない。

滞在ホテルにも野良猫が増え続けている。餌はレストランなどの残飯が豊富にあり、厨房の中まで入りこんであさっていても平気で、寛大に食べさせている。これも狂犬病さえなければほほえましいのだが。猫たちはこの敷地内では天敵の犬もいないので至る所で子を産み、むやみに増え続けている。すでに100匹くらいいるのではないか。ホテル側も、猫も狂犬病に感染する可能性があるという事実を認識していないような感じを受ける。犬猫好きの私にも狂犬病は怖い。かつては気楽に犬を手なずけてはお腹をなでるのを趣味にしていたが、今は怖くてできない。これは犬猫好きにとってはかなり不幸な現実だ。

別の記事ではバリの著名な占い師がドメスティックバイオレンスで逮捕されたとある。何人かいる妻の一人に暴力をふるったとある。新聞によるとインドネシアでは指折りのフォーチュンテラーでバリ人なのだが日頃はジャカルタで占いの仕事をしているとある。判決が下れば数年の懲役刑だとある。バリ人は暴力的な人は見かけたことがないが、意外に家庭内暴力は多そうだ。

森田ユウキと言う日本人が末端価格数千万円の大麻をタイから持ち込んで逮捕された。15年の懲役だという。その横にはオーストラリア人がやはり麻薬で逮捕されている。やれやれ。

早朝の詠唱 2011-10-07 

午前4時44分 夜の闇の中にモスクからの詠唱が聞こえ始める。4時48分に止む。もっと長く感じていたのだが4分ほどの間だったのか。この詠唱どこかで聞いたような調べだとずっと気にかかっていたが、記憶の中に思いを巡らせると思いあたった。かつて訪れた石垣島の島唄ライブハウス安里屋で安里勇の詠う八重山民謡のひとつにどこか似ている。彼の詠う民謡も詠唱と呼ぶのがぴったりとくるものがある。

「カイロを制覇していたうねるような朗誦」(開高健 「眼ある花々」より。)

今日は久しぶりの大型停電 2011-10-10 

2年前はしょっちゅう発生していた停電だが、このところ順調な供給が続いていた。しかし今日は久しぶりに数時間単位の停電が発生した。インタネットは使えない、浄水器もストップで昼飯の支度もできないとイライラがつのる。おまけに大量に入力をし終ったブログの記事はネット不調で消えてしまうという不運でしばしがっくりとくる。

バリの場合は停電を報じる新聞もなければインタネットのニュースにもならない。従って停電の原因も不明。なんでもジャワ島からくる海底電源ケーブルの改修が行われてその影響らしいといううわさも。

 

バリの風賛歌 2012-02-25

このところ、吹いてくる風のなかに変化を感じる。

日本の秋風のように、ときおりだが風のなかに少しきりっとした感触を覚えるときがある。

バリの風ほど気持ちの良いものはなく、この風を楽しむためにバリに住んでいる。

暑さで仕事をする気がおきないとき、読書の集中力に欠けるとき、好きな音楽に心がはいっていかないとき、そんなときは高台の風を浴びる。

吹き抜ける風にあたるだけで気持ちが引き締まり、一挙に集中力がたかまる。

古今の聖人たちが山中や海岸あるいは川岸、草原の木の下でで瞑想したのも肯ける。

山中といえばアッシジの聖フランチェスカ、空海が明星が身に入る体験をした土佐の海岸の洞窟、隅田川沿いに庵を構えた芭蕉、菩提樹の下で悟った釈迦、いずれも風の吹き抜ける気持ちのよい場所に違いない。

男同士で手をつなぐ 2012-03-20 

いつも思わず笑ってしまう(微笑んでしまう)のだが、ビラのスタッフたちは実に仲がよくて、勤務中でも男同士で手をつないだり、肩を組み合って歩いている。男女のスタッフでも特に恋人でもなさそうだが肩を組み合ってあるいている。まあ、特に深い意味は無いのはすぐにわかる。日本で幼稚園の子供たちが手をつないであるいているのとそう変わらないのだろう。

わたしの目に、(あるいは旅行者の目にもやはりおかしく映るらしく、ブログにもそうした記事は散見される。)そう映るのはきっと西洋文化の影響でそう思うだけで、この地ではごく普通に親しさを表現しているだけなのだが。

雨どい 2012-06-24

ある日のご近所との何気ないバリの話。

「そういえばバリの雨どいといって変だよね。地面にまで雨水を導かなくって屋根からいきなり地面に向かって水を吐きだしている」

「そうそう、あの猛烈な雨水を地面を歩く人がくらったら傘なんて吹っ飛んでしまうくらいの勢いだもんね」

雨季の雨は時にものすごい。その雨水を屋根から竹などで導いて、一点で地面に落とすのでその水は滝のように落ちる。2階建の屋根から落とすときはそれはそれはすざましいものになる。

