ふたりdeぶろぐ
多種多様な趣味を持つふたりのブログ~絵本、プロレス、切手、音楽など~
 



おふろばをそらいろにぬりたいな

岩波書店

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【タイトル】「おふろばをそらいろにぬりたいな」 
【出版社】岩波書店
【作】ルース・クラウス【絵】モーリス・センダック【訳】大岡信
【定価】819円 発売中
【ストーリー】男の子は考えます。おふろばをそらいろにぬりたいな。父さんはそんなことしちゃいけないと言うけれど、前にゆりいすをそらいろにぬったことがあるよ、きれいだったよとっても・・・男の子は台所や遊び場をいろいろな色にぬりたいと考えます・・・。
【感想】絵本「はなをくんくん」(福音館書店)などで知られるルース・クラウスという女性作家の作品。子どもの思いを詩情あふれる文で表現していて、その文にモーリス・センダックの絵が加わり、読み手を夢の世界に導いてくれる。まさに一級品。
センダックの絵は、「月夜のこどもたち」の頃の作風で、個人的には一番のお気に入り。素晴らしい絵だなあとつくづく感心。

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カメルーンの切手ってあまり持っていないのですが。
これは三角切手です。

多色使いはしていませんが、葉の細かい線などが描かれていて
じっと見る楽しさのある切手です。

右上は「イポモエア」というヒルガオ科の花。
左下は「プルメリア」という、タヒチやハワイでレイに用いられていることで有名な花です。

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くものすおやぶん とりものちょう

福音館書店

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【タイトル】「くものすおやぶんとりものちょう」 
【出版社】福音館書店
【文・絵】秋山あゆ子
【定価】840円 発売中
【ストーリー】春爛漫の虫の町。くものすおやぶんこと、おにぐものあみぞうは、今日もはえとりのぴょんきちを連れて、町の見回りをしていました。お菓子の店「ありがたや」の前を通りかかると、店の者たちが親分に駆け寄ります。「たいへんです、ぬすっとから手紙が来ています」「なにっ」。手紙には「今夜、蔵の中のお菓子をちょうだいする。かくればね」と書かれていました。その夜、親分とぴょんきちはありがたやでぬすっとを待ちます・・・。
【感想】非常に珍しい時代劇風の子ども向け絵本。最近発表された絵本の中では、ずば抜けて優れた絵本だと思っている。
時代劇アレンジでありながら、絵本のツボははずしていない。要所要所で子どもが楽しめる仕掛けがある。たとえばぬすっとのかくればねを探す楽しみとか。さらに時代劇のテンポのいいところは大いに採用していて、すごく楽しい。絵も細かく、見開き2ページでいろいろな発見もある。
さらに面白いのは文。時代劇っぽくて子どもに気に入りそうなセリフを採用。これは子どもたち、意味がわからなくてもマネしそう。
この作品、2007年3月号のこどものともで続編「くものすおやぶん しばいごやへん」が発表されることになっている。
【備考】こどものとも563号(2003年2月)


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しょうがパンぼうや

ほるぷ出版

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【タイトル】「しょうがパンぼうや」 
【出版社】ほるぷ出版
【作・絵】ポール・ガルドン【訳】ただひろみ
【定価】1,575円 発売中
【ストーリー】むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが2人で暮らしていました。2人には子どもがいませんでした。あるひおばあさんはしょうがパンを焼いていましたが、しょうがパンでぼうやをつくってみようと思いつき、男の子の形にして、そのしょうがパンを焼き始めました。そのうちしょうがパンぼうやは、体中が茶色に焼け、熱くてたまらなくなり、逃げだしました。おじいさんとおばあさんはしょうがパンぼうやを追いかけますが、逃げるしょうがパンぼうやに追いつくことができません。しょうがパンぼうやは言います。「つかまえてごらん、できるなら!つかまったりするものか!」・・・。
【感想】「おだんごぱん」と話はほぼ同じ。この話って福音館の「おだんごぱん」やマーシャ・ブラウンの「パンはころころ」(冨山房)などあるけど、元々はロシア民話らしい。その国によって、おだんごになったりパンになったりするんだろう。とりあえず、かなりのカバーバージョンもしくは類似品が多数存在するようだ。
この絵本の場合、パンがころころ転がるのではなく、表紙のように走って逃げていく。ここが「おだんごぱん」と違い、ちょっと読んでてワクワクするところ。あと、最後にキツネと遭遇する場面は、各作品違うと思うが、この作品に限れば、最後まで展開がハラハラしてしまう。それもこれも、しょうがパンが人の姿をしているからかもしれない。
この絵本、ほるぷ出版から2005年、久々に重版された。

