場所は昔住んだことがある社宅風の家。夜空に巨大な戦闘機が赤や緑の光を放ちながら金属音を響かせて次々と飛来し、空を覆い尽くさんばかりになってくる。そのうちに巨大な軍用ヘリコプターも飛んでくる。それらの一群が家の周りに次つぎと降り立つ。ヘリコプターの回転翼の音が聞こえるほどの臨場感がある。
あたりはびっしりと禍々しいこれらのおそらく軍用機に取り囲まれている。しかしどことなく地球外からやってきた気配も感じられる。住んでいる家が攻撃目標になっているかどうかはわからない。進退窮まった頃に目が覚めた。
夢はすぐに書き留めておかないと忘れると言う。そのとおりで、朝ご飯をとったらもう既に忘却のかなたになる。そうなるといくら思い出そうとしても、インデックスのなくなったデータベースと同じで、2度と思い出せないものがほとんどだ。その意味で、このおかしな夢は例外中の例外で、なにか関連のある記事などを読むと思い出すことになる。今回は次の記事を読んで、思い出すことになった。
火星の隕石やはり生命痕、NASAが新証拠
12月1日11時51分配信 読売新聞
【ワシントン=山田哲朗】13年前、火星に生命が存在したかどうかの論争に火をつけた隕石(いんせき)には、やはり生命の痕跡があるとする新証拠を米航空宇宙局(NASA)が30日、発表した。
NASAジョンソン宇宙センターの研究チームが、最新の電子顕微鏡で隕石に含まれる磁鉄鉱の結晶を分析し直した結果、熱や衝撃で生成されたものではなく、ある種の細菌が体内で作り出したと考える方が妥当と判断した。研究チームは「生物由来説の正しさが強まった」と自信を深めている。だが懐疑派は、今回も「これだけでは証拠不足」と反論している。
ALH84001と名づけられた隕石は、1600万年前に火星から飛び出し、1万3000年前に南極に落下。1984年に米調査隊が拾い、NASAが96年に「微生物の痕跡が残っている」と大々的に発表した。