バリのお米 2012-10-23 

バリではお米に苦労する。日本で特別高い米でなくても普通に美味いが、バリでは普通に美味い米が手に入らない。日本米と称する「国宝」とかカルホルニア米などをバリでは高いと思う価格で買ってみても一向に美味くない。バリのもち米をいれると美味いと言われて試みたがもっちり感は出ても米の美味さがなければどうしようもない。

そのために我が家ではコメ離れが進んでいたのだが、一昨日にあるところでお米を頂いた。タバナンの一毛作の米で、参考に価格を聞くといつも買うバリの最上級米よりはるかに安い。

自宅でその米だけを炊飯してみると驚くほど米の美味さがある。石などがまじっていたり、米が割れていたりするが、石は米をとぐときに丁寧に取り去る。割れているのは見た目だけで実害はない。この味なら米を喰おうと言う気になる。

そこでようやくこの米の美味さが一毛作で作っているということに結びついた。やはり一毛作の米は見た目は同じでも二毛作,三毛作の米よりも美味いのだ、そしてそれは一年分の栄養をしっかりと吸収しているからだと再認識した。コシヒカリとかササニシキとブランド米が旨いのは知っているが、ブランドでなくてもしっかり手をかけ、大地の栄養を吸収できれば美味いという、ごく当たり前のことに気がつく。

駐車料金を払う 2012-11-27

今日はビラが停電でwifiが使えないのでJCOというドーナツショップに出かけた。一仕事して帰る時に駐車料金を払う。20円~50円程度をチケットと引き換えに支払う。これはバリの共通の商習慣で、大手のスーパン―からローカルのバビグリン屋まで駐車料金をとる。これは日本の習慣と違うので当初は軽いカルチャーショックとなる。(流石に和食レストランはとらないし、カルフールやビーチウォークなどの大型店も取らない。ハーディーズやハイパーマートなど中華系のスーパーは駐車料金をとるところが多い)

せめて食事をしたり買い物をしたりする客からは駐車料金を取らないで欲しいのだが、これもレシートなどのチェック方法が難しいのかもしれない。

扇風機が動かないときは電圧低下を疑う 2012-12-22

バリの電圧は公称220ボルトだが実際はかなり低下することが多い。そのために強さや回転を操作するパネルのコンピュータ制御機能が作動せず扇風機が全く動かないことがたびたびある。当初は何かの故障かと電気屋に持っていったところコンセントに差し込んだら動き始めたのでようやく我が滞在ビラの電圧が足りないことに気がついた。この問題の扇風機も電圧安定器を通してつなぐと問題なく動き出した。

対策として制御パネルのついていないシンプルな扇風機を1500円程度で2台買ったところ、あいかわらずの電圧低下だが何の問題もなく動いている。ちなみにパソコンや冷蔵庫、その他のものは電圧低下にもかかわらず問題なく動作している。電気製品で不具合が起きたら電圧低下を疑ってみるとよいかも。

メパンティガン 2012-10-02

この車、不思議な装飾を施している。竹の編み物を使ったデコレーションでバンパーからドア、荷台を覆う。一体これはなんだ。バリの椅子にこのように編んでこしらえたものがあるので、こんなふうな家具を作っているショップの宣伝用デコレーションかと考えたが全くのはずれだった。

車のフロントガラスに書かれたmepantigan baliを手がかりにネット検索してみるとメパンティガン=バリの伝統武術を取り入れたエキサイティングな創作舞踊劇と説明されている。

泥の中で行う格闘技風舞踏で、この車はその主催団体の車だという事が判明した。又一つバリの楽しみが増えそうだ。

初めての道 2012-10-11 

バリ生活も4年目ともなると買い物や学校に行くときにはほぼ同じ道を通るので見慣れた風景しか目に映ってこなくなる。タンブリンガン通りなどはハイアットホテルあたりまで、通りの左右の店を脳裏に浮かべることができる。バイパス通りもシンパンシュールのあたりまではほぼ頭に入っている。

このところ車があるので新しい道を通ることが多い。最近よく足を運ぶのはハントア通りから横に入る小さな通りで左右の畑や園芸店を眺めながら走るのは楽しい。つれあいのバースデイのために蘭を二鉢買った。ありふれた蘭だが800円とバリならではの値段で安い。

田んぼの真ん中にブロック作りの安っぽい緑や黄色で塗った建物がいくつかあり、ドライバーが「カフェ」だと教えてくれる。ビール一本300円でウェイトレスが一人ついてくれ、カラオケやディスコダンスなどを楽しむそうな。

道沿いに建材店や家具製作の工房が多いことにも気がつく。厚さ15mmのベニヤの合板が1600円程度で金属製の取っ手は40円などといつも行くACEに比べてかなり安い。

