ケンケンとゆかいな仲間たち

スタッフの日記です

北温泉に行ってキターー!

2009-08-31 20:48:01 | Weblog
埼玉県羽生市にある、木村歯科医院の歯科医師 篠崎です。

お盆休暇報告でございます。
例年、お盆休みにはアルプス方面へ登山に行っておりましたが、今年はどうにも気分が盛り上がってきません。
「高速道路のETC割引でどこへ行っても混雑なんだろうなぁ・・・」
そこで、Uターンラッシュの裏をかくように東北方面への温泉旅行を企図した次第。

那須高原の秘湯「北温泉」に行ってまいりました。
北温泉は那須高原の高原有料道路を分け入った奥地にある温泉です。
北温泉旅館は古くからの湯治宿で、建物は江戸時代から増築に増築を重ねた「レトロ」が裸足で逃げ出すような古式蒼然たる建物に宿泊できます。
秘湯紹介の書籍で知ってはいましたが、インターネットでこの温泉の評判を調べると賛否が全く分かれており、一抹の不安を感じてはおりました。
「せっかくの休暇をハズしたくはないしなぁ。手白澤温泉や栃尾又温泉の宝巌堂なら間違いないし・・・」とはいうものの、人気の宿に連休中に予約の取れるはずもなく、意を決して北温泉をチョイスしたのです。
まぁ、わたしは大満足でございましたよ!
たしかに近郊のスーパー銭湯やスタイリッシュな温泉宿を期待していくと、とんでもなくスキだらけの設備・サービスでしょうが、それを北温泉に求めるのはそもそもお門違いというもの。
この時代にあって、「いにしえの湯治宿とは、かくなるものか。貴重な文化を遺してくれてありがとう」と感慨を覚えたほどです。
ただ、この宿をほめている方々にも「食事は・・・」の感想を多く見かけたので、せっかく自炊設備はあるし、そもそも安上がりだし と素泊まり自炊にいたしました。

部屋は高さが1間ちょっと(2メートルぐらい)で7畳半。
しかも1畳のサイズは「団地サイズでももう少しあるだろう」ってぐらいの小振りのもの。
しかも床がちょいと傾斜してるし。



でもそこが古びていて良い!
この階段の雰囲気も最高でしょ!◯ィズニーランドのなんちゃってギミックではない、江戸村のフィクションでもない正真正銘の年代物の風格です。



床はギシギシいうわ、羽目板の隙き間からは下の階が見えるし・・・、でも最高!
こちらは、自炊コーナーで超厚切りステーキをウヒヒと調理中。




そして肝心の温泉、内湯・露天が5つ(そのうち女性専用が一つ)もあるのでそれぞれをとっかえひっかえ。
なかでも名物はこちらの温泉プール!



浮き輪があるので、浮き輪にもたれかかって防水仕様のiPodを聴きながら3~4時間もプカプカと気ままな湯浴みです。



夜は満天の星を眺めつつ露天風呂に。
圧巻は内湯の天狗風呂でした。
なんとこちらは縄のれん一枚で通路から丸見え・・・!



でも、お茶をすすってくつろいでは「ちょっとひと風呂浴びてくっかぁ」の気安さがたまりません。
そう、これが我が国古来の正統なるスパリゾートなんです。