Versteck von Snufukin

日常生活の色んなことに対して文句を言ったり言わなかったりするブログ。

speed

2006-09-10 03:10:28 | F1
工場長、おはようございまーす(挨拶)

kenのソロデビューシングルではない
ましてや解散したアイドルユニットではない

速度の話

地上最速を競う

F1


思えば
F1との出会いは
まだまだ幼き頃


幼稚園児の将来の夢は
F1レーサーだった


理由は
『速いから』
ただそれだけ

ろくに見たこともなかったくせに

アイルトン・セナに憧れていた


そのセナが事故で死んだ



妙な恐怖感を覚え
F1レーサーは将来の夢リストから消えた







時は流れて十余年



教習所の待合室

幼稚園児は青年になり
乗車待ちしていた彼は
待合室のテレビが映す
F1オーストラリアGPに釘付けだった


そして初乗車



緊張の面持ちでステアリングを握る


コースを周回する

カーブにさしかかる








「ちょっと!なんでもっとスピード落とさないの?」




え?
はい
ごめんなさい




仕方なくブレーキを踏む




ステアリングを左に切って


カーブを半分くらい過ぎたあたりで
アクセルを踏みなおす





「ちょっと!なんでそこでアクセル踏むの?」




え?だって
ここで踏まないと抜かれるじゃん?

え?
惰性で曲がる?
惰性は良くないよぉ



そして二周目


再び問題のコーナー



また怒られるのも嫌だから
カーブ手前でブレーキを踏む


そしてステアリングを左に切る




「ちょっと!なんでもっと丁寧に内側を曲がらないの?」




え?
カーブはアウト→イン→アウト
が基本でしょ?
内側を丁寧にって
外から抜かれたらどうすんの?
レコードラインはきっちり乗らないと





とかなんとかで
ブラウン管の向こう側と
現実との違いを思い知った一日だった

そんなことをF1の予選を見てたら
思い出した


ある意味
俺に一番初めに走り方を教えてくれた男が
また一人いなくなるかもしれない

最後になるのかもしれないのに
見ごたえのある予選だった
やっぱりミハイルは熱い


伝説の行方はいずこへ