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トマトさん

福音館書店

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【タイトル】「トマトさん」 
【出版社】福音館書店
【文・絵】田中清代
【定価】840円
【ストーリー】ある夏の昼下がり、真っ赤に熟れたトマトさんが、木からどったと落ちました。太陽が照り付けて暑くてたまりません。トマトさんが耳をすますと、ころころぽっちゃん、と涼しそうな音がします。ミニトマトたちが暑くてたまらないと、小川へぽっちゃんと飛び込んでいきます。トマトさんは涙をこぼし始めました。暑くて泳ぎたいけど、体が重くて動けないのです・・・。
【感想】表紙のトマトさんの顔・・・。こんなインパクトのある表紙、なかなかお目にかかれない。最近こどものとも傑作集として発売されるようになって、書店でよくこの表紙を目にするけど、知らない人でも立ち止まるな、これは。。。
「みつこととかげ」の田中清代さんの作品。内容的にはとかげたちも出てきて、「みつこととかげ」のサイドストーリー?と思わせる感じになっている。そういえば「みつこととかげ」にもトマトさんぽいのが登場してたっけ。
絵本としてはとてもシンプルな話だし子どもたちも気に入るのでは?・・・トマトさんの絵(顔)も含めて。
【備考】こどものとも年中向き(2002年7月)


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アイスクリーム―かんながかんなをつくったはなし

岩波書店

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【タイトル】「アイスクリーム―かんながかんなをつくったはなし」 
【出版社】岩波書店
【作】サムイル・マルシャーク【絵】レーベデフ【訳】うちだりさこ
【定価】品切・重版未定(最近まで882円で発売)
【ストーリー】通りをおじいさんが箱車を押しながら、「天下一品、上等舶来、いちごのアイスクリーム」と、町中に響き渡るように声をあげています。こどもたちは箱車をおいかけます。そこへ、ふとっちょで汗びっしょりのおじさんが、アイスクリームをおくれと叫びます。ふとっちょは食べたアイスクリームでは物足りず、もっと要求してアイスクリームをどんどん食べていきます。するとふとっちょの首は真っ青、鼻からつららがぶらさがってきました・・・。
【感想】戯曲「森は生きている」や絵本「しずかなおはなし」(福音館書店)でも知られるソビエトのサムイル・マルシャークの作品。この絵本にはタイトルの2つの話が収録されていて、特に「アイスクリーム」のほうはなかなかシュールな話で、結末が「おっ・・・」と思ってしまう。なにかの風刺なのか?と考えてしまうが、面白い作品だと思う。
ストーリーもさることながら、絵の素晴らしさがこの絵本の特徴だと思う。今見ても優れたデザイン性あふれる絵で、一言でいうと、「おしゃれ」。この絵本が発表されたのが1925年らしく、今から80年以上も前!・・・おそるべし、ソビエト児童文学。。。

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おばけかぞくのいちにち さくぴーとたろぽうのおはなし こどものとも傑作集

