埼玉県羽生市にある木村歯科医院の田中ゅです。
今日は、部分入れ歯を口腔内に維持するため重要なバネ(=クラスプ)を作りました。ワイヤーを一つ一つ曲げ、歯に合わせなくてはなりません。私はこの作業が大好きです。 ・ ・ ・ ・ ・ 嘘です。
すこし前になりますが、マイブームがワイヤー工作でした。アルミ製のワイヤーでフォトスタンドや調味料容器入れを作ったり、丸いプラ鉢にワイヤーカバーを付け吊り下げ用にしたり等、楽しいですよ。アルミは素直。されるがまま。まったく逆らわない。手でも楽々曲がります。 と こ ろ がぁぁ 、クラスプはコバルトクロム合金線。ほんと頑固。扱いにくいったら。硬いし、弾性に優れているし、耐食・耐熱性にも優れちゃって、まるで歯科用?! ( はッ!! そうか、歯科用なんだ。だから ・・・) え~まあ考えてみますと、なかなかシンのある、一本筋の通った( 「ワイヤーだけに」(爆笑) )しっかりものです。本来の特性が十分発揮できるよう、心して屈曲したいと思います。
「コバルト」と聞くと、昔読んだ推理小説『コバルトブルー殺人事件』を思い出します。誰だったかな?赤川次郎?西村京太郎?それとも・・・ 確か、美しいコバルトブルーの海で次々殺人がーという意表をついた物語でした。