所蔵する2000年頃の銭谷嘉康氏の作品です。生命の根源から眺めた光景を描くとこんな絵になるのではないか。
(作品の後にわたしの受けた印象を付記してみました。絵の題名ではありません)
作品1 見るものに一切の迎合を拒絶し、人工的な技巧を排除した一連の作品は見続けるものに深い光景を見せてくれる。
あえて表現すれば自然の炎に委ねた古陶器の肌合いに近い。
作品2 空に至る直前の始原のマグマの光景を覗きこむとこんな絵になるかと。
作品3 明るい正方形のブルーは宇宙の晴れ渡りの一瞬にも見える
作品4 超新星の爆発後に生まれた金属の誕生を思わせる エントロピーの法則に反した宇宙の進化の象徴か
作品5 生命の誕生 アダムとイブ エントロピーの縮小・・・
作品6 祈りの始原を表すモニュメント モノリス (2001年宇宙の旅)を連想してしまう
作品7 聖なるものは薄暗い馬小屋で生まれる
銭谷嘉康氏のサイン