福音館書店

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【タイトル】「おばけかぞくのいちにち」 
【出版社】福音館書店
【文・絵】西平あかね
【定価】840円 
【ストーリー】よる、さきちゃんとたろうがなかなか寝ないとき、お母さんは「おばけのじかんよ」と言って寝させようとします。お母さんはおばけのこどもたちは今頃保育園にいくことや、おとうさんおばけ・おかあさんおばけの仕事の話をしてくれます。こどもたちがそんな話を聞きながら眠りにつくころ、おばけかぞくの一日が始まります。おとうさんおばけは、こどものおばけのさくぴーとたろぽうを、保育園に送っていきます・・・。
【感想】なかなかよくできた絵本だと思う。人間のこどもたちの一日と対比させながら、おばけの一日を描いている。対比させながら中盤に一度だけ、人間のこどもとおばけのこどもが遭遇するところがあるが、そこからあえて話を展開させないところがいい。おばけと人間がいっしょになって展開する話はもちろん作れると思うが、おばけはあくまで子どもが想像するものとして描いていて、マンガチックにはさせず、子どもに安心して読ませられる絵本として完成しているような気がする。
ただし、絵は子どもにおばけというものを怖がらせないように、面白かわいく描かれていて、これだと安心して子どもに与えられる。
このおばけのさくぴーとたろぽうの話は既に続編が2つ発表されていて、人気シリーズ化している。
【備考】こどものとも年中向き(2003年8月号)


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ニュー・スーパーマリオブラザーズ

任天堂

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以前オシオシさんから「おもしろいソフトがあったら教えてくだいね」というコメントをいただいていたのですが、”脳トレ”以外持っていなかったので教えることができませんでした
しかしソフトが1本だけだとさすがに飽きてしまうので、新しいものを購入することにしました。
そこで選んだのが、この『ニュー・スーパーマリオブラザーズ』です

操作方法などが小学生のときに必死にやっていたものと変わらないので
難しくなくてよかったです。
本編(?)もかなりおもしろいのですが、今は「ミニゲーム」に夢中です。
単純なゲームが何種類も入っているのですが、単純なだけに得点が低いと
「もう1回!」ってなってしまって。
これがハイスコアを旦那様に抜かれたりすると、もうなわけです。
逆に私が記録を出すと旦那様が「ムムっ」と始めます。
最近はこのハイスコアをどちらが持っているかで、いたぶり合っています。

おススメですよ~


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これはクリスマス切手の中の1枚らしいのですが。(季節外れですみません)

たくさんの女性とたくさんの男性がダンスをしている様子です。
同じ人ばかりというところにインパクトを感じます。

それにしても男性のポーズがおもしろい



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みつけたぞぼくのにじ

岩波書店

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【タイトル】「みつけたぞぼくのにじ」 
【出版社】岩波書店
【作・絵】ドン・フリーマン【訳】丸岡信
【定価】品切・重版未定(最近まで840円で発売)
【ストーリー】男の子は外に虹が出ているのを見ました。そこでおもてへ飛び出し、走って虹をおいかけました。でも追いついたつもりなのに、なかなか捕まえられません。男の子は、今度はそっと近づいてやろうと思いました。すると虹が現れ、男の子と遊び始めます・・・。
【感想】「くまのコールテンくん」のドン・フリーマンが作った夢のある絵本。虹が出たとき、誰しもうれしくなって、できれば近くへ行って触ってみたい、という気持ちになるけど、実際に近づくことはまさに夢。絵本ってそういう夢を叶えてくれる素晴らしいものだと感じることができる。
ドン・フリーマンの絵はレトロ感があって味わい深く、色使いも素晴らしい。今回はバックに暗い色を使っているが、それが虹を強調させることに成功しているように思う。
・・・そういえば最近虹を見てない気がする。キレイな虹を久しぶりに見たい、そんな気分になった。

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ティピーの中で焚かれる火は“聖なる火”とされているそうで、点火式では「舞錐式発火法」を用いて、自分で起こした“聖なる火”を点火しました。
「舞錐式発火法」とは、横木の両端と心棒のてっぺんに紐をつけ、横木を上下運動させると心棒が回転します。ヨーヨーのような原理です。それを綿のようなものを置いた板の上で回転させて摩擦で火種を作るのです。
これにはみなさんが苦戦していました。
しかし私には根拠のない自信がありました。
そして先生が手伝ってくれたこともあり、目論見どうり早々に火を起こすことに成功しました
繊細な作業より野生的なことのほうが向いているのか。。。


起こした火をキャンドルにうつしティピーの中へ
こうして”聖なる火”を灯すと、不器用に作られた自分の作品でも綺麗に見えたので嬉しかったです。
お友達の作ったティピー(ユニコーンの)にはヴィンテージレースとパール色のボタンが施され、さすがのセンスが光っていました。火を灯すとレースの模様が浮き出てステキでした。



