2015年9月3日付のイギリス「Express」紙
ミチオ・カク(加來道雄)教授
メリーランド大学での実験で、原子が実験室から他の実験室へテレポートする様子の撮影に成功している。
10年以内に、分子レベルでのテレポートが可能になるであろう。
オーストリアのウィーンで、ドナウ川を挟んだ500メートルの離れた場所へ、光をテレポートさせることに成功しているという。
量子レベルから分子レベルへ、そしてさらに大きな物体をテレポートさせていくこと、物質ではなく生物もテレポートできるようになるであろうということは、単なる技術的な問題であり、時間が解決できる問題。
レスター大学の学生の計算によれば、転送にかかる時間は数穣(10の24乗)年かかるという。
1998年にカリフォルニア工科大学で、初めて光子のテレポート実験が成功した時の距離は1メートルにも満たないものであった。
「1兆ワットのレーザー光線を上空に打ち込むことで、降雨や稲妻を発生させることができます」
「60年代のベトナム戦争中でさえ、CIAはこの技術を使ってベトコン相手にモンスーンを引き起こしていましたよ。政府はずっと……」
超ひも理論の登場によって、全ての現象が1インチ程度の方程式で表現できる可能性が出てきました。この方程式は、全ての自然的力を結合する統一理論であり、神の御心を読むための鍵であることが分かりました」
『神は数学者である』
生命は方程式の中にいるだけでなく、方程式そのものなのです」(シャーフ教授)
「宇宙はビッグバンで生まれました。そして、ビッグバンは決して避けることのできない物理法則の結果として起こったのです」(ホーキング博士)
「重力のような法則があるため、宇宙は自らを無から創造することができますし、これからもするでしょう。この自発的な創造こそ、何も無いのではなく、何かがあることの理由であり、宇宙が存在する理由であり、我々が存在する理由なのです」
「宇宙の誕生に神は要りません。宇宙は自らを生み出すことが可能なのです」
宇宙観は古代ギリシアの「新プラトン主義」から続く歴史あるもので、17世紀オランダの哲学者バールーフ・デ・スピノザが「汎神論(pantheism)」
スピノザのいう神は「神即自然(自然こそが神)」
スピノザ主著『エチカ』の副題「幾何学的秩序に従って論証された」
1979年ノーベル物理学賞受賞したスティーヴン・ワインバーグ
「量子デコヒーレンス」(quantum decoherence)
量子力学 2つの状態が同時に共存している「重ね合わせ状態」 量子デコヒーレンスはこの重ね合わせ状態が何らかの外部的要因で損なわれてしまう場合、“現実”世界の量子が持つ波動性が弱まるため、相対的にパラレルワールド側からの干渉が一瞬であれ強まってくる。パラレルワールドを垣間見るデジャヴ体験。