ゆっくり歩く 2013-11-14

昨日、廊下に置いてあるプロパンガスの異臭がただならぬ。急いでレセプションに連絡すると「ok ok」との返事で待つこと10分、スタッフはまだ来ない。再度連絡しても「ok ok」。そのうちガス警報ベルが二つもなりだした。テラスからスタッフが来るかどうか見ていると100メートル先のあたりから普段ののんびりした足取りで歩いてくるのが見えた。「急いでくれ」と大声で叫んでも相変わらずゆっくりと歩いて来る。ようやくプロパンガスの前まで来たときは連絡を入れてから既に15分を過ぎている。

ガス漏れなどバリでは日常茶飯事で事故のうちに入っていないのかも知れないが近くでタバコでも吸ったらちょっとまづい。見ているとガスの上蓋の抑えが極めて不安定でちゃちな木の枝のばねを利用して再び抑えようとする。さすがにあきれて注意すると金具を買えと言う。買うのは問題ないが、それにしてもガス漏れに対する認識が極めて甘くないか。それ以上に緊急時にもまったく急がないスタッフにあきれ返る。

バリに滞在して5年になるがバリ人が走っているのをいままで見たことがない。(ジョギングは別です)ゆっくり歩くのが文化らしいと理屈ではわかっているのだが緊急時でもそうなのか。釈然としない。

ホットは熱いと同時に辛い意味をもつ

ラーメンに限った事ではなく、ここバリでも熱い、冷たいのメリハリの効いたものが喰いたいというのが本音です。バリも含めて日本以外では小龍包やチーズホンデューなどの例外は別として熱々という言葉にマイナスの価値しか持ちません。ちょっと冷めたようなラーメンやごはん(ナシ)でも平気で出しますし、大好きな魚スープも冷まして出てきます。焼き鳥(サテ)や御飯など冷めているのが普通で、ふうふういいながらすすり喰う食文化が懐かしくなります。

鮎の塩焼きを台所で七輪で焼いて女中が廊下を走って主人の膳に出す話を思い出しますが、日本でもこんな話は既に通じなくなってきています。(”女中”が使われていた時代ですから相当の昔です)我が家の5歳の娘などは熱いものを食べませんので子供の味覚が本来正しく、熱いものをふうふう吹きながら、すすりながら食べるというのは世界的にみれば異常なことだと分かります。

ホットは熱いと同時に辛い意味をもつが日本では熱いは辛いという意味を持ちません。でも味覚的にはふたつは共通点をもつことが知られています。トウガラシを食べると、口の中のTRPV1という43℃以上の熱や酸の反応する受容体がカプサイシンに反応し、熱い、痛いと感じるそうです。そして熱い痛いと感じるとエンドルフィンが放出され、食欲も増すと言う図式になっているようです。

こう考えると私の両親を含めてかつての日本人は世界的にも珍しい辛みをとらない食文化の代わりに代用として熱々の食べ物やお茶をすするという、これまた世界的にはマナー違反の、しかし火傷をしないように工夫された高度な食べ方を好んだということになります。2013-12-09

そこはかとバリ2013-12-01

この観光バスのネーミングが前から気になっていた。ベートーベン第九交響曲をそのままdie 9とは恐れ入りました。

空き缶でクリスマスツリー こんなのもバリならでは

喰って寝てサーフィン ジュリアロバーツの映画題名からのものか。

浄水器 2013-11-18

浄水器を導入したことを記した。その後よく働いてくれたが、ついに大修理が必要になった。派遣されてきたスタッフはポンプと半透膜がやられているという。ポンプ交換に7000円、半透膜交換に4000円かかるが、飲み水に料理に風呂上りにと使い26か月間働いたのでまあしょうがないか。

浄水器を導入せずにミネラル水を購入したとすると 

ガロン160円*ひと月12ガロン*26月=約5万円

浄水器にかかった費用

初期投資 2万円 毎月フィルター取り替え 600円*26=1.5万円で計3.5万円

半透膜浄水器を導入して26か月で1.5万円のコスト低減になったことになるが、それ以上にミネラル分の少ない水が得られることの方が効果が大きい。

さて、再びどの程度もってくれるやら。

バリの竹の節目が長い 2013-11-14

ふと気がついた。バリの竹の節目が長い。手前のものなど優に1メートルはある。南国のせいだろう。

電力のプルサ・システム 2014-05-02

携帯電話が料金前払いシステムでプルサと呼ばれる。これは勿論知っていたが電力までプルサシステムがあるとは知らなかった。2年ほど前から導入されているようで電力メータに番号を入力するキーがついていてコンビニなどで金を払うとレシートに手書きで番号を書いてくれる。その12ケタをキーに入力すると電力が使える。目の前で試してもらったら番号入力完了と同時に電気がついた。

基本料が不要なのが利点かもしれない。 

 


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