徐々に火を灯したティピーが増え、辺りも暗くなってくると、そこには幻想的な世界が広がっていました。







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お友達に誘っていただきティピーツリーなるものを作るイベントに参加してきました。
2日間にわたり行われたそのイベントは、初日に作成し次の日の夜、点火式を行うというものでした。
“ティピー”とは北米の移住インディアンが住居として使用していた移動式テントのことです。
私たちが作ったのは、そんなに大きなものではなく、高さ50センチほどのものです。

事前にどのようなものにするかイメージをしていきました。
麻紐を緑色のペンで塗り、蔦のように巻きつけて、手でちぎった和紙を花に見立てて付けよう、と。
ところが、この麻紐を両面テープで付ける作業に思いのほか手こずり、タイムリミットが迫ってきてしまいました。
周りをみると、お友達も含めみなさん綺麗にセロファンや薄紙、ペンなどで色とりどりのティピーを作っている。
私のだけが緑の蔦しかない状態で、綺麗だなんてお世辞にも言えないような粗末なもの。
小心者の私はかなりアセって心臓がトクトク言っていました

なんとか蔦を付ける作業を終え、もう和紙で花を作る時間もないと思い、持参していた水彩絵の具で花を描くことにしました。
(その節は、お友達に水を汲んできてもらったり、他のことをしてもらったりとお世話になりました

それでなんとか完成したのがこちらです。


花を描くと少しは見れるようなものが出来ました。ホっ


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トイレとっきゅう

福音館書店

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【タイトル】「トイレとっきゅう」 
【出版社】福音館書店
【文・絵】織茂恭子
【定価】840円 限定発売中
【ストーリー】男の子は朝起きてトイレに行こうとしたら、家のトイレが遠足にいくために出かけてしまいました。おしっこが漏れそうなのでトイレに出て行かれては困ります。男の子はトイレの後をおいかけますが、トイレは電車に乗って遠足に行ってしまいました。男の子はおしっこが我慢できなくなりますが・・・。
【感想】面白い!ストーリーは単純で奇想天外、トイレをおいかけ電車に乗って追いかけていくという、ありえないところが素晴らしい。絵も見やすいし、隣にいるネコもよく見ると、全ページかわいらしい。この絵本、小さい子たちに人気があったんじゃないかな?そのためか、この作品はこどものともセレクションとして限定ハード化された。
とにかく、おしっこ漏らさなくてよかった。。。
【備考】こどものとも554号(2002年5月)


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真ブルー(こんな言葉ないか。。。)がとても目を惹きます。
タブの模様もステキ


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ちいさなとりよ

岩波書店

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【タイトル】「ちいさなとりよ」 
【出版社】岩波書店
【作】マーガレット・ワイズ・ブラウン【絵】レミー・シャーリップ【訳】与田準一
【定価】品切・重版未定(最近まで840円で発売)
【ストーリー】子どもたちは遊んでいるとき、死んでいる鳥を見つけました。鳥はまだ温かかったので心臓の音を聞こうと思いましたが、既に止まっているようでした。だんだん体が硬くなっていく鳥を、子どもたちはかわいそうだと思いました。子どもたちは森の中にお墓を掘って埋めてあげようと考えました。こどもたちは穴を掘り始めます・・・。
【感想】作者のマーガレット・ワイズ・ブラウンは詩情あふれる作品を多く創りあげているが、この作品は動物の命の尊さと、子どもたちに伝えたいことを描いている。子どものときに動物や虫、植物に至るまで命というものがあると教えられるが、この1冊の絵本はそれらをすべて教えてくれる。
この絵本では鳥の死に直面した子どもたちが、お墓を作ってあげ、お花を供えているが、それは大人がやっていることを見様見真似で行っていることがわかる。その行動うんぬんよりも、かわいそうな鳥にそうしてあげたい、と考えることが重要で、その気持ちは大人になっても決して変わることではない。そういうことをブラウンは言いたいのだと思う。
この絵本、真面目なテーマだが、シャーリップの絵の明るさも手伝って、さほど読んで重たく感じることはない。ぜひ子どもに読んであげて、何かを感じてほしいと